将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:マルドリュス版

11063001『千一夜物語』というと、日本ではバートン版とマルドリュス版があります。私は高校生のときに、筑摩古典文学全集でマルドリュス版を読みました。ただ最後の第4巻目を読んだのは、たしか大学生のときでしたね。
 いえ、最初は興味深く読んでいけるのですが、この物語は、シャヘラザートという女性がシャフリヤール王とのベッドのそばで、自分の妹に聞かせる物語となっています。この王は自分の元の妻を不貞ということで、女性を信じることができずに、国中の若い女性と一夜をすごしたのちには殺すということを繰り返していました。ある大臣の娘がこのシェラザートです。
 彼女はその王の前で自分の妹にお話をしていきます。それがいつも「続きはまた明日」ということで、妹に伝え、王もまた続きが聞きたくなり、シェラザートを殺すのを翌日にします。そして王は彼女とSEXして、翌日は仕事に励み、また夜になると、このシェエラザートの話が始まり、また「続きはまた明日」ということで、王はまた続きが聞きたくなり、翌日になります。
 この話が、実に面白いのです。その話の中に「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」などが含まれています。話は世界中におよび、中国の話も出てきます。私は「なんでシェヘラザートは日本の話をしないのかなあ?」と思ったものでした。そして千日たったときに、この長い物語が終わりますが、そのときにはもはや王はシェヘラザートを殺すことをやめるどころか、実に賢明な王となっています。
 でもでも、筑摩古典文学全集でも4巻もあるように、実に長い物語です。そして語り手のシェヘラザートももうネタがないのか同じ話を繰り返しています。妹も王も「その話は前にも聞いたよ」と何で言わないのだろうと、私は不思儀でした。
 くだらない思いですが、私はこうして私のインターネット上のブログで書いていくことは、千日が過ぎても終えないつもりです。「シェヘラザートもがんばってくれよ」という思いですね。(2011.07.01)

10091805 昨日は大変な雨でしたね。少し歩くだけで雨に濡れてしまいました。
「読書さとう」は何を書こうかな。「司馬遷『史記』」の『項羽本紀』のことを書こうかなあ。高校1年のときに読みましたが、実に内容を覚えているものです。司馬遷は私の大好きな歴史家ー人間です。
 昨日は『千一夜物語』を語ったと言われるシェヘラザードのことを書きました。私はあの物語をマルドリュス版で読んで、実に6年かかったものでした。
 写真は、9月18日の午後12時57分の谷中の街の中の通りです。この路の光景を見て、私は鎌倉の小町通りの一本裏の通りを思い出します。(09/24)

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