11030719 私はプロレスをかなり好きな方だと思います。ただし、このごろはさすが会場にはいきません。
 前には、毎日東スポを買っていました。ただただプロレスの結果が知りたいからです。
 ただ私は天龍が全日本プロレスを去ったころから、何故か前ほどプロレス情報誌を買わなくなりました。それに団体が増えすぎて、プロレス全部を見ているのがとても大変な努力を必要とされるように感じるからです。
 でも、またプロレスへの熱い思いを思い出していきたいと思います。

 この「プロレスって一体何だ」というテーマは、これからもたびたび繰り返される問かけだと思います。この問に絶えず答えていく気持ちをもって今後論を展開して参ります。
 やはり何と言っても、この日本ではサッカーも野球も絶大な人気があります。この日本人の好きな野球と比較すると、プロレスとはどう違う存在なのでしょうか。

 たとえば、野球で9回裏ツーダンから、逆転ホームランが出たとします。そのチームのファンはものすごく感激し、相手チームのファンはもうすごく悔しがったり、相手を褒めたたえるかもしれません。しかし、プロレスはこうはいかないのです。そこがプロレスの高度なスポーツたる所以があります。 プロレスでそれに類するシーンがあったら、すなわちずっとやられていた選手が、最後の瞬間にアッという感じで勝利をものにしたとしたら、プロレスは野球のように感激するわけにはいかないのです。すなわちプロレスは、

  どうしてあのように勝ったのか

という理由が必要なのです。どうして、あそこまで負けていたのに、どういうことでそれをはねのけ勝利したのかということを観客が納得できないと駄目なのです。勝った負けたが問題ではなく、

  どのように勝ったのか、あるいは、どのように負けたのか

spt026が観客の頭の中で説明できないと駄目なのです。そして選手はそれが明らかに分かるように闘わねばなりません。あっ!と思っていたら、勝負がついていたでは観客は納得できないのです。これがプロレスのむずかしいところであり、かなりに高度なところであるわけです。これが同じ格闘技といっても、相撲やボクシングとはかなり違うところだと思うのです。(1998.11.01)