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 僕は「よせ、よせ。ああいうのと付き合うと、小説が下手になるぞ」と、中上健次に言ったんですけれど………。やっぱり余計な神経を使ってしまっていたと思っていますね。独学だったので、余計なところに多くの神経を使う。そういうことがあるんです。やたらに大学出を真似したがったり、それは冗談じゃねえぞ、違うぞ、僕はそういう感じです。(「よせやぃ。」『教育について───第一回座談会』)

 これは実に身に染みて判ります。大学出を嫌ったり、インテリに否定的な言動をしたとしても、実は大学のことを知らないから、判らないから、却ってつまらない思い込を抱いてしまっている人によく会ってしまうものです。

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