将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:まねきTV裁判

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 今朝の日経新聞の1面に「著作権攻防」という読み物があります。「10年の遅れ、新芽育たず−『検索』に法整備の壁」という見出しがついています。
 これは私はこのブログで書いてきた、週刊アスキーで岩戸佐智夫さんが連載している「著作権という魔物」に関係したこの日本の大きな問題点−現状を見るものです。

 テレビ番組の転送サービスが著作権違反か否かで争われた二つの裁判で、明暗が別れた。
 サービスは放送内容をネット経由で転送、海外などでも視聴可能にするもの。ある業者は転送機能を持つ親機を「利用者が購入」、首都圏内で装置を預かる形式。別の業者は親機を「有料で利用者に貸す」形で、共に放送局から訴えられた。
 前者は知的財産高裁が昨年十二月「利用者が保有する機器の管理代行にすぎず、違法でない」と判断。だが、後者は東京地裁が今春、「番組を録画、複製する親機は業者が所有、管理し、法が認める個人で楽しむ範囲の複製でない」とした。

 これは前者が永野周平氏の裁判のことであり、後者は録画ネットのことだと思います。私は、前者については、

   http://shomon.livedoor.biz/archives/51157020.html まねきTV裁判について

で書きまして、後者は

   http://shomon.livedoor.biz/archives/51165896.html 岩戸佐智夫「第4回著作権という魔物」

を書きました。
 この著作権に関することでは、私もの仕事上でも、少しいろいろとやっています。なんだか大事なことなのですが、私自身で仕切りきれるのが不安なところです。
 ただし、こうしていくつもの情報が出てきますと、それを読んで次第に認識が深まり、自分で、ある程度のことを決められれば、それからはちゃんと著作権に関する仕切りをできるようになるだろうと考えております。

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 私の まねきTV裁判について に「週刊アスキー」に「著作権という魔物」を連載されている岩戸佐智夫さんから、次のコメントがありました。

1. Posted by 岩戸佐智夫    2007年10月14日 01:24
周さん
もし理解できないと思われるなら、
僕の力不足だと思います。
申し訳ありません。
ただ、「事実を報告しているだけなのかもしれない」と記した上でお書きになっていることが、実は僕の言いたいことなんです。
でもわかりやすく面白いと思って
頂けるように、さらに頑張ります。
励みになります。ありがとうございます。

 ご丁寧にありがとうございます。私は、この「まねきTV裁判」について、まずはその裁判の結果・内容をちゃんと知らないといけないよなあ、と思ったのです。「著作権」のことでは、実にちゃんと判りにくいことなのですが、まずは、この裁判の内容を知りまして、「なるほどなあ、こんなことなのか」と少しは、事態が判ったような気がします。
 それと、今回のことでは、いくつかインターネットでこれに関する情報を読みましたが、小寺信良さんが書かれている テレビ局を震撼させた「まねきTV裁判」の中身 が私にはこの問題を理解していけるものでした。大変に感謝します。
 そして小寺さんが、最後に書かれている次の点です。

テレビ局側は、誰の損得ではなく、法に照らし合わせて違法かどうかが問題だという。だが著作権の権利処理が進まずテレビ局側にデメリットを生じさせているのは、この「法ありき」の考え方である。米国の権利処理が簡単なのは、儲かるか儲からないかが問題であって、儲かるが違法な場合は法律の方を変えるか、法に頼らず契約で済ませるからだ。

 あくまでも法を主体で事態を進めたいのならば、それは日本が作らなければならない。これもまた、誰も踏み込んだことがない領域なのである。

 このことを私も強く思いました。どうしても今までは、この日本が絶えず後から歩いている感じでした。
 ビデオができて、誰でもが簡単にコピーできてそれをいつでも見られるようになると、アメリカのハリウッドは、ただの廃墟のような都市になると言われたこともありましたが、そうはならず、アメリカの映画産業はますます隆盛を続けています。それは小寺さんが言われるように「儲かるか儲からないかが問題」なのです。みんなが儲かるように、この日本もシステムを自在に変更していかないとならないと思うのです。
 隣国の中国は、今多くの国民がテレビを毎日楽しめるようになってきました。ただ、その多くのテレビを見ている人たちに見せるべきソフトが足りません。だから、今中国は莫大な数の映画を作っています。でも、それを作っているのは、この日本でではなく、アメリカで中国人が作っているのです。もっと地域的に近い日本で制作したほうが、費用の面ではいいように思うのですが、やはりこの日本では、こうした法の問題が面倒なのでしょうね。いや、この日本では、「どうせ面倒なことになる」と思えてしまうのだろうと想像します。
 やはりアメリカのほうがずっと柔軟に対応できているのですね。
 これから、ますますテレビも変化していきます。変化しないと、もうどうにもならないのだと思います。それをこの日本も元気にやっていかないといけないのだと思うのですね。

 私はスカイプを使っているのですが、もう中国の人たちが自在に使っているのをよく感じています。いや実際には、中国が携帯電話も、普通の電話も面倒で、それよりはスカイプはどこでもいつでも無料だから、「これが一番いいわ」と誰もが思うことなのでしょう。この日本では、「無料だ」と言っても、「だからと言って、どのくらい得なの?」と言われると、たしかにたいしたことがありません。だから海外と活発に電話をする人くらいしかその便利さが理解できないのだと思います。

 いや、このスカイプのこともまた書いていきます。実は昨日夕方私にもスカイプをくれたかたがあるのですが、私はちょうど孫の世話で、出ていることができませんでした。またこちらからスカイプすると言っても今度は相手が、というところで、電話というのは便利なものではないですね。あ、これは少し問題が別です。

 もうテレビは、私にはパソコンに附随したものです。そうでないと、テレビを私にとっても大事な情報機器として利用できません。今も私はこのパソコンにワンセグチューナーをつけています。ただし、画面は見ないで、耳で聞いているだけですが。

 テレビも電話も、もうあくまでパソコンで使っていくものになるかと思っています。ただし、人によって、あるいは時間によって、そのパソコンの役割のほうが低かったりすることもあるだろうなあ、と思っています。

 岩戸佐智夫「第3回著作権という魔物」 へ

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 私の 周の雑読備忘録「週刊アスキー通巻657号 2007-10-16」 で、私が次のように書いたことについて、

 前号から注目している岩戸佐智夫さんの「著作権という魔物」ですが、私は哀しいかな、今週号に書いてある内容がよく理解できません。でももう一度読み直してみよう。でもたしかに、この永野周平さんって格好いいですね。この人が根津に住んでいるのも格好いいです。

 この岩戸佐智夫さんご本人から、このUPにコメントをいただきました。
 それを私は、昨日蛎殻町のクライアントで私のノートパソコンで読みまして、「あ、わざわざご本人が、書いてくれたんだ。私ももっと真面目に読み直して、ちゃんと理解して書いてみよう」と思いまして、その場では 周の雑読備忘録「週刊アスキー通巻657号 2007-10-16」 への岩戸さんご本人からのコメント のUPをしました。
 ただ、私はそのあと別な用があり、夕方には千駄木で飲んでいましたもので、このアスキーのこの「第2回著作権という魔物」を読み直すのが今朝になりました。
 そして丁寧に何度も読み直したのですが、私には、やはり理解できないのです。いえ、これは書いている岩戸佐智夫さんの問題ではなく、今の私の脳の理解力が最大の原因だと思われます。いやこれは、このごろ私がいつも自分自身に対して感じていることなのです。前には、もっと早く理解できていたことが、今ではなかなか理解できないことにいつもいらだってばかりです。私ももう59歳だしなあ、と言い訳を言うところですが、この岩戸さんが取材して書かれたまねきTVの永野周平さんは、58歳だといいます。なんだ、私は老けこむのは、私の怠慢でしかありません。
 それで、私なりに、このまねきTVの裁判について考えてみました。ただし、事実を報告しているだけのことかもしれません。

 永野周平さんが代表である株式会社永野商店が展開しているサービスが

   http://www.manekitv.com/  まねきTV

です。このサービスについては、ホームページでは以下のように書いてあります。

個人利用に限定したインターネット利用のテレビ番組が見られる仕組みとしてソニーロケーションフリー機器をお預かりするサービスを開始しました。「まねきTV」のご利用によりお手元のPCモニターやテレビ画面でテレビ番組を鑑賞することが出来ます。
 これで、各個人は、海外にいても任意の放送局が遠隔視聴できるようになる。その料金は、利用料金は入会金が31,500円、月額利用料が5,040円です。

 これに対して2006年6月14日、NHK及び民放5社より東京地方裁判所にまねきTVのサービスへの仮処分申立書が提出されました。申立ての趣旨は以下の通りです。

「債務者は、債務者が「まねきTV」の名称で運営している放送番組の送信サービスにおいて、別紙放送目録記載の放送を、送信可能化してはならない。」

というものです。

 これに対して2006年8月14日東京地裁は「本件申立てを却下する」という決定を出しました。この決定に対して、NHK及び民放5社は、仮処分申立却下決定に対する抗告を知的財産高等裁判所に申し立てしました。これも、2006年12月22日抗告棄却が決定。
 だがさらにNHK及び民放5社は、この抗告仮処分申立却下決定に対する抗告許可の申立てが知的財産高等裁判所にしましたが、これも2007年2月2日、知的財産高等裁判所より、抗告を許可しない決定がありました。
 これで永野商店のほぼ全面勝利といえると思います。これは実に大きなことだと言えるかと思います。

 もう各テレビ局、レコード会社等々は、考えが古すぎるように思います。著作権を振りかざすと、誰もが沈黙して従うとばかり考えているように思えます。

 私はほぼ家のテレビを見るときは、食事のときくらいなものです。でももうバッファローのワンセグチュナーをいつもパソコンには付けていますから、いつでもテレビを見られるようにしてあります。これを私はつねに首から下げていますから、ときどきクライアントでも私のノートパソコンや、そこのパソコンでテレビを見ています。もう私にとって、テレビはパソコンに附随したもので、情報を得る一つの大きな媒体です。
 またユーチューブもよく見ていますが、面白いですね。
 ただ、私はあくまでこれを私個人で、私が見ているだけです。これを再配信して稼ごうなんて少しも思いません。
 今回のまねきTVも同じじゃないかなあ。ただ、ホームページで言っているこの社のサービスが法を犯しているなんて、少しも思えないものです。
 でもとにかく、もう変化したのです。それが今回のまねきTVの裁判のことでも現れたように思います。今までのテレビ局等のメディアの体質が古いだけだと思わざるをえません。

 「まねきTV裁判について」へ岩戸佐智夫さんからのコメント へ

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