将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:ロングテール

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 GIGAZINEこの記事 がありました。

まず今回は初歩となるがゆえに誤解の多い「ロングテール」の中身を見てみましょう。ロングテールとは決してニッチ市場狙いという意味ではないのですが、大多数の人はそう理解しがちですのでそこのところに気をつけましょう。

 この「ロングテール」という概念を知ったときに、「あ、これはすごいな」とは思いましたが、いわば過去言われてきた概念を明確に知っている必要があります。そして、それは決して過去の概念ではありません。今でもマーケテイングで生きていることです。

この言葉の理解の前にまずは商売の大前提となる「2:8の法則」を知る必要があります。これは、「売上の80%は、全商品の20%によって構成されている」という法則。正確には「パレートの法則」の一部分であり、古くから商売の経験則として小売業ではよく知られたもの。今は前述のパレートの法則によって統計学的にも正しいとされています。

 ただし、このあと以下のように書かれているのは誤解するんじゃないでしょうか。

つまり、お店に10個並べることができても、そのうちの2個がメインで売れている状態が普通の小売店の実情というわけ。

 10個の商品を同じに並べるということはないわけです。そのためを理解できる法則なのですから。
 だが、8割のいわば「死に筋」の商品を、その維持コストがかからないのならば、当然に商品をインターネット上で並べておくことは、大切な売り物を並べておくことになります。

この旧来の「2:8の法則」に従うならば、8割が「死に筋」の商品となり、不良在庫化する危険性があり、維持するだけでもコストがかかります。ところがロングテールの場合はこの8割の死に筋商品の維持コストが低く、従って時間の経過とともに利益を生むわけです。

 この「維持コスト」が低い、ということが大事なことです。だから従来の商店では、もはやこれは無理だと思われます。
 私が毎日その前を歩いています多くの商店は、いわば、「この不良在庫化する危険性があり、維持するだけでもコストがかかりすぎる」商品を並べて置くことができません。そこがアマゾンが全然違うところです。

具体的に言うと、Amazonがロングテールの見本です。本というジャンルに限ると、本屋には棚の数だけしか書籍を置くことができないので「2:8の法則」に従い、売れ筋商品を多く並べる必要性があります。しかしAmazonは本棚という物理的制限がないので、書籍を全部置くことができるわけです。あるジャンルには1000種類の本があるとして、そのうちの200種類程度を置くのがリアルの本屋であり、「2:8の法則」です。しかしAmazonは残り800種類も置くことができるわけです。すると通常は切り捨てるべき残り8割の死に筋商品であっても利益が上がるというわけ。

 私の周りでも、アマゾンで本を購入している人がたくさんいます。本屋等々に行きまして、必要な本やCD−ROM等々を探していることができない(時間がない、地方によっては本屋等々がすぐ近くには皆無である)人がたくさんいるのです。
 これは、若い人たちばかりではなく、私たちの年代でも増えてきています。「8割の死に筋」と思われていた商品も、今はインターネットで見つけて容易み手に入れることができるのです。

 ここでは、さらにGoogle Adwordsのことを書いており、さらにこのロングテールで勘違いしやすいことも書いていてくれます。私なんか、すぐに勘違いしてしまう人間ですから、よく読んでいくつもりです。

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 DESIGN IT! w-LOVEこの記事 がありました。

アクセスログ解析に見られたパレートの法則
調べてみたのは、
ページ単位でのページビュー数
検索エンジン経由での訪問時のキーフレーズ
の2つ。
そのいずれもが、上位20%が全体の約80%を占めるという80:20の法則を示していました。
さらに今度は上位20%だけを対象にして、そのうちの上位20%(全体の4%)が全体の20%の何%を占めているかを調べてみると、ここでも同じように上位20%(全体の4%)が全体の20%のうちの80%を占めるという入れ子状の傾向を見せていました。

キーフレーズに関しては、約4万近い組み合わせのフレーズのうち、3万弱くらいが1回しか使われていないキーワードの組み合わせによる訪問でした。
きっとグラフで見たら、間違いなくロングテールだと見ることができるでしょう。
きっと皆さんの会社のWebサイトやブログなどの数値も同じような傾向を示しているのではないかと思います。興味を持った方はぜひ一度調べてみてはどうかと思います。
(2006.08.11)

 このことは、私のホームページ将門Webの3つのアクセス解析からも見ることができます。

 ただここでも書かれているわけですが、パレートの法則をロングテールというのは覆した法則というわけではないのだと思います。過去のビジネスでは、たくさん扱う商品をABC分析することによって、どうしてもABという商品の販売にのみ力をいれざるを得なかったということだと思うのです。
 だが、このインターネットでの販売できるということによって、とくにアマゾンのような在庫を持たなくてもいい販売元は、ABCという商品のCの先の先はロングテールともいうべき長いテール状態で、でも確実に売れていくということが言えるということが判ってきたかと思います。ただやはりこれは自分の店内に在庫を持たなくていいという店で言えることなのですね。
 これは以下のようにまとめていてくれます。

 ロングテールはそれまで物理的制約条件(あるいはコスト的制約条件)によって十分なリソースの確保ができず、仕方なく切っていた尻尾を、インターネット利用というリソース面での革新がもたさられた中で、GoogleやAmazonのような一部の企業がそれをうまく活用する方法を発見したからこそ注目を集めました。

 ただ、ロングテールをインターネットでの新たな法則ではないということは、あらためていう必要があるのでしょう。

インターネット=ロングテールではないのです。
そして、ロングテール≠パレートの法則ではないのです。
そのあたりは単なる流行に流されず、きちんとその本質をとらえ、マーケティング戦略を考え直していかなくてはならないと感じます。

 私もちょうど昨日、このようなことを話していました。ただ、話す相手が、まだこの「ロングテール」のこともよく知らないと、とてもこうしたことまで話せません。

 私は古書店のことで話したことがあります。自分の研究のために、ある種類の古書を必死に探している人がいます。今はみなインターネットで検索し、日本各地の古書の情報からそれを得られることがあるのですが、売る側のほうとしてもインターネットで情報を露出していくのは当たり前としても、いくつもの古書を、売れるものだけを集めて、それだけを主に売っているだけでは、せっかくの古書店の意味がありません。
 ただ、古書の世界も、この日本でも、都会のない地方にはもう古書がなくなりつつあります。売れない古書を、たとえ必要な人がいるのかもしれないが、長期に保存しておくことができないのですね。

 でもできたら、また古書のことについてもいろいろと話してみたいな。話せる相手と今は会えないので、それが残念です。

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06062004 これをどうしても読みたくて、夕食前コンビニをあちこち探しました。いえ、探しましたのはもう1冊あったのですが、そちらはありませんでした。
 それと、1軒のセブンイレブンでは、この「日経トレンディ」の7月号が置いてありました。これはどうかしているんじゃないかな。

雑誌名 日経トレンディ 2006.8月号 臨時増刊号 No.256
発行所 日経ホーム出版社
定 価 550円
発行日 2006年7月25日発行
読了日 2006年6月19日

 これで読みたかったのは、「ウェブ2.0とは何だ!?」という記事です。もうグーグル、ヤフー、アマゾン………みんなもう大変にすさまじい闘いの時になっていますね。「ロングテール」という言葉も、もう定着しましたね。私はこの現象は実に驚いたものでしたが、今ではもう当たり前なことで、それを前提にして考えるようにしています。それと、これでは書いていませんが、グーグルのキーワード広告は、もうやっぱり驚きますね。なんだか、私の頭を殴られ、「真面目に当たり前に考えろよ」といわれたような思いがします。
 それにしても、やっぱり、この雑誌は読み応えがあります。パブリ紹介されているいくつかの機器を見ますと、「あ、私もこれ持ったぞ」というのがいくつかあり、「でもな、これはなあ……」とか、「これは言われる通りいいものだよ」とかいろいろと考えていました。

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