1212160112121602  尾張藩の加倉井隼人の上司が来て、この的矢六兵衛の有様を見て、力で六兵衛を引きずり出そうとします。場合によっては成敗するとまでいうです。
 でも隼人はその尾張藩のみんなを止めようとします。これは思いがけないことで、隼人自身も驚きます。でも六兵衛も驚いているようなのです。

 背うしろで六兵衛が溜息をついた。さすがに隼人の大見得は思いがけなかったらしい。

 これはたしかに驚いてしまうのです。

X12121503 いやむしろ、思いがけなかったのは隼人自身である。何を考えたわけでもないのに、体がさようにものを言うたのだ。

 隼人が見事です。またしても私は涙を流してしまいます。これで六兵衛が変化してくれないかなあ。それを私はものすごく切望します。