201702201410月19日の文教大学父母教千葉支部の研修会で、私の次女のブルータスが講演した内容が以下の通りです。全部で22分の講演でした。親馬鹿なのかもしれませんが、なかなかいい講演だったかと思いました。ぜひたくさんの方に読んでいただきたいなと希望します。11053013

はい、みなさんこんにちは。私は今柏市立○○小学校で教員をしております、ブルータスと申します。文教大学を平成14年に卒業し、卒業して2年目になります。現在3年生の担任として、子どもたちと共に学ぶ毎日です。本日は教員採用試験合格体験談と言うことで、去年の話になってしまいますが、話させていただきます。よろしくお願いいたします。
まず始めに、レジメのほうはお手元にありますでしょうか? A4二枚をホチキスでとめてあるものです。こちらをごらんになりながら。お聞きいただけるといいかな、と思います。
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1.はじめに「現役合格はできなかったけれど、やっぱり受かって良かった千葉県!」というわけで、私は大学4年生の教員採用試験初受験の時、東京都を受けました。一次試験で見事敗退し、卒業後は姉の紹介で東京都文京区で、普通学級に通う自閉症児の介助員をしておりました。教採の勉強をしながら働く毎日でした。「やっぱり地元、千葉だよな」というわけで、千葉を初受験、合格することができました。教採に関しては一浪して合格したわけですが、やっぱり生まれ育った千葉県で教師になれて、本当に良かったと思っています。

2.教員採用試験についてお話します。
「倍率?そんなの関係ないです」というふうに書きました倍率が低いから受かった、倍率が高いから落ちた、などと言いがちですが、はっきり言って倍率なんて関係ないと思わないといけないと思います。教員になるだけの力があると認められた人が合格し、教員になるにはまだ早いと思われた人が落ちるのです。倍率なんて気にしないで、自分の夢に向かって突き進んでほしいと思います。

「論文対策に励んだ一次試験」
一時試験は7月の第1週か第2週日曜日に行われるのです。筆記試験が主です。
筆記試験のほうは、「教員養成セミナー」という問題集があるのですが、これや高校入試用の問題集、パスラインなどで筆記試験の勉強をしました。私は仕事をしながらの試験勉強でしたが、介助員というわけで担任を持っていたわけではなく、勤務時間も短かったので勉強の時間は十分にとれたと思います。
千葉県は論文が重視されていると言う噂を聞き、論文対策に励みました。ここで注意していただきたいのはあくまで噂ですので、信じ込んで論文だけしか勉強しないなんてことのないようにしてください。
ただ、「千葉は人物重視」というのは本当です。ですから、一次試験に集団面接や論文があるのだと思います。論文対策としては、インターネットで論文添削をしてもらいました。「 Fight!!(ファイト) 教員採用試験」というサイトがあるのをご存知でしょうか。そこのホームページでは、論文を書き込みし、いろんなひとに添削してもらえます。他の人の論文を読むことができるので、書き方などとても参考になりました。ヤフーなどの検索エンジンで、「Fight!!教員採用試験」と検索すれば出てきますのでごらんになってください。

     Fight!! 教員採用試験    ファイト教員採用試験

あと、同じテーマでも何度も書き直しをする。完璧な論文を書き上げることが大切です。試験にどんなテーマで出てきたとしても、使い回しができる、自分の言いたいことができるということが大事です。とにかく論文は練習だと思います。
集団面接に関しては、10分かそこいらで、5、6人の受験生を見るということで、試験官は限られた時間で、印象とか笑顔とかリラックスした感じとか見ると思いますので、練習が大切だと思います。
次に、「とにかく楽しかった二次試験」と書きました。マット、集団討論、模擬授業、適性検査、個人面接、次の日に水泳を行いました。実は千葉は受験番号が「現役組」と「講師、社会人組」に分かれているのです。
現役組は1,000番まで、1,000番からは講師・社会人と別れています。それで、集団討論、模擬授業で一緒になった5人の方は私より年上の方ばかりでした。OLをしていた人、講師を10年やっている人、警察官をやっている人などさまざまでした。「全員で合格しようね」と言い合い、とても暖かい雰囲気で、集団討論、模擬授業を行うことができました。とても楽しく、勉強になった一日でした。
集団討論は、集団の中の個を見る。他人の意見の受け入れ方、自分の意見の主張の仕方、などを見ていると思います。中身が浅い討論にならないよう、人の意見を良く聞いてそれに対する意見を述べていく、という風にしていくと中身の濃い深い討論になり、40分という時間があっという間で、良い討論ができました。
模擬授業は授業の中の「個」を見ます。お題は例えば、「4年生の子どもが、雨の日廊下で滑って転んでしまった。その子は保健室にいる。クラスの子どもに朝の会でどんな指導をするか」など、ものすごく具体的な場面が設定されています。そして、生活指導がほとんどです。お題が出されて、考える時間が3分か5分しかありません。うまく展開できないなんて当たり前なんです。大きな声とか、堂々とした態度、明るい表情ができていればOKかなあと思います。あとは、他の受験者が子ども役をやってくれますので、子どもにどんどん発言させて助けてもらうといいと思います。教師だけべらべらしゃべってお説教するような授業はつまらないものになってしまいます。子どもに聞いたり発言させたりするだけで、「この人は子どものことをよく考えている」と思われます。
個人面接は、個を見ます。試験官に直接自分をアピールできるのはここしかありません。分からないものは「わかりません、勉強します」と正直に言った方がいいです。というのは、なんとなくとか、あいまいに答えると、「どう思っているんですか」とつっこまれるからです。知ったかぶりは信用されません。

というわけで、教員採用試験についてお話しました。
教員採用試験はたしかな情報を手に入れることが大切だと思います。先輩の話を聞くのもいいと思います。また越谷校舎の就職課の「過去問」、1次試験の体験談、2次試験の体験談がファイルされていますので、それがすごく役にたちますので、ぜひ見ておいてください。
またヤフーの掲示板などで、教員採用試験の千葉のトピックスがありました。そこで情報交換しているのを見ていました。ただインターネットはいろいろな人が出入りしますので、気をつけたほうがいいかなと思います。

ここからは教員一年目の私が思うことを話させていただきます。

3.教員一年目「教採合格、ここからがスタートだ」
教員採用試験に合格しても、良い先生になれるのか、現場で使えるのかが問題なのです。教採合格がゴールではありません。教採にどんなに良い成績で合格しても、現役で合格したとしても、「いい先生」にならなければ意味がないのです。「どんな教師になりたいのか、どんなことを子どもたちに教えたいのか、どんなクラスにしたいのか」という具体的な思いを持って、教員採用試験に合格してほしいと思います。
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「初めての担任、まずは学級開きから」今日いらっしゃったみなさんの中には、現在、二次試験の結果待ちという方もいらっしゃると思います。「受かったら、4月までどんな準備をしておけばいいんだろう」と悩む人が多いだろうと思います。私も実際去年悩みました。そのとき現役合格をしていた友達に聞きました。すると「遊んでおきな」という答えが返ってきました。私はそれは違うだろう!と思ました。
もちろん、「遊ぶ」ことも大事なのですが、私は、学級経営や授業に関する本を買い、勉強しました。学級経営、授業についてはやりながら勉強すればいい、という考えもあります(もちろんやりながら勉強していますが)が、初任者は初任者でも、りっぱな教師です。給料をもらって子どもたちに教えている、立派な教員です。
子どもたちはどの子も平等に教育を受ける権利を持っています。他の先生より下手な授業を受けなくてはならない子どもたちはかわいそうなんです。だから子どもたちのために、私たち教師の卵は、人一倍勉強しなくてはならない、ベテランの先生方に少しでも追いつこうと頑張らなくてはならないんです。担任を持つ可能性の高い方は、「学級開き」について勉強しておいてください。
始業式からの3日間が一番重要と言われています。なぜかというと、どんなやんちゃ坊主でも、3日間はおとなしくしているからです。様子をうかがっているからです。その3日間のうちに、学級のルールや組織を作らなくてはいけません。「シャーペンは持ってきてもいいのか」「給食は残してもいいのか」など、大人にとってはとても些細なことが子どもにとっては重要です。そこらへんを適当にしていくと、学級は崩壊します。
私は思います。学級崩壊やいじめは全て担任の責任であると思います。「いじめはぜったいに許さない」ということを声高にし、叱るときはちゃんと叱り、ほめるときは大いにほめて、一人一人と遊び、語り合っている教師のクラスは崩壊なんてするわけが無いのです。学級担任は本当に責任重大です。毎日毎日実感しています。

次です。「初任者研修、勉強になります」。
初任者研修ではすばらしい先生方からいろいろなことを学びます。千葉県立神崎青年の家所長林佳男先生が話されたことを紹介させていただきます。

良い教員になるための7か条

(1)あいさつができる、あいさつは心を開いて、相手に迫るという意味があります。「おはよう、こんにちは、おやすみ、いただきます、ごちそうさま、さようなら、ありがとう、ごめんなさい」言えてますでしょうか?
(2)返事ができる、私は先ほど名前を呼ばれた際、「はい」と返事をしました。返事をすると呼んだ方も安心しますし、自分もしゃきっとしますよね。
(3)よく食べる、食べると言う字は人を良くすると書きます。問題傾向にある子どもは好き嫌いが多いというのも否定はできません。食べることを楽しみ、食べ物に感謝する、そんな人間でいたいものです。
(4)服装が整えられる、外見を整えることで、中身も整います。例えば、私は今日スーツを着てきましたけれども、これがもし、金髪にミニスカートなんてはいてきたら、やっぱり、「あの人大丈夫かな、信用できないな」と思いますよね。場に合った服装や、常識のある服装が、ちゃんとできる、当たり前のことのようですが、とても大切なのです。
(5)バランス感覚がある、人と合わせることのできる力と書きましたけれども、例えばここで「最近気になるニュースはなんですか」と聞いたとき、ほとんどの人が、「児童誘拐事件の多さ」についてあげたとします。その中でたった一人、「荒川のたまちゃんが気になります」とか言ってしまう人はバランス感覚がないのです。ちょっと変なのです。場を読む力、合わせる力はないとやっていけません。
(6)生きる力がある、生きる力とは頭の働き具合であり、知恵であります。生きる力の育成は子どもだけではありません。教師も知恵袋をたくさん持っているといいですよね。
(7)耐える力がある、逆境の中に生きて強くなれとおっしゃっていました。どんな困難でも自分の修行だと思って頑張れる人間でいたいものです。

私はこの7か条を聞いて、常に基本から見直すことが大切だなと感じました。他にもさまざまな先生方から勉強させていただいています。初任者研修の日は丸一日クラスの子達と会えないことが多いのですが、そんな日はけんかがあったり、問題があったりすることが多いのです。そうやってクラスの子どもたちを犠牲にしている分、迷惑をかけている分、たくさん勉強して帰ってこようと思っています。
私は、この7か条は、特に教員ということでなくとも社会人一般にあてはまることではないのかと思います。

4.その他として2つ書きました。
「落ちてしまった、臨採すべきか、勉強すべきか」
落ちてしまった人はとても悩むことだろうと思います。私は東京都で介助員をしていましたが、そこで経験した一年間は、今まで生きていた中で、一番勉強になった一年でした。
私の担当していた男の子は、超多動で、一言もしゃべれず、目も合わない、字も書けない、そんな重度の自閉症児でした。でもどうせできないから、と思って、チャンスを与えてあげなければ、何もできないのです。
例えば、「おはよう」というたった一言のあいさつにしても、言えるようになるかもしれないという希望を持ち、「おは・・・」まで言ったのです。すると「よう」というようになる。繰り返していくうちに「萩原先生おはようございます」と言えるようになりました。それは、どんな子どもであっても同じなのです。指導者があきらめず、チャンスを与えてあげること、きっかけを作ってあげることが大切なのだということを学びました。
そして、いろいろな先生を見ることもできますし、いろいろな子どもたちと接することもできます。
こうして、現場に出ていれば、「どんな先生になりたいのか、どんなことを子どもたちに教えたいのか、どんなクラスにしたいのか」などが、想像しやすくなり、明確になってきます。

「アルバイトはやっぱり塾講?」ということで書きました。
大学生、アルバイトしてますでしょうか?学生でいながらも社会経験ができると言うのが、アルバイトです。ぜひいろいろなアルバイトをしてください。教員になりたいからやっぱり塾講?という考え方もありますが、私はやりませんでした。某ファミレスでウェイトレスをしていました。とても忙しい店で、きつい仕事でしたが、ものすごく勉強になりました。教員になった今でも生かされていると思います。

5.おわりに「大学時代の友達は宝物!文教ばんざい!」というわけで、私は大学時代女子硬式庭球部に所属していました。
テニスに汗を流し、勝利を目指し、同じ夢を追いかけた友達とは、今でも月に一回飲み会をしています。仕事での失敗を話したり、悩みを話したり、ばか騒ぎをしたり、大笑いしたり、社会人になったからこそ、そんな仲間を大切にしなくてはならないと思います。仕事場ではそこまでの友達はなかなかできません。
そして、そんな友達と出会わせてくれた文教大学にはとても感謝しています。卒業後も二次試験対策で大変お世話になりました。文教ありがとう、文教ばんざい!

私は、日々思うことなのですが、本当に教師になってよかったと強く思います。子どもと遊んだり、授業したり、毎日が楽しくてしょうがないです。というわけで、私の合格体験談は以上です。
ご参考になったかどうかわかりませんが、最後に一言、「皆さんは絶対に合格します、ぜひ、良い先生になってください」
どうもありがとうございました。

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