将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:吉田健一

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 あ、ちょっとつけたします。
 私が以下に

     周の雑読備忘録「日本の名随筆別巻4 酒場」

 次のように書きました。

  ようするにサ、私なんかと替わらない酔っぱらいじゃないですか。

 でもこれは吉田健一を貶しているわけではありません。私はなんとなく嫌いな方だったのですが(いくつかの本を読んでね)、でも数多くの、お酒に関して書いている文を読んで、大好きな方になったのです。
 いえ、実はこの方は、私の埼玉大学でも教えていましてね、それで、そのときの発言を聞いていまして、どうしても好きになれなかったのですが、そしてそれは彼の本を読んでもそうでした。でも、彼がお酒に関するエピソードをいくつも書かれていて、それを読んだときに、私はもう心の中がとろけるように、その文章にのめり込んでいったものなのです。
 私は今でも、彼の霊がニューヨークのどこかのバーで、延々と飲んでいる風景が見えるような思いになるのです。

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06121201酒場

書 名 日本の名随筆別巻4 酒場
編 者 常盤新平
発行所 作品社
定 価 780円+税
発行日 1991年6月25日第一刷発行
読了日 2006年12月8日

 さすが常盤新平さんの編集です。実に面白い。実に愉快です。そしてでもやっぱり読んで泣けてしまうところもあります。
 あちこちで読んできた文章も多いのですが、やはり始めて接する文章もあります。やっぱり私は井伏鱒二、山口瞳の文がいいなあ。それから吉田健一もいいです。私はこの吉田健一のことが嫌いな人間でしたが、この酒のことを書いた文章を読んでから実に好きになったものでした。ようするにサ、私なんかと替わらない酔っぱらいじゃないですか。

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