将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:チボー家の人々

11011207 この本もいつ読んだのかなあ、とはっきりしません。この作家の『ジャン・バロア』を読んだのは、大学1年の時でした。
 この『ジャン・バロア』を読んだあとでした。それで大学1年のときですから、私が19歳の時に読んでいたのでした。白水社の全5作の本で読んだのでした。

 この作家は、1881年3月23日~1958年8月22日の生涯でした。『チボー家の人々第7部1914年夏』で、ノーベル文学賞を受けています。 この小説の最後に、主人公の一人ジャックは飛行機に乗って反戦のビラをまきに行って墜落します。その瀕死の重傷の中で彼が死ぬところでこの作品が終わったと思いました。
 でもヨーロッパはあれだけの戦争をやりながらも、また第二次世界大戦を起こすのです。ジャックがパリの集会場で、昨日まで反戦を訴えていた労働者たちが一発銃丸が飛ぶと、フランスもドイツでもみな愛国者になって「国民よ戦場に行こう」とみな叫ぶのに、ジャックも私も驚いてしまうのです。私にはあの集会場が日比谷公園の集会場に思えるのです。
 でもジャックは、反戦を訴えます。フランスの労働者よ、ドイツの労働者を殺すなと訴えるのです。それは正しいのです。でも彼は墜落して、実は彼は救おうとしたフランス軍の兵士に銃殺されるのです。またもう一人の主人公(だと私は思っている)のジェロームはピストル自殺します(ただし、この自殺は戦争とか反戦とは関係がありません)。
 でもでも、このひどい殺戮の戦いが終わっても、世界はまた戦争をやってしまうのですね。
 もうこの本は、私のところにはありません。また私のこの本を古書店で手に入れて読んでいてくれる方がいると思うと、それは私は嬉しい思いです。もう私が読みなおすことはないでしょうね。

10100205ニュースさとうの2010年9月19日〜9月25日の7日分です」で次のように書いていました。

でも「尖閣諸島の問題」で私はまたいうべきことがありますので、またあとで書きます。

 これは私が次のように書いたことでさらにいうのです。

あの船長をどうして釈放するの?
今回の処置はあまりにひどいです。何故当たり前に処置できないのかな。これはひどいことです。恥ずかしいことです。中国が何を言おうと、とにかく日本の法を普通にやればいいのだ。そんなのは当たり前じゃないか。

 私はつい怒って次のように書いていました。

2010年9月25日のポメラ
2010/09/25 18:28しかし、尖閣諸島沖の問題で前原とかいう大臣が、「また同じ問題がおきたらどうするのか?」という記者団の質問に、「毅然と対応する」と言ったが、要するにどうするの。自衛隊を出して、撃つのかなあ。もうやってくれよ。今の日本の自衛隊のほうが、中国海軍より強いよ。この答弁じゃよく判らないよ。
 もう今の民主党政権なんて信用できない。だけど、自民党なんて同様にだめだろうな。

  これは間違いです。私が平気で間違いを書いています。どんなに私が中国の主張すること、やったことがいけないと思っても、危険なことは私自身が「自衛隊を出して、撃つのかなあ。もうやってくれよ。今の日本の自衛隊のほうが、中国海軍より強いよ」なんていうことを言ってしまうことがいけないのです。
 第一次世界大戦のときに、ドイツもフランスも多くの社会主義者・労働者が戦争に反対していました。でも一発銃が撃たれると、途端にみな愛国者になって戦場に駆けつけてしまいます。それまで、「ドイツの労働者はフランスの労働者を討つな」「フランスの労働者はドイツの労働者を討つな」と言っていたものが、それが互いに相手を殺そうということになってしまうのです。
 私の好きな『チボー家の人々』のジャックは、こうしたあとでもパリの集会の中で、「ドイツの労働者を討つな」と主張して、反戦のビラを飛行機からまこうと飛び立ちます。でも彼は墜落して、そして怪我をしてそのまま亡くなるというあたりで、あの小説は終わります。実際にジャックが反戦のビラをまくことになったのでは困るのです。実際に戦争は起きてしまっているのですから。
 それを今また繰り返してはならないのです。それなのに、私はつい書いてしまっていました。反省し、ちゃんと決意します。

 労働者は労働者を討つな! 人間は同じ人間を討つな!

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