Monday, June 21, 2004 12:40 PM
五丈原の詩を読んでのお願い

11081201 最近北方謙三の三国志を読んで三国志が好きになったものです。ネットで三国志に関して調べていると五丈原の詩に出会いました。勇壮でかつ悲壮な名調子に感動しましたが、漢字が難しく読み方に自信がありません。ネット上に読み方もアップしていただけるとうれしいです。それがポリシーにあわないとかの場合は、メールで教えてもらえませんか。はっきり声に出して読んでみたいです。
 また高二と十九と二十歳の三人の甥にも読んだあとの三国志を回したら彼らも全部読んでファンになりました。あまり読書などしないタイプなのに不思議です。彼らにもこの詩を教えてやりたいと思います。厚かましいですがよろしくお願いします。MM

   Monday, June 21, 2004 1:24 PM
Re:五丈原の詩を読んでのお願い。

 メールをありがとうございます。
 私の以下をごらんになってメールをいただいたのでしょうか。

   周の三曹の詩

 それで、この「五丈原の詩」とは何の詩のことでしょうか。土井晩翠の「天地有情」にある詩のことでしょうか。
 もしこれだとすると、私のホームページ内では

    土井晩翠「星落秋風五丈原」

に「ふりがな」も一緒に書いてあります。
 ただ、なんでもそうなのですが、漢字や漢文、漢語の読みというのは、作者が書いておいてくれないと、正式には判りません。この詩の題名も

   星落秋風五丈原

にしても、「ほしおつしゅうふうごじょうげん」と読むのか、「せいらくしゅうふうごじょうげん」と読むのかは、どちらがいいのかは判りません。おそらく土井晩翠は、「どちらでもいいよ」と思っていたのではないでしょうか。そういえば、「土井晩翠」も、「どい」か「つちい」がどちらがいいのか判りませんね。
 この詩の中で

   守る諸營の 垣の外。

「諸營」は、本当は「しょえい」と読むのでしょうが、私は「とりで」のほうがいいように勝手に思っています。また「垣の外」は、「かきねのそと」と読むよりは、私は「かきのそと」と読んでいます。
 作者は、「どっちに読んでもいいよ」とか「好きに読んでもいいよ」という漢字に関しては、とくに作者が示すことはないのだと思っています。

 それで「三国志」に関しては、私は吉川英治「三国志」が好きです。正史の「三国志」も裴松之の註含めて好きですが、やはり読むのがしんどいです。
 北方さんのは、私は少々批判があります。以下に書いておきました。

   三上治『1970年代論』(これはまだ完成していない書評です)

 私は「北方さんって、戦いの実際の場って、判ってないんじゃないかな」としか思えないです。
 でも甥の方々も、この世界が好きになられたということですね。嬉しいです。できたら、私の好きな曹操の詩も紹介ください。曹操の魅力が判ってくるかと思っています。萩原周二
(第202号 2004.06.28)