将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:動物のお医者さん

11050110 昨年の連休は家族4人で茨城県笠間へ行きましたが、今年は千葉の佐原へ行きました。東京の下町でも鎌倉でも横浜でも行きたいのですが、やっぱり混んでいるだろうからと(やはり29日横浜へ遊びに行った長女の証言がありました。ものすごい人だったようです)、ここになりました。佐原の近くの潮来も行ったことがないから、そちらも行きたい気持はあったのですが、「とにかくゆっくりのんびり行こうぜ」ということで、一カ所だけにしたのです。
「駅前探検倶楽部」で前もって電車の時間を行きも還りも調べていきました。しかも、これを調べたのは、なんと今回は私です。佐原の観光名所も私が本を買って調べていました。パパは偉いな。

 佐原に着いて歩きだしても「なんだか、ここ観光地なのかな?」というような感じです。どうみても観光客が見当たりません。でも小野川沿いの古い町並みのところへ行きますと、「あ、いいところね」ということで、またパパがほめられます。そして伊能忠敬旧邸を見て、伊能忠敬記念館に入りました。
 もうさすが伊能忠敬はすごいです。立派です。私たち4人はみな彼のファンになってしまいました。「NHKは宮本武蔵なんかより、伊能忠敬をドラマにすべきだ」、「でもエピソードがあまりないかな」、「いや、恋をしたり、百姓一揆の話とかあることないこといろいろ作ればいんだ」なんて言い合っていました。
 それから昼食。それほど混んでいなかったのですが、昨年笠間で食事のときに、あまりに待たされた経験から私たちは覚悟をしていまして、たくさんお喋りしていて、愉しかったです。しかも「パパ、大瓶で良かったね」ということで、エビスビールが大瓶で感動です。「これが中瓶だったら、パパはもう経営者に意見しに行くよ」。
 待たされましたが、たいへん美味しいお蕎麦とおうどんと天丼で、みな喜びました。しかし、「このあとどこへ行こうか?」。香取神宮までは歩いて3キロです。「バスは本数がないだろうし、タクシーも来ないだろう」。「どうせ行くところもないし、やることもないから、歩いて行こう」ということになりました。
 かくして、4人で歩いていきましたが、私はこのときの家族の会話が一番愉しかったです。テレビドラマ「動物のお医者さん」のお話。

  佐々木倫子「動物のお医者さん」

 私が「でも菱沼聖子役が和久井映見だと合わないな」なんて言いますと、誰がいいのかという話です。

 財前直美が一番いいけれど、でも年とっているし
 ちゅらさん(国仲涼子)じゃ違うかな
 管野美穂ならいいんじゃない

なんてお話です。

 ハムテルの吉沢悠はなんか違う
 二階堂の要潤もよくないな。要潤ってサ…………………
 お祖母さん役の岸田今日子はいいよ
 漆原教授は、江森徹でもいいけれど、橋爪功でもいいんじゃない

なんて話が続きます。まあ、思えば、チョビ役のシベリアンハスキー犬が一番いい配役ですよね。
 ついでに同じく佐々木倫子の漫画の「おたんこナース」がテレビになったらという話。

 財前直美が一番いいけれど、でも年とっているし
 「おたんこナース」ならちゅらさんが向いているんじゃない

 たしかに、テレビドラマにしてほしいな。それと私も全巻読みたいな。女の子の漫画は「娘に頼まれたのだけれど」なんていうふりで買わないといけないのですよね。
 かくして香取神宮に着きました。(2003.05.05)

 この日は当然私はデジカメを持って行ったわけですが、ブルータスが伊能忠敬邸で、みなを撮ろうといたときに、「パパッ! これ充電していないじゃないの!」ということで怒られました。たしかに私は馬鹿でした。それで3枚しか撮れませんでした。あとは使い捨てカメラを買って、それで撮りました。だからそれはスキャナを使わないとなりません。「だからスキャナを買うからサ」なんて私は言い訳していました。
 それでも、その3枚のうち一枚が以下です。

dora これは佐原の市街にありました石屋さんでした。ブルータスはドラえもんが好きなものですから、私が撮っておきました。何故か隣には、あんぱんマンがいます。
 さて、香取神宮に着きました。大きな神社です。参拝して、4人で写真をとって、娘はおみくじひいて、それからまた参道に帰りました。「あそこの喫茶店に入ろう」ということで、ちょっといいかなと思えたお店に入りました。でもこのお店がまた面白かったのです。たいしてお客でいっぱいというわけでもなく、店員は4人もいたのですが、予想通り、注文しても間違えてばかりいるのです。私たちの注文したものが全部届くのも時間がかかりまして。でももう予想していたので、私たちはまた愉しくお喋りしていました。
 たぶん、支払いのときにもひと悶着あるだろうな、と予想していまして、今回は私が支払いの場に行きました。

 周「おいくらですか
 レジ「注文票は?
 周「ないですよ。(あなたが)置いていかなかった」
 レジ「何番ですか?
 周「私は店の人間じゃないから、何番かなんて判らないよ。そこ
    ですよ
(実はレジのすぐそばの席)」
 レジ「(注文票をあわてて探し出す)、………あ、お2人ですね
 周「違います。4人です
 レジ「お2人じゃないんですか
 周「違うよ、4人ですよ。(あなたが注文をとって、そしてすべ
    て運んできたじゃないの)」
 レジ「じゃ、これかな。そうすると、2人と4人ですね
 周「4人ですよ
 レジ「そうなんですか。でもこれは消してあるから読めないな
 周「それですよ。(でも赤線で消したのはあなただよ、注文を届
    けるたびにあなたが消していたじゃないの)」

 かくして、私ともう一人別な店員も加わって、注文したものを確認して支払いを終えました。半ば予想はしていたけれど、もう面白いな。たぶん、他のお客さんもみな同じようなトラブルで困っていました。「うちの家族が入る店は、こういうところが多いね」。まあ、面白いからいいけれど。

 それで、もう帰るのに、香取駅から帰ろうということになりましたが、観光用の地図がはっきり道が描いてありません。それでまたブルータスが誰かに聞きにいきます。我が家族では、なんでもかんでもブルータスが真っ先にどこかへ聞きに行ったり注文に行ったりします。我が家族の斬り込み隊長です。
 そうすると、どうも香取神宮の裏手の道を行くらしいのです。かくして4人で山道を歩いていきました。
 ちょうど神宮の裏手に、「あ、ここは『千と千尋』の店みたい」とおはぎが叫んだお店がありました。そのお店のおばさんに、また道を聞きまして、さらに歩きます。「あ、なんで鹿がいるの?」と皆で叫んだのですが、どうしてか鹿が3頭いる囲いがあります。その前で、写真を撮ります。私は「神社でみんなで鹿鍋食うんじゃないか?」なんていいましたが、そんなことはないでしょうね。あの鹿はいったい何なのだろう。(以下の写真3つはあとでスキャナで入れたものです)

ブルータスとおはぎです、その後ろが「鹿の家」です
 そのあと山道が何故か鉄の柵で塞がれています。もちろん、そこも抜けられるのですが、ちょうどその鉄柵が鉄格子みたいに見えるので、私はすぐに、鉄柵を両手で握り締めて、

  俺は無実だ、ここから出してくれ!

と叫びます。牢獄の真似なのです。私は無実の罪で牢獄につながれているのです。それでみなで写真を撮ります。でもうちの家族はみな馬鹿ですから、みな私と同じ真似をして叫んでいます。ほんとにうちの家族は馬鹿だね。

はい、みな「俺は無実だ!」 と叫んでいます
 それからまた歩いて、行き先が不安になり、オートバイに乗ったおじさんに香取駅を聞きました。丁寧に教えてくれますが、言葉がよく判りません。でも娘二人がいいます。「あのおじさん、沖縄の人みたいな顔だね」。たしかによく日焼けして、その笑顔は沖縄の方に似ていました。
「あの人は沖縄から出稼ぎに来ているんだよ」なんて、私はまた適当なことをいいます。娘二人がちっちゃいときには、私のこうした嘘を信じていたものなんですがね。
 それで、どうやら香取駅に着きました。もうこの駅を見たときに、みな歓声をあげました。無人駅で、とっても可愛らしい駅舎なのです。写真でお見せしたいのですが、スキャナで撮ってからですね。

はい、スキャナでとりました。写っているのがブルータスです。こんな可愛い駅なんです
 かくして、ここから我孫子まで帰りました。そして、また昨年と同じなのですが、我孫子の老舗のレストランに入りました。ここは新しい綺麗な店舗になりました。だがもう何故かまだ6時半頃なのに、店の前に列ができています。
 斬り込み隊長のブルータスが店に入って予約してきます。
 さてそれで、待たされましたが、どうやら店に入れました。だが、もういろいろトラブルが起きています。「1時間待っても、注文が出てこない」というので、怒って帰る家族がいます。「あ、いけない、昨年も、この店で同じようなことがあったな」と思い出します。
 もうブルータスが、「これはみな同じものを注文しないと大変なことになる」ということで、みなで同意します。料理はみな美味しい店なんですが、配ぜんが不安なのです。だって、もう店のあちこちで、お客さんがみな「あれがまだ来ないよ」と言い続けています。私たちの隣にいた家族が5人だったのですが、何故かライスが一つ一つ、時間を置いてでてきます。私はビールを頼みましたが、頼んだ店員が、私の目の前をジョッキもって別な客のところ行って、また違うことが判って、また戻ります。私が注文したのは彼に直接に2分前の出来事ですよ。
 娘がいいます。「あのワインを頼んだ人がいるんだろうけれど、忘れているんだね」。となりの3人家族に、もう食事の終わる頃に、スープとサラダが出てきます。「あ、あの外人の方には、まだ注文もとっていない」。「あのさらの下げ方はないよ」。娘二人は、こうしたレストランでのアルバイト歴が長いので、いろいろと目につくようです。
 それで待つ時間が長いので、ブルータスと妻は本屋へ行ってしまいました。
 それで、とにかく同じものを注文した私たち家族は比較的早く料理にありつけて、それでみなでわいわいいいながら、家に帰りました。
「昨年も同じだったな」「でもうちの家族は忘れるんだね」「来年も、もうすっかり忘れて、また同じ店に入るんだな」「懲りない家族だよな」なんてことでした。
 それから、ブルータスが本屋で買ってきてくれたのは「じゃらん」でした。
「沖縄行くんなら、これで見てみて」というのですね。実は私は佐原の観光案内で、潮来のザッパ舟による観光で、70分6,500円というのを見ていました。「これじゃ、4人で27,000円を超えちゃうじゃないか。沖縄だと4人で立派なホテルで全部で24,000円だぞ」と娘たちに言ったのです。そのどうみても安い沖縄行きのメールによる宣伝を私は受けていたのです。娘たちに「いくらなんでも、そんなに安いわけがないじゃない。飛行機代だけだって、もっとするよ」というので、このレストランでノートで開きましたら、やぱり娘たちの言うとおりでした。4人全部でじゃなく一人あたり24,000円でした。
 かつ、潮来の観光は、5人で6,500円でした。潮来の方ごめんなさい。「ホントにパパって馬鹿だね」と娘たちに言われ続けました。そうなんですよね。
 でも愉しい時間と空間を体験できました。「夏には福島の温泉に行こうか」なんて、家族4人で言いあっていました。

この色のところは写真を載せました。でも今は顔が出るとまずいと思うので、止めにしました。

2-09-30 06:39:27 TR通信・13
TR通信・13     あるお父さん

 これを読んで誰も、何だか和やかな気持ちになったと思います。こんなお父さんがたくさんいるといいなと思いました。

どうしてもTRについては理解してくれなかったんです。けど最近TRを私の戸棚から夜もってっては寝ながらよんでるんです。
初め「わからんなあ。どおして普通に生きていけないのかなぁ」
といって
「こんな本ばっかよんでー」
とブツブツ言っていたんですが、
「そうか、他にこういう生きかたもあるのか。人生いろいろだなぁ」
というようになり、今では父の方から「TRは今月号まだか?」などといってました。
ね、すっごくうれしいでしょ?

11031011 ね、嬉しいです。私も娘たちの読むもの読もうといつもしています。でも漫画は駄目ですね。「ちびまるこちゃん」と「動物のお医者さん」「ときめきトゥナイト」なんかは面白いんですがね。
 上の子の友達の関係の文章はよく目にすることあります。上の子と私は仲がいいのです。いまの中学2年生なんて、接する限りは楽しいですね。でも現実には違う面もあるのでしょうね。でも親が子どもの側のいないと大変なことになると思います。そしていまそのようになっているのが、このTR通信で私たちが見ている世界だと思います。私は上の子の友達とは本当に仲いいんですね。下の子は駄目です。

 パパ、私のともだちにオーッスって話しかけないで

と言われてしまいます。でもときどき私は約束破ってしまいます。いつも、

 面白いおとうさんね、ともだちみたいね

といわれているようです。
 でも子どもと、子どもの友達と仲がいいというのはいいことだと思います。

 おそらく、この子は母親のお腹の中にいる時から大事にされた子だろう。このまろやかさは、そうやって成り立ったものだ。青森に行った時に旅館の女中さんが、子供がお腹の中にいる時に嫌だとか、どうしようなんて思ってはいけないのだと教えてくれた。私もそれは、とても大切な事としてあると思う。男親というのは、大して何かできるわけではないが、母親につまらない心労をかけない事はできる。役目として重要なように思いたい。

 これは思い当たります。私は結婚した男女にはいつも言っています。でも、この子どもが胎児のときに、こうできなかった場合は、それをとりもどすにはどうしたらいいのでしょうか。多分たいへんなことでしょうね。これから結婚する人には、このことだけはしつこく覚えておいてほしいと思います。

10121709 これは「花とゆめ」という雑誌に連載されていた漫画です。
 女性向けの漫画というと、どうにも読む気にもなれないものが多いのですが、これは大変に楽しい漫画です。

書名  動物のお医者さん  全12巻
著者  佐々木倫子
発行所 白泉社
定価  1冊390円

 北大(と思われる)の獣医学部での大学生活を描いた漫画です。主人公ハムテル(勿論本名は別にある)とその友人の二階堂という二人の獣医を目指す学生と、その担当教授漆原教授や1年先輩のもう社会人である菱沼聖子を中心として、楽しくばかばかしくも学園生活が展開されていきます。そして、獣医学部ということもあるのでしょうが、いろいろな動物が出てきます。
 ハムテルの家で飼っているのが、顔はいっけん怖ろしいが、じつはやさしいシベリアンハスキー犬「チョビ」、どうしてか関西弁のネコ「ミケ」、ハムテルの家での最強の生物ニワトリの「ヒヨ」、いつも幸せそうなスナネズミが大事な登場人物としていきいきとしています。そして、それに頑固で元気なハムテルのおばあさんも大事な登場人物です。そしてもう一つ、大事なのは、舞台が雪国である札幌ということでしょうか。

 私はちょうど昭和29年に札幌で小学校に入学したのですが、そのころから札幌という街は妙にハイカラで垢抜けた感じのする、はっきりいって私には好きにはなれない街でした。この漫画が描いているのは、もちろん現在に近い札幌なのでしょうが、何故かよく札幌の雰囲気をとらえているように思えます。雪の季節にいろいろな行事を作って遊んでいるしまうところなんか、よくあの街を思い出してしまいます。
 またこの大学での学園生活の描き方ですが、これもまたよくあるように思います。私なんかは学生生活といえば、それこそ学生運動ばかりだったのですが、それにしても、ここに描かれているように、けっこう楽しく過ごしたものでした。大学の先生方とも、職員の方々ともよく付き合いました。私なぞはそれこそもう、自分とは関係ない学部の先生方からも、いろいろと目をかけてもらいました。それはいまでも続いています。
 登場人物のなかで菱沼聖子という、とても変わった女性が、もう就職したのに、毎日のように大学の研究室にやってきて、またいつもなにか引き起こしているのもよく判る気がします。もっとも、この女性がこの漫画からいなくなると、とても寂しくなるでしょうから、作者としても、このままにしておくのは当り前だと思われますが。

 それと、やはりこの中で描かれる動物たちがなかなかいいのです。先に紹介した登場人物以外にもたくさん出てきます。この動物には、こんな習性があるのかなんていつも興味深く読んでいくことができます。これからの社会では、多分こうした動物と人間のふれ合いが大切なものになってくるでしょうから、そんなときにこのように動物と人間の関係を描いてくれることはいいことだなと思います。この漫画読んで、「ああ、私も獣医さんになりたいな」なんて考えてくれる子がでてくれば、嬉しいことだなと思うのです。
 12巻にて、2、3年後にハムテルと二階堂が一緒に動物病院をやるであろうというようなところで、この漫画は終わりとなります。私はこの二人と菱沼さんがいずれ結婚してほしいな、そして漆原教授がその結婚式の披露宴で、どんなことをするのか、喋るのかが愉しみだったのですが、それは、もう判らないままで終わりました。

 さてそれで、私がこの漫画を読んでて一番思うことは、この著者は、けっして自分の過去の体験や思い出からは、この漫画を描いてはいないであろうということです。おそらくは、彼女は、こうした雪国札幌も、こうした学園生活も、こうした獣医学のことも、すべて何も知らなかったはずです。ただただ、自らの克明な取材と丁寧な研究のみで、この漫画を展開していると思われます。それは読んでいてさまざまに感じるところがあるわけなのですが、そこがこの漫画を読んでいくところの面白いところなのです。この著者が、自らその取材に必死になっているときに、私たちは読んでいて大いに笑うことができるのだと思います。それが、他人まかせになってしまったら、それこそ魅力ないものになってしまうでしょう(もっとも10巻の最後には、勝手な著者のために、必死に資料集めに走り回るマネージャーの姿を描いていますが。だが、ああした自らの姿を書けることは、やはりよく判っているのだなと思います)。 もっと先の話が読みたいなと思いながら終わってしまった作品でした。(2004.02.28)

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