もう驚いたニュースがありました。今月9日のことです。日経ネットの以下にあります。

   http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090910D2M0904010.html

 この記事の中身は以下です。

c0c6aacf.jpg ロシアの教育科学省は9日、ソ連時代の強制収容所の実態を告発したノーベル賞作家の故ソルジェニーツィン氏の小説「収容所群島」の一部を学校の必読書にすると発表した。ロシア通信が報じた。小説は本国での出版が許されず、1973年にフランスで出版。ソルジェニーツィン氏は翌年、反ソ活動罪で逮捕され、市民権を剥奪(はくだつ)されて国外追放された。

 ソ連崩壊後に帰国した同氏は昨年8月に死去する前、政権に接近。プーチン首相は死去に際し、学校教育で著作をより深く学ばせるようフルセンコ教育科学相に指示していた。(モスクワ=共同)

 この「収容所群島」は、私は日本で発売されたときにすぐに読みました。そして彼の作品は以下のようなものを読みました。

『ガン病棟』
『イワン・デニーソヴィチの一日』
『煉獄のなかで』
『仔牛が樫の木に角突いた』

 この『収容所群島』にはたくさんの註があり、その註を読む中で、サヴィンコフ=ロープシンの死の真相(彼は自殺した、収容所の壁の上から飛び降り自殺されたと言われていた)を知り、もう大変に悔しかった思いでした。
 でもこうして、現代そして未来のロシアで、彼の作品が読まれるのは嬉しいです。間違いなく、彼のいくつもの作品の中で、この『収容所群島』こそが、一番読んでほしい作品のはずです。
 しかし、プーチンのことは、これを読んで、私はすごく評価してしまいました。(佐藤隆家)

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