将門Web

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Tag:まねきTV

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「週刊アスキー」の通巻660号の岩戸佐智夫さんの連載です。今回は「録画ネットはなぜ違法とされたのか」という副題(と言っていいのかな)がついています。
 最初のリードに次のようにあります。

 テレビ局との戦いに破れサービス停止を余儀なくされた「録画ネット」。違法の根拠となったのは昭和生まれの“カラオケ法理”だった。

 この「カラオケ法理」には、欄外に次の説明があります。

著作権の直接的な利用者だけでなく、その利用行為を管理した者やそれによって利益を得た者も著作権の利用者とみなし、著作権侵害責任を問うことができるという著作権法の解釈を指す。

 今はおよそ、カラオケというところには縁遠くなったが、前にはけっこう若い人たちと行ったものです。
 昔私がよく行った飲み屋で、そのカラオケ機で、お客の為なんだということで、このカラオケ機のカウンター(というのかなあ)を止めてしまうママがいました。その分のカラオケ代は無料にしてしまうわけです。私はそれが非常に不快でした。それはお客にサービスしているつもりなのでしょうが、実はそうしたソフトを勝手に無視し不払いすることにより、最終的には自分たちの首を絞めているということが判らないのです。私は不愉快ですから、もうその店には行くのを止めたものです。
 このカラオケ法理により、録画ネットが裁判で破れたのは、この岩戸さんが、

 私は法律の専門家ではないが、少なくともこの部分では判決に分があるのではと思えるのである。

と言われているのには、私は頷いてしまいます。
 ただ岩戸さんは、さらにこう言い続けます。

 法や裁く側が現実に対応していないのは、その通りだろう。

 ただ、この春日弁護士いうことで、この「録画ネット」は、最初だったから負けたが、まねきTVは後発組だったから、勝ったというような言い方には、少しひっかかるわけですが、頷いてしまうところもあります。裁判所も、新しい時代に対応していかないとならないのだと思います。
 岩戸さんが次のように言われています。

 すでの多くのパソコンにはテレビチューナーが入っていて、しかも少しの知識があれば遠隔操作などは簡単にできるのだ。

 私は、 「まねきTV裁判について」へ岩戸佐智夫さんからのコメント に次のように書きました。

 もうテレビは、私にはパソコンに附随したものです。そうでないと、テレビを私にとっても大事な情報機器として利用できません。今も私はこのパソコンにワンセグチューナーをつけています。

 昨日も、ある会社で、このことを話しましたが、もう私は首からワンセグをつけているのがあたりまえなことになり、そのワンセグを起動するソフトも首から下げているUSBメモリに入れていることもすっかり忘れていました。ただし私はまだ「少しの知識があれば遠隔操作などは簡単にできる」というところには至っていません。
 時代は大きく変わりつつあります。しかも急速に変わっています。法や体制が変化していかなければならないことは、たくさんあるように思っているのです。

 岩戸佐智夫「第5回著作権という魔物」 へ

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 いや、何度もこの週刊アスキーの659号の岩戸佐智夫さんの書いている文章を読んでみました。やはり私にはこのことは難しすぎます。
 今回のまねきTVの問題に関しては、次のことに絞られると思いました。

「たとえば」と私は訊ねる。
「予約録画が出来ない状況があるとします。で東京ローカルでしか流れない放送が行われている時に、僕が東京にいられないとしまう。でもその番組がどうしても見たい。あるいは見なければならない。でも東京に誰も知り合いがいない。でお金を出してアルバイトを雇い番組を録画して貰った。これは違法ですか?」
 梅田
(註)は答える。
「”業”としてやればですね。録画代行業のようなものは通常違法だと思います。やはり複製行為を行い、それによって対価を得て、商売をしているのであれば違法です。家族に頼めばそれは私的複製になりますから、それに類する範囲であれば適法です。しかし金を貰って赤の他人の為に複製をする行為はやはり違法です」
 いわゆる私的複製権についての話だ。つまりは常識的範囲は許されるということだろう。つまるところ出発点はそこにある。
(註)今回のまねきTVの永野周平氏を提訴したNHKと民放5社の側の梅田康宏弁護士

 ここのところで考えるときに、やはり今回のまねきTVは適法だと判断されたところなのだと思うのです。
 だが、この梅田弁護士のいうところも、私もかなり頷いてしまうところがあるわけです。「海外でも、こうして日本のテレビが見放題になるとすれば、でもそれを制作してるもともとの会社や制作者には、何も支払われないことになる」「今は会員が50人だから、いいと裁判所が思ったのかもしれないが、これが5万人、50万人になると、どうなのか。今適法だと言いきっていいのか」

 岩戸さんが書かれていることで、米国でのソニーのベータマックス訴訟のことなのですが、

 7年にわたる戦いの後、ソニーは勝利した。そしてそれは訴えた側にも意外な利益をもたらすことになった。

 米国の映画産業は、斜陽化するどころではなかったのです。このことが何かを暗示しているのかもしれないなあ、と私も思います。ただし、誰にもその行方は判らないことであるわけです。
 このアジアにある日本は、韓国・中国含め、この日本の映画や音楽・テレビ番組等の複製の問題がもっと大きくなっていくと思います。中国の膨大な人口には、それらの作品が足りなすぎます。コピーされて、それが流通してしますことが実に嫌な怖ろしいことになっていくかと思います。また同時に、大きなビジネスの機会だとも言えるのかと思っています。
 まだまだ私には、見えてこないものばかりな気がしてしまいます。

 いや、よく理解もできず、判断もどう言ったらいいのかも判らないまま中途半端に書いてしまいました。

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