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新聞名 図書新聞第2941号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 2009年11月14日
読了日 2009年10月7日

 一面で柳美里さんのインタビュー記事に引きつけられました。思えば私は彼女の作品はいくつも読んだものでしたが、今「いったい何を読んだのかなあ?」なんて思ったばかりでした。なんだか、読むのが少し辛い作品だったなあ。

評者◆柳美里 「自分が全く知らない世界のことを書く」時期がきた――作家として大きな転機になる2009年:柳美里氏インタビュー『オンエア』(上・下、講談社)をめぐって

 でもこのインタビューを読んでいて、「これ、私に読めるのかなあ?」なんて自分に不安になりました。もう私はかなり変わってしまったという思いですね。

 いつもこの新聞で秋竜山さんが書いている本を読んでいます。

評者◆秋竜山 欲望か、幸福か、の巻

 西成活裕『無駄学』(新潮選書、本体一〇〇〇円)を読む。無駄になるかならないか、なんてことを考えてしまう。
 〈無駄という言葉は日常使っている馴染み深いものだが、深く考えてみると難解で、きちんと定義することが難しい。冒頭に書いた通り、一見無駄に見えても、無駄でないようなものがたくさん考えられるからだ。無駄とは何かについて現時点でいろいろと調べた結果、私は無駄について一般的に論じている文献をほとんど見つけることができなかった。類書がない、ということも本書の早期出版を決意させた要因だ。おそらく無駄とは誰でもほとんど無意識のうちに「こういうものだ」と思っているものなので、改めて深く考えられてこなかったのかもしれない。〉(本書より)

 これもこの本を読んでから、いくつかのことを考えようと思いました。

評者◆杉本真維子 伝書鳩

 これは読んでいて、実に面白い文章なのですが、そしてもう私は彼女の文は好きなのですが(でも彼女の詩集は私にはよく判りません)ただ引用しようという部分が私には見いだせません。仕方ないなあ、という思いです。