1212090112120902  幕府が官軍と戦をしようとすれば、大変なことになります。それを西郷さんは見ていたし、勝安房も同様に見ていたのでしょう。

 おそらく的矢六兵衛は、そのあたりを読み切っているのであろう。
 おや、意外に思われるか。いくら何でもそれは買い被りじゃと。旗本の意地、もしくは腰抜けどもに対する面当てじゃと。

 六兵衛は座り続けるのは、なにか考えがあるようです。少なくとも、この津田玄蕃はそう思っているのです。

 六兵衛が座り続ける理由は、拙者もわからぬ。しかし、ただの意固地ではない。X12120811

 そうです。それは当初から感じていました。でも何も語ってくれないのですから、読んでいるものには理解しようがないのです。
 この挿絵でも、座り続けてものを書き付けている六兵衛が見えます。彼の真意は何なのでしょうか。ひいては、現代の私たち、いや私にも何かがつきつかれている気がしてしまうのです。