JIN(仁) 第15巻 (ジャンプコミックスデラックス)
JIN(仁) 第15巻 (ジャンプコミックスデラックス)
クチコミを見る

 この巻でナポレオン三世が活字だけはでてきます。この南方仁がこの皇帝から招待もされます。できできたら、普仏戦争の中でナポレオン三世に会い、またビスマルクと会う仁も見せてほしいです。

書 名 JIN−仁−第15巻
著 者 村上もとか
発行所 集英社
定 価 530円
発行日 2009年7月8日第1刷発行
読了日 2009年11月5日

 この単行本の裏面にある解説です。

 将軍家茂の死去。幕府への不信感から庶民の不満は高まり、江戸から華やかな賑わいが消えていく。そんな時、横浜を訪れた仁は野風と再会し、彼女の結婚式に招かれる。だが、喜びの最中、横浜を飲み込む大火が起こり・・・!? 野風の旅立ち−−燼の章、感涙の完結話収録!!

 扉にある著者の書いていることです。

 今年(2009年)丁度開港150年を迎えた横浜。筆者も40年程前に通学で通った町であり、懐かしい思い出のある港町です。今回「仁」で描くにあたり、その歴史を調べてみると、昔歩いた通りや公園に様々な歴史が刻まれていることに気づかされました。150年前どころか40年前に比べてみても、いわゆる欧米人の姿をこの町で見かけることはなくなりましたが、日本全体が世界に開かれている現代では当然のことでしょう。けれど江戸時代の最後に多くの庶民が人生を賭してこの港から世界へ旅立っていった事実に、改めて何か新しいものに挑戦してゆく勇気をもらった気がしました。

 野風がフランス人と結婚して、この物語からは去ります。だから彼女にパリで会うシーンもいれて欲しいのですね。
 陣幕が出てきますが、彼がこうした作品で出てくる話は私は初めてですね。ただ、なんとなくこの漫画の陣幕はとてもいい顔をしています。なんとなく彼はもう少し獰猛な顔をしているように私には思えています。でもこれでいいかなんていう気持になりました。

 松本良順が「長州征伐以来世間はタガがはずれた桶のよう」と言っていますように、この長州との戦いに敗れた幕府は、もうどうしようもない状態になります。おそらく市井に生きている庶民にもそれは感じられたのではないかなあ。