書 名  ジャンヌ・ダルクと蓮如
著 者  大谷暢順
発行所  岩波書店(岩波新書)
1996年3月21日第1刷発行

目 次
第1篇 乱世に耐える(中世世界の成立西欧中世の矛盾 ほか)
第2篇 乱世を切り開く(中世的常識の破綻没常識―乱世の指導原理 ほか)
第3篇 近世への道(近世へ 行動と信仰孤独 ほか)

11030706 ジャンヌ・ダルクと蓮如がほぼ同じ時代に生きていたという事実に、まず驚いてしまいます。なんだか私の印象では英仏の古い封建社会と、荘園制が崩壊しつつあるより近世に近い時代という比較で、ジャンヌ・ダルクの方がずつと古い時代の人のように思えるのです。
 事実は以下の通りなわけです。

  ジャンヌ・ダルク  1412〜1431
  蓮如             1415〜1499

 この二人の共通点といったら、信仰の為にのみ生きて、それを貫くために戦闘の最中にいたということでしょうか。ただし、ジャンヌ・ダルクは常に戦いの最前列にいますが、蓮如自身は戦闘行為そのものはしていないということでしょうか。
 はっきりいうと、題名そのものは面白いのですが、読んでみると、それほどの内容が書かれているとは思えませんでした。他だ、これから二人について書いてある本をいくつか読んでみたいなという気にはなりました。そんなところだけかな。(1996.07.07)