将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:ヘレネ

 まだ、「イザナギノミコトの愛した女、イザナミノミコト」を書く前にこの美女のことを書くのを忘れていました。

11040902  玄宗皇帝は、685年9月8日〜762年5月3日の生涯でした。この皇帝は実にいい政治をしていたと言われます。「開元の治」と言われ、唐は実に絶頂期でした。
 でも、この楊貴妃を見たときから、唐はとんでもない世界を迎えてしまいました。彼女は、719年〜756年7月15日の生涯でした。彼女は世界三大美女の一人と言われています。この三人とは、クレオパトラと楊貴妃と、そしてヘレネ(トロイヤ戦争の原因となった女性です)ですが、この日本では小野小町が世界三大美女の一人と言われています(日本ではよくこう言い切ってしまいますね)。
 何といいましても、「白居易『長恨歌』」で、この美女のことが書かれています。李白もこの楊貴妃のことを言っています。そして李白は楊貴妃を普通に扱っています。別に美女の存在に問題があったのではなく、それで政治をまともにできなくなる男がいけないのでしょう。そもそも楊貴妃は、玄宗皇帝の息子の嫁でした。それを玄宗が奪ってしまったのです。(2011.04.10)

11032703  前回書いた「パリスの愛した女、ヘレネ」のときに、次はこの二人のことだなあ、と思っていたものです。
 ヘレネは絶世の美女だと言われたものですが、その姉にこのクリュタイムネーストラーがいました。そしてこの姉妹は、同時にギリシアの二人の兄弟と結婚します。姉はミュケーナイの王のアガメムノーンと妹はスパルタの王のメネラーオスです。
 このメネラーオスの妻だったヘレネがパリスに誘拐されたことにより、アガメムノーンが全ギリシアに呼びかけ、誘拐したパリスの国のトロイア攻略に向かいます。
 その戦争が長く続き、やがてはギリシア軍の勝利で、みな帰国するわけですが、それぞれの勇者にはみな大変な帰国物語が始まるのです。
 総大将だったアガメムノーンが帰国すると、妻のクリュタイムネーストラーは夫以外のアイギストスを情夫としており、ためにアガメムノーンは暗殺されてしまいます。
 これは先にギリシア軍がトロイヤに攻めるときに、海が荒れて出かけられないのですが、そのときに、娘のイピゲネイアを女神アルテミスに生贄として捧げられるのですが、それはギリシア一の勇士と言われたアキレウスと結婚させるということで、母親も娘も喜んで出かけてきたものでした。つまりは二人とも騙したわけなのです。
 そのことをこの妻は忘れていませんでした。だが夫を殺したときに、子どもたちはその母を許しません。息子のオレステスも娘のエレクトラも、この母を殺す決意をするのです。
 そのことがやがて、オレステスは刃をこの母親に向けるのですが、今度はそのオレステスが母親殺しということで、復讐の女神たちに追いかけられることになります。
 これらの人物たちは、みないくつもの悲劇の主人公として劇が作られています。
 ただ、このクリュタイムネーストラーの相手の情夫アイギストスだけは、どんな物語もありません。古代ギリシアの時代から、人気のない存在だったのだろうな、と思われます。ただし、このアイギストスにも実は大きな物語があるのです。それはまた別の話です。(2011.03.27)

11032505 アレクサンドロス大王のことを思うと、この名前を持つもっと前の時代の人間を思い出します。パリスはトロイアの王子であるパリスは、生まれたときにはこのアレクサンドロスという名前でした。だから現実のアレクサンドロス大王のほうもいつも神話上のこのパリスのことも意識していたはずです。
 実はパリスは、生まれたときに、「将来は、この子は災厄の種になる」ということで、殺されるはずでしたが、殺されずにやがてトロイアの王子だということが分かった頃、オリンポスの3人の女神のヘーラー、アテーナー、アプロディーテーの中で誰が一番美しいかという審判をすることになります。
 これで美の女神アプロディーテーを選んだときに、そのときのアプロディーテーの約束は世界で一番美しい女を妻にくれるということでした。この女が、もう当時はギリシアのスパルタの王メネラーオスの妻であったヘレネです。
 このヘレネを誘拐することで、パリスの国であるトロイアは全ギリシアから攻められることになります。ギリシア軍の総大将はメネラーオスの兄のアガメムノーンです。同時にトロイア側にも全アジアから応援の軍が駆けつけます。
 ここでパリスがヘレネを誘拐したことは、全ヨーロッパと全アジアとの戦争になりました。そしてその戦争が長く続くのです。
 パリスはギリシア一の勇士アキレウスを弓で仕留めるなどしますが、やがてはヘラクレスの弓でピロクテーテースに射られ、やがて亡くなります。
 そののちギリシア軍の勝利により、ヘレネはメネラーオスのもとに帰ります。(2011.03.26)

10070302 Spider job  蜘蛛業 に書いております 歴史さとう が2010年6月16日〜7月06日までのUPしました9回目の10回分が以下の通りです。この「愛した女」ということでは、5回目の10回分です。

2010/07/06(火)
パリスの愛した女、ヘレネ
2010/07/04(日)
玄宗皇帝の愛した女、楊貴妃
2010/07/02(金)
アレクサンドロス大王の愛した人間、ヘファイスティオン
2010/06/29(火)
山内一豊の愛した女、千代
2010/06/27(日)
西郷隆盛の愛した女、糸子
2010/06/25(金)
坂本龍馬の愛した女、姉の乙女
2010/06/23(水)
平清盛の愛した女、常磐御前
2010/06/20(日)
チェーホフの愛した女、オリガ・クンダーソワ
2010/06/18(金)
ナポレオンの愛した女、エレオノール・ドニュエル
2010/06/16(水)
ゲーテの愛した女、クリスティアーネ・ヴルピウス

  これでこの「愛した女」ということでは50人を紹介しました。今後もどこまで続くかなあ。100人まで至れればいいのですが。やる気があっても、それだけの女性がいるのかなあ。ただ書いていくと、どんどん思い出してくるものなのです。

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