将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:北朝鮮問題

12012304 さて、いよいよこの金丸の脱税に関しての逮捕の真相の解明の第2弾、私がこれこそ本当の理由ということを述べます。もっと早く展開できればよかったのですが、どうしても書いている時間がとれませんでした。でも、今になってもこのことはどこでも言われていません。日本のさまざまな政治・国際評論家なんか大丈夫かなと心配になります(いや、私の頭のほうが心配されるかな)。
 まず、ちょっと前回のちょっとした訂正をさせてください。やはり間違えてしまうとまずいとおもいますから。

金丸はなんで逮捕された 周(1993.03.14)
本当はDMさんはもう不動産を貰っているわけですから、この所得税と地方税の増額分を貰ったとしたら、それは間違いなく贈与になります。

 ここですが、以下に訂正します。

 DMさんが平成5年に、取得税と地方税の増税分を(60万円を
  超えるとして)、貰ったとしたら、それは間違いなく贈与になり
  ます。

 以上です。やはり正確に書かないと気持ち良くないですね。

 では、本題です。今回の金丸の逮捕は(もう起訴もされましたが)、ずばり北朝鮮問題です。
 現在北朝鮮の問題は重大な局面を迎えています。北朝鮮は核査察を認めず、核拡散防止条約(NPT)から脱退しました。これに関して、アメリカ、韓国、そして日本は重大な決意をしたのではないかと思うのです。そして北朝鮮もある決意をしたのかもしれません。ちょうどフセインが決意したのと同じような決意をしたのではないかとも思います。
 私はこの金丸逮捕問題の第1弾を書いた前日13日の日経新聞のみを引用して、これを展開したいと思います。

北朝鮮、体制維持狙う、孤立化覚悟で強硬路線。93.03.13  本紙朝刊 8頁
【ソウル12日=平沼記者】朝鮮民主主義人民共和国が十二日に核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言したことで、北朝鮮の核開発疑惑は一段と深まった。今後国際的な圧力が強まることは必至だが、北朝鮮は一層の孤立化を覚悟のうえで、当面の体制維持を狙ったとみられる。
 北朝鮮があえて今回の決断に踏み切った理由の一つとしてあげられるのが国内引き締め策。旧ソ連、東欧などの社会主義体制が崩壊した。北朝鮮も国内で様々な大会を開いて国民の意識高揚に努めているが、効果が出ない。そこで「自信を失った北が今回の措置により国内の危機感を高めようとしているのではないか」と韓国・民族統一研究院の全賢俊博士は指摘する。
 一方、日米など国際社会の核査察要求は、当初予定外だった特別査察までエスカレート。「核問題の次に改革、開放の圧力が強まるとの危機感を持った」と韓国・極東問題研究所の康仁徳所長は分析する。今回の決定は、押されることを避けるための抑止力をねらったものといえる。
 韓国政府高官は「北の権力構造に何か変化が起きた可能性もある」とみる。ソウルの軍事筋は「北の政権内で保守派の力が強まったことの表れかもしれない」という。権力構造の面でも体制維持派の力がさらに強まっている可能性がある。

北朝鮮、外国人に退去命令か。93.03.13  本紙朝刊 1頁
 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核拡散防止条約(NPT)脱退にからみ、最近、同国に居住する外国人に退去命令を出した模様だ。また新たに入国を希望する外国人に対してもビザの発給が中止されていることも明らかになった。ただこの外国人に外交官が含まれているかどうかは確認されていない。北朝鮮と取引する中小企業の経営者が十二日、明らかにした。
 北朝鮮に近く入国を予定していた大阪のある経営者によると、最近、北朝鮮の当局から「入国を当分の間見合わせて欲しい」との連絡が突然入った。その理由について北朝鮮の担当者は明かさなかったが、「“臨戦体制”を強調するのが狙いなのは間違いない」とこの経営者は推測している。

駐中国北朝鮮大使、「圧力には対抗措置」。93.03.13  本紙朝刊 1頁
【北京12日=飯野記者】朝鮮民主主義人民共和国の朱昌駿・駐中国大使は十二日午後、北京市内の同大使館で記者会見し、核拡散防止条約(NPT)脱退表明に関連して北朝鮮への圧力があれば、「我々は強い防衛的対抗措置でこたえる」と述べた。

 何故北朝鮮は今回急に核査察を拒否したのでしょうか。北朝鮮は昨年1月に核施設査察に同意し、6回にわたって査察を受け入れてきました。しかし、未だに疑惑が解けないために、あと2ケ所の特別査察というときになって、強く拒絶し、そしてそれが今回のNPT脱退にまでなってしまいました。これは、アメリカと韓国との合同軍事演習(チームスピリット)再開がかなり北朝鮮を刺激していることは確かだとは思います。実にこのチームスピリットにはロシアまで参加するといいます。当然北朝鮮には脅威であり、不愉快きわまりないものでしょう。しかし、私はなにかもっと違うことを感じるのです。
 北朝鮮は核開発に成功し、所持していることを隠したいのではなく、実はかなり致命的な核事故でもおこしているのではないでしょうか。チェルノブイリ級の事故か、もっと規模が小さいのか、もっと質の違う事故なのか、とにかくなにかまずいことがおきているのではないでしょうか。それをアメリカ等にばれるのもまずいし、国内にばれてしまうのもまずいのではないでしょうか。しかし、これはまったくの憶測です。
 なんにしても、北朝鮮はもはや核査察を受け入れるわけにいかないのです。かなりな決意をせざるをえない事態なのではないでしょうか。

北朝鮮、安保理に正式通告。93.03.13  本紙夕刊 1頁
 この日、北朝鮮から安保理に提出された書簡は金永南外相名になっており、「米国と韓国がわが国に脅威となる核戦争の合同演習、チームスピリットを再開するとともに、国際原子力機関(IAEA)が先月二十五日の理事会で核活動とは関係ない軍事施設を公開するよう不当な決議を採択した」と非難するとともに、「これはわが国を武装解除し、社会主義体制を破壊し、最高の国益を危険にさらす高圧的な行動である」と脱退の理由を説明した。

 こうして北朝鮮もかなりな決意を抱いたように、アメリカもかなりな決意をしていると思います。冷戦においてアメリカはソ連全体主義に勝ちました。ロシアはもはやアメリカにとって、守るべき同じ白人国です。しかし、ソ連全体主義に勝利したとしても、アメリカの力もいつまでもつのか分かりません。アメリカは今のうちにとにかく世界の秩序を作り上げたいのだと思います。アメリカにとっての今の世界の不安材料は、イラク、イラン、リビア、キューバ、北朝鮮でしょう。しかし、イラン、キューバは話がつきそうです。リビアはやってもいいけど、まあいまのところおとなしい。イラクはこのあいだやっつけたばかり。問題は北朝鮮です。
 しかもクリントンだって、なにかやってみたい。あのブッシュに舞った紙風吹はクリントンだって味わいたい。それに、どうも韓国の金泳三はたよりない。100%信用できない。アメリカが北朝鮮にたいしてこわもてで、金泳三も強引にやらせていくしかない。また韓国も、重大な貿易相手のロシアももはやアメリカ側なのだから、これはアメリカのいうように動くでしょう。それに本心をいえば、あの朝鮮戦争で、韓国は北朝鮮に実際に同胞をたくさん殺されているのです。東西ドイツのようなわけにはいかないのです。
 さてそこで、我が日本なのです。日本はいったいどうするのか。
 まずイラクの時と同じように国連規模で北朝鮮に対して経済制裁をしていくでしょう。当然日本が大事になってきます。

制裁浮上なら日本も同調へ。93.03.13  本紙夕刊 1頁
 日本政府は北朝鮮のNPTからの脱退によって同国の核疑惑が高まったことを受け、貿易管理令に基づく北朝鮮向けの輸出規制を一段と強化する。通産省は、核兵器関連の民生用機器の輸出規制に関する国際取り決め(ロンドン・ガイドライン)に基づき昨年末に貿管令を改正、北朝鮮やイラクなど要注意国を対象に工作機械、チタン合金、産業用ロボットなど民生用機器六十五品目の輸出規制を実施している。これら規制対象品の北朝鮮向けの輸出申請があった場合には、従来より一段と審査を厳しくし、事実上の輸出禁止措置をとる方針。また、今後米国など主要各国との協議を通じ規制対象品目の拡大など新たな制裁の動きが出てくれば、同調する考えだ。

 しかし、今回の相手はイラクではありません。日本と深い関係があり、地理的にもすぐそばの北朝鮮です。
 現在北朝鮮はかなりな経済危機の状態です。石油はロシア、中国からは前のように友好価格では入ってきません。極端なエネルギー不足といわれます。食料も足りない。もともと北朝鮮の経済はうまくいっていませんでした。それをどうにかささえていたのが、日本からの資金送金です。在日朝鮮人による多額の資金送付が北朝鮮経済をささえてきました。

北朝鮮、危険な賭け、米との対話、糸口探る――東アジアで高まる緊張。93.03.13  本紙朝刊 3頁
 結局、効果は薄いのを承知で各国は経済制裁を一気に強化する可能性が高い。経済面で最強のカードを持つのは日本だ。「在日朝鮮人が、投資や寄付の形で年間五十億―百億円の資金を北朝鮮に送っており、この資金でようやく息をついている」(在日朝鮮人ビジネスマン)からだ。日本は、当面、この資金をコントロールするという最強カードの発動を含めどんな対応をするのか検討を迫られよう。

 実際に私は、在日韓国、在日朝鮮の企業経営のかたとさまざま接触がありますが、あのかたたちのバイタリティはたいしたものです。そしてそのうちの北の方々は大量に自分の祖国に資金を送金していると実感できます。
 しかし今の日本の現状、「バブルの崩壊」があります。在日朝鮮の方々もかなりこの恩恵を受けていました。そのバブルによる資金が北朝鮮へかなり多額に流れていました。そして、その資金はまた北朝鮮から、日本のさまざまな政治勢力他へ還流されていたはずです。実は社会党なんかどうなんでしょうか。いやもっと細かくだってあげられるでしょうね。そしてその資金はまた、北朝鮮にとって大事な工作資金なのです。これは例ですが、在日朝鮮系企業が、税務調査でかなりやられたとすれば、それに対して圧力をかけられるような形を作っていたはずです。北朝鮮はとにかく在日朝鮮系企業は守らなければならないのです。日本の関係勢力も。できたらまたなんとしても「バブル」でも回復して、また大量な資金がほしいのが本音でしょう。
 もはや、日韓米の決意は、この北朝鮮の資金を絶つこと、北朝鮮側に有利な動きをする勢力を根絶しにすることにあります。これが、今回の金丸を逮捕した最大の理由です。あの、金丸と田辺がやった自民党、社会党、朝鮮労働党の約束なんか、一番この流れとは逆のことなのです。
 これは金丸には寝耳に水のことでした。まったく想像もできなかったでしょう。普通なら、あの逮捕するというのは事前に金丸側が知ってても不思議ないはずです。事前に知ったら、証拠隠滅するからと考えるかもしれませんが、政治ということを考えると、どうしても解せないのです。普通なら事前に知らせ、ある程度は隠させて、それでやるものなのです(これは、私なりの根拠があります。しかし、このことはまた飲んだときでも話しましょうか)。しかし、完璧に金丸側は知らなかった。これは一体どこからきている意思なのでしょうか。
 いま金丸は、東京拘置所の中で何かを思い出しているはずです。何故それを考えていなかったかを後悔しているはずです。金丸は昔にこれと同じことのあったのを、自分の目の前で同じことがあったのを思い出しているはずです。
 それはあのロッキード事件です。いったい何故急に田中角栄をアメリカは捨てたのでしょうか。実に田中があのようにいまも裁判をやっている情熱は、多分口には出せないところにあると思います。私はロッキード事件の本質は、エネルギー問題にあると思っています。田中は、中国と組んで、アメリカ及び中東に頼らないエネルギーの確保を目指しました。新潟で日本海を見ていた角栄は、大陸からパイプをひいて天然ガスの供給を考えました。中国、朝鮮半島、そしてロシア極東が平和なら、それが一番日本にとって安全で、安価なエネルギーの確保なのです。中東の不安定な要素は、日本には責任はないのです、それなのに日本が巻き込まれてしまう。それなら、中国から、大陸から天然ガスをと考えて不思儀ないのです。
 地図を普通にみるからだめなのです。北と南を逆にしてみると、裏日本と表日本は反対になり、日本海は暗い海ではなく、内海になるのです。それを角栄は考えたと思います。しかし、これは大東亜共栄圏です。アメリカにとっては悪夢の大東亜共栄圏です。アメリカはアメリカ抜きの世界の秩序は認められないのです。だから、田中角栄はロッキードで逮捕されました。
 またしても、金丸のやることは、アメリカにとって、小型の田中、小型の大東亜共栄圏に見えるに違いありません。そして田中と同じように、金権体質で大雑把で、かたずけるのはやりやすいはずです。ただし、やりやすいとはいっても、抜打ちでないと簡単にはいかないでしょう。だから今回のような形になります。
 さてしかしこうなると、金丸はうまくかたずきましたから、あとの抵抗はどうにでもなります(と考えているだろうということですよ)。そうすると、日韓米の決意ははっきりしてきます。そしてまた北朝鮮、金正日の決意もはっきりしているように思います。フセインと同じでしょう。金日成はまだ実戦の経験がありますから、まだフセインほどの無謀は考えられませんが、彼の健康状態はかなり危険です。金正日はもうそれこそどうしようもない専制型の馬鹿君主でしょうから、これはまた危険です。まさしく北朝鮮はアジア型の古い専制国家が、たまたま共産主義とかいう思想でカバーしているだけです。いやだからこそ怖ろしいと思うのです。戦争はありえます。
 イラクがクウェートに侵入して、やく半年たって多国籍軍とやらが、クウェート解放とやらの戦争を始めました。イラクをなんとか説得するためではなく、それだけの準備がいったのです。ひとつには、資金を出す日本の説得、一つには、アメリカ国内をはじめとする戦争反対の声を次第に小さくすること。これに半年かかったわけです。イラクのフセインはこの動きによく協力してくれました。今度の金正日はフセインより、もっと協力的かもしれません。怖ろしい事態が迫っているのです。
 私たちはそんな道(私が思っているだけかもしれませんが)は絶対に阻止しなければなりません。また朝鮮半島で殺し合いがあるなんて絶対に嫌なことです。でも私たちには何ができるのでしょうか。
 多分金丸が元気だと、このアメリカの意思には反対に動いたでしょう。彼がやれる形は想像できます。いままでのいわゆる市民主義とか、革新とか、金を使うやりかたとかいろいろでしょう。だがあのように葬られました。もともと金丸そして田中のやり方では、そうされても抵抗できないのです。しかし、私たちは、田中や金丸のようにはやってきませんでした。毎日黙って働いてきただけです。私たちこそが、こうした戦争への道を防げるかもしれません。
 でもそれはまた今回のテーマとは離れてしまいますので、とりあえず、以上を今回の金丸が逮捕されたことに関する解明としたいと思います。

大動乱の世界と日本―2007長谷川慶太郎の世界はこう変わる
 この本は随分前に購入していたのに、家では読んでいることができませんでした。でもきょうは、世田谷へ行くとき、そこから市ヶ谷に移動し、さらに秋葉原へ行く電車の中ですべて読み終わりました。やはり、電車の中が私には一番いい読書の場ですね。
 しかし、いつものことなのですが、慶太郎さんの慧眼にはただただ感激しています。やはり私には慶太郎さんは、吉本(吉本隆明)さんと並んで、実にいつもたくさんのことを教えてくれる方です。

書 名 大動乱の世界と日本
    2007 長谷川慶太郎の世界はこう変わる
著 者 長谷川慶太郎
発行所 徳間書店
定 価 1,600円+税
発行日 2006年11月30日初刷
読了日 2007年3月8日

「第10章北朝鮮問題はほどなく金王朝の崩壊でけりがつく」は実に頷きながら読んでいました。北朝鮮の今のやり方を一番困っているのは、中国だという指摘は充分に納得できます。「北朝鮮問題はまもなく解決し、拉致問題も解決するだろう」という指摘が、早く実現されることを、私は切に切に希望します。
 大変にたくさんのことを学べました。また私は、この慶太郎さんの言われることで、私なりの私の見解をあちこちで述べていきます。

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