将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:周の刑事訴訟法

11122005 テレビの報道番組で、全国の「荒れる成人式」を見ました。「なんで、今の若い子は成人式なんて出るのかな」という思いで、この数年いましたが、それでも私の娘二人の成人式昨年とおととしには、あんなことはなかったようです。1年で若者が変わったのかな。
 さてそれで、高松市の市長は、このときに市長あてにクラッカーをぶつけた若者5人を告訴だか告発だかするそうです。「威力業務妨害」だということです。でもこれって、間違っていませんか。テレビで見ていた限り、あの程度の妨害なら、職員が5人でもいて、「コラッ! やめないか」と声をあげて、身体で止めれば防止できていたことですよ。それでもやるのなら、「威力業務妨害」だろうが、「暴力行為」だろうが、とにかく違法な行為をしているのだから、職員がその当事者の若者を逮捕すればいいんです。
 刑事訴訟法に

  第二百十三条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを
                逮捕することができる。

                        (「周の刑事訴訟法」を参照ください)

とある通りです。誰でも逮捕することができるんです。それを、もう事が終わってしまってから、警察を使うなんて、どうかしています。
 これはこういうことですよ。目の前で、女性が暴漢に襲われて、それを何もしないで見ていたのに、あとから、告発するのと同じです。あとからでは、その女性が犯されてしまった事実は消えないのです。自分たちの市長が、無謀な若者に犯されたのを黙って見ていて、それであとからよくまあ告訴とか告発ができるものです。あの職員たちは、なんで身体で止めなかったの。それが仕事じゃないの。
 私周は、小男でして、武道も何もしたことがありません。ただし、過去これに類似したようなことがあったことが何度かありました。なんかの集まりで、どうしてか若い奴で、訳が分からないまま、結果としてその集まりの邪魔になるような行為をしちゃう連中がいるんです。私は必ず、出ていきまして、それを止めました。もう面倒だから、酔って分けが判らなくなっているようなのは、最初からいきなり顔を殴ります。いきなりやらないと、私よりでかい奴には敵わないからなあ。やるときは、もう10数発両手で殴るよ。下駄でもはいているとそれで殴ります。手でやると手がいたいからなあ。
 情けない大人たちを見ました。

11082202 これはちょっと言わなければなりません。麻原裁判の主任弁護人の安田弁護士が別件逮捕されたことです。たった今もそのことをテレビが報道しています。
 私はこの安田弁護士さんとは面識はありません。ただ、事務所が大口昭彦弁護士と同じなために、ときどき打ち合せに行くときに、顔を合わせたことはあります。死刑廃止について熱心に運動をやられているなという印象がありました。
 なんだか容疑は、どこかの不動産屋に強制執行を免れるためのアドバイスをしたということですが、どうみてもこれは「デッチアゲ」と私は思います。この日本の弁護士のうち、私は「5割は無能、4割は悪い奴、1割がまとも」と思ってきました。そして、その1割のまともな弁護士のうち、「優秀な弁護士」となると、それこそ数えるほどであると思っています。その数えるほど少ない弁護士の一人がこの安田弁護士です。
 第一、私の「周の刑事訴訟法」を読んでいただければ、判ると思いますが、なぜ安田弁護士が逮捕拘留されるのでしょうか。「逃亡のおそれ」や「罪証隠滅のおそれ」なんてあるのでしょうか。どうみても、単に「任意で捜査に協力してくれ」ですむような内容であるはずです。
 しかし逮捕状を発行したのは裁判所です。一体何を考えているのでしょうか。もはやこれは司法ファッショです。許すことのできない行為です。(98/12/07 07:19:19)

11071702 昨日神田会でした。なんとなくよく飲みました。ひさしぶり(3年ぶりくらいかな)に、K蠅裡佑気鵑砲会いできて、かついろいろと話すことができて嬉しかったものです。彼は私より年上のはずなのに、今でも海ではボードセーリングをやるし、スノーボードのインストラクターもやっているといいます。
 ただ私の赤ふんのふんどし姿を見てしまった独身のYさん(美女)は、悪いことをしたような気になってしまいます。世の中の男はすべて、あのような下着姿でいるわけではありません。あの姿は私周くらいです。
 現在自宅にて「周2号機」(DOS/V自作機)を作製中です。本日は松戸自主夜間中学校の授業ですから、明日完成させられるかな。
 本日鴎外記念図書館にて、吉本(吉本隆明)さんの講演会があります。行って、ずっと吉本さんの声を聞いていたいのですが、残念です。
 そういえば、私は鴎外記念図書館にて、大西巨人「神聖悲劇」を読んだものでしたあの長大なる小説を、ただただあの図書館に坐って読みました。ちょうど2年かかりました。私は本を読むのは速いほうだと思っていますが、この大西巨人さんだけには通じません。1ページ読むのに時間のかかること、かかること。思えば、戦争のことを書いた小説では、五味川純平「戦争と人間」も長大なる物語ですが、これは私はあっという間に読んだ思いがあります。分量としては「戦争と人間」のほうがはるかに「神聖喜劇」よりも長いはずなのですが。
 吉本さんの対談の中で、大西巨人さんとの2回にわたる話が私は好きです。私は二人が対談していることを想像するだけで嬉しい。
 このホームページは10月1日に正式オープンの予定ですが、もう今でもたくさんの方に来てもらって、とても感謝しています。
「周の政経塾」にUPしました「周の刑事訴訟法」ですが、「とても助かった」という感謝の電話をいただきました。まったく望外の思いです。あの部屋にUPすべきものはたくさんあるのですが、まずは「どうせ、誰も読まないようなものからUPするか」という気持でした。だって、「誰も興味なんかねえよな」という思いでした。でもでも違いますね。
 私にとっては、あたりまえの刑事訴訟法の知識が、やっぱり遠い存在になってしまっている方も多いことだろな、なんて思います。
 少しでも役立つことは、私も生きてきて良かったななんて思いです。

11070705   Monday, July 09, 2001 1:40 AM
「初めまして」
 初めまして。私は知人が逮捕されて、すぐには会えないという事が分かり、警察の今後の処遇について、自身が知りたくなり、検索していた所、周さんのHPにいきつきました。実体験と併せて詳しく記してあり、とても役立ちました。ありがとうございました。
 さて、逮捕された被疑者ですが、理由は相手に怪我をさせたようです。金曜日に逮捕されたので、明日で3日目の留置を迎えます。ただ、弁護士と本人との接見が月曜日すぐというわけにはいかないようです。というのも、身内が連絡をとるようですが、予約した所で、傷害専門の弁護士さんをキープさせてもらえるか、分からないそうです。本人が電話番号を知っていれば、24時間いつでも直接連絡はとれるのですか? あと、10日以内に釈放されるというのは、到底無理ですよね、、? 被疑者の体調(内臓系)があまり良く無いので、長く留置になってくるのは、薬は飲んでいるものの、気掛かりです。
 留置の中は、取り調べの他は、本人は自由に横になったり出来るのですか? よろしかったら教えて下さい。
  メールアドレス
  氏名 T

   Monday, July 09, 2001 3:48 AM
「Re: 初めまして」
 初めまして。私は知人が逮捕されて、すぐには会えないという事が分かり、警察の今後の処遇について、自身が知りたくなり、検索していた所、周さんのHPにいきつきました。実体験と併せて詳しく記してあり、とても役立ちました。ありがとうございました。

 はじめまして。私の「周の刑事訴訟法」をごらんになったのだと思います。あれは詳しく書きましたので、まちがいなくあのとおりです。

 さて、逮捕された被疑者ですが、理由は相手に怪我をさせたようです。金曜日に逮捕されたので、明日で3日目の留置を迎えます。

 もう、間違いなく10日間の勾留がついていると思いますよ。でなければ釈放されているはずです。

ただ、弁護士と本人との接見が月曜日すぐというわけにはいかないようです。というのも、身内が連絡をとるようですが、予約した所で、傷害専門の弁護士さんをキープさせてもらえるか、分からないそうです。

「傷害専門の弁護士」というのがどういう意味なのか(はじめて聴きますよ)判りませんが、とにかくどんな弁護士でもいいから早く接見すべきです。実際の裁判のときには、また別な弁護士をたててもいいわけですから。
 それと、弁護士でなくとも、早く家族が接見すべきです。下着や歯ブラシやちり紙やそのほかのものはどうなっているのでしょうか。「接見禁止」になっていれば(なっていないと思いますが)、面会はできませんが、差し入れはできます。

本人が電話番号を知っていれば、24時間いつでも直接連絡はとれるのですか?

 電話番号を知らなくても、警察に調べてもらえばいいのです。でも本人がしっかりしていないと駄目でしょうね。だから家族や友人が頑張ってやってあげるべきです。

あと、10日以内に釈放されるというのは、到底無理ですよね、、?

 もうあと10日の勾留がついていると想像されます。いつから「あと10日」なのかは、警察に聴かれればいいと思いますよ。

被疑者の体調(内臓系)があまり良く無いので、長く留置になってくるのは、薬は飲んでいるものの、気掛かりです。
留置の中は、取り調べの他は、本人は自由に横になったり出来るのですか? よろしかったら教えて下さい。

 留置場は、「正座か胡座」です。つまり「体育座り」もだめです。ですから横になることはできません。でもこれはかなりその留置場の看守の権限で、自在なようです。体調が悪いのなら、本人がその旨を言って、横になるなり、させてもらうべきです。また家族なり、友人が訴えるべきでしょう。
 それから、早く被害者と示談にすべきです。被害者と和解できれば、起訴されないこともでてきます。相手の怪我がどのくらいなものか判りませんが、とにかく示談することが大事です。示談できなければ、間違いなく起訴されるでしょう。そうすると保釈をまつしかありません(これも家族なりが保釈申請しなければならない)。そして起訴されてとしても、執行猶予がつくのには、被害者と示談になっていないとなりません。
 ただ、被害者の怪我の具合、そして相手もかなり悪いことことをやったのだという場合とかいうのだとまた違ってくるでしょうが、メールの内容ですと、以上のことくらいしか想像できません。
 とにかく、本人がしっかりしていること、そして家族、友人がしっかり彼を支えていくことです。警察はまず、彼のためには、何もやってくれないでしょう。法で決められていることだってやってくれませんよ。こちら側がしっかりやらないと駄目なのです。萩原周二

   Saturday, July 14, 2001 7:54 AM
「留置その後の経過」
 おはようございます。Tです。メール受信がおかしくなってしまったので、hotmailから送りますね。
 あれから、周さんの詳しい内容のお返事に、私は驚き(焦り)身内の方にもすぐ伝えました。(傷害専門なんてないんですね。失礼しました。)
 そして、プリントして渡しました。逮捕されてからの経過が、手に取るように書かれていたので、身内の方も納得し、緊急に弁護士に連絡をとる次第となりました。金曜日に逮捕されて、月曜日の夕刻にはなんとか接見となったようです。本人は初犯で、相手の方も一週間の打撲だそうです。
 身内の方は早速、お詫びとお見舞いを兼ねて、会社を訪ねられました。
 推測では、30万から50万の罰金になるのではないかと聞き、個人的に驚いています。
 面談も予約し、会えたのですが、やはり身体の調子はおもわしくないようです。一応一日横にはさせてもらっている様ですが。こんなに暑いのに、クーラーが夜消えると耳にし、良く無い事をしたとはいえ、体力的に辛いのではないかと思います。小窓ぐらいは付いているのでしょうか__?
 10日勾留は付いているが、あと3日で釈放されるだろうとほのめかされました。
 今回の件、周さんに貴重な情報を頂き、本当に助かりました。本当にありがとうございます。
 でも、考えの無い、暴力はいかんですよね。
 (略)
 何か事が起きたら、またメールをするかも知れません。(ない事を願っていますが、、)では、よろしくお願いします。
   メールアドレス
   氏名 T

   Saturday, July 14, 2001 4:06 PM
「Re: 留置その後の経過」
 まず、この返事が遅くなりまして申し訳ありません。ときどき、パソコンに触れたくなくなる時間が気持の上で、出てくることがあります。それで、さきほどこのメールを開きました。
 でもなんだか、読んでいまして家族の方もT様も、少しは事態がご理解できたように思い、そのことは嬉しいです。

身内の方は早速、お詫びとお見舞いを兼ねて、会社を訪ねられました。

 これは本当に良かったなと思いましたよ。何にしろ、喧嘩はよくないし、暴力はいけません。

こんなに暑いのに、クーラーが夜消えると耳にし、良く無い事をしたとはいえ、体力的に辛いのではないかと思います。小窓ぐらいは付いているのでしょうか__?

 この暑さですから辛いでしょうね。ただ私が昔逮捕されていた頃は、暖房も冷房もなかったから、それは大変でしたよ。私は1969年の夏は、府中刑務所の独房の中にいました。部厚いコンクリートの壁でして、隣の房とは決して会話できません(なんでも当時の巣鴨の東京拘置所にいた友人たちは、けっこう隣の房とは連絡を取り合ったようです。府中の方が厳格だったのですね)。暑くて堪らないのと、それから困ったのは夜の蚊です。それからときどき飛び込んでくるゴキブリにもうんざりしました。あるとき夜中に箒を振り回していたら、看守が来まして、「おい、5004番、何をしているんだ」といいます。私は「今、ゴキブリと闘っているんだ」と答えたものでした。
 窓は判りません。私が昔入りました、東京東調布署と埼玉朝霞警察の留置場には、窓はありませんでした。

でも、考えの無い、暴力はいかんですよね。

 まったくその通りです。でも私もそんなこと偉そうに言えるのかななんて思いです。実は私は小男で、喧嘩なんかからっきし弱いのに、何故かときどき人を殴ってしまいます。夜帰りの電車の中で、人に絡んでいるような男がいると、何故かそばに寄って「やめろ」と脅したりしています。思えば、けっこう恐ろしいことをしていますね。
 (略)

何か事が起きたら、またメールをするかも知れません。

 いつでもどうぞ。                     萩原周二

 このメールの掲載を了解していただいた際に、付け加えていただいた文章が以下です(周)。

 結局、彼は初犯の為、13日間の留置と、罰金10万で済んだのですが、本人も今回の件は、まさか逮捕されるとは考えてなかったらしく、正気な話、もう二度と行きたくないそうです、、。
(第52号 2001.08.13)

11030809「将門Webマガジン第94号」の「今週のコンサル」で書きましたことのあと、経験した恐いことです。どうやら、書いたようにして解決できたのが、5月30日の午後8時くらいでした。
「食事をどうしようか?」ということだったのですが、まだ長女が小学校から帰ってきません。電話すると、「まだ学校でやることがある」(いつも教材作りやいろいろ)ということです。「では、パパは帰るよ」ということにしました。できたら、先ほど電話で話した和尚さんに電話して飲もうかなと思ったものなのです。
 それで、でもお姉ちゃんが帰ってくるころ食事できるようにと、なにか食事を作ろうと次女は買い物にでました。次女は自転車をおして私と一緒に歩いていきました。東京の実に古い商店街を歩きました。どこかで何かを買うつもりの次女も、私と愉しくお喋りしながら歩いています。ちょうど私は54歳の誕生日でした。だからみんなで食事したいね、なんていいながら、「でもママに心配かけちゃ駄目だよ」なんて言われながら、二人で商店街を歩いていました。時間が8時20分の頃、そろそろ商店街は人通りが少なくなります。
 私たちの後ろから、ある男が急ぎ足で迫ってくるのを感じました。私は「なにか道でも聞きたいのかな」と思って振り返りましたら、ちょうど30歳くらいの眼鏡をかけた男性が、右手に割れたビール瓶をもって、押し殺したような声で「刺すぞ」と次女に言いました。首から下が血だらけです。
 次女は驚いて、急に泣き出して逃げ出しました。そして私を見て言います。「パパ、逃げて!」。でも私は逃げるわけにはいきません。でも次女が叫びます。その次女のほうへ、男が迫っていこうとします。そしてその次女の先には女性たちばかりがいました。私は彼女たちに向かって、「逃げて!」と叫びました。彼女たちも何が起きたのか驚いています。
 そこへパトカーがきました。だが私たちをすり抜け、先に行ってしまいます。男は不気味に割れた瓶を構えて迫ってきます。私はパトカーに叫びます。「こっちだ! この男を捕まえてくれ!」。でも車から降りた警官は、そちらで事情徴集でもしているようです。ようやく長い警棒をもった警官が一人、こちらへ歩いてきます。その動きの緩慢なこと。でもこのときになると、商店街の男性たちが何人も出てきました。
 割れた瓶をもった男は、少しずつ別な方へ向かって歩き出しました。どうしてか警官が追っていかない。私は、「あの男だ、捕まえて!」と叫びます。そして、

  周の刑事訴訟法 刑事訴訟法1「逮捕」

に、

  この現行犯人に関しては

    第二百十三条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこ
      れを逮捕することができる。

 ということです。つまり現行犯は警官でなくとも、私たちでも逮
  捕できます。

ということで、私がむかおうと考えました。刑事訴訟法の第二百十二条の第2項の3にある

  二 贓物又は明らかに犯罪の用に供したと思われる兇器その他
      の物を所持しているとき

というときの「贓物」とは、あの割れた瓶をいうのだなと確信できました。
 娘が泣きながら「パパ、どこへ行くの?」というから、「いや、あいつを捕まえてやる!」といいますと、娘はますます泣きじゃくって、「やめて」とさらに泣きます。
 どうやら、警官が男と話しているのは確認できました。商店街の人たちも、「何で警官の動きが鈍いんだ」「いや、彼らだって、恐いんだろう」なんて話しています。
 私はしばらく、そこの集まってきた女性たちに説明したあと、娘と歩きだしました。娘は泣き続けまして、「恐かった」と言い続けます。そして、今度はお姉ちゃんが心配だといいます。そして「どうしてパパは逃げないの?」といいます。もう私が一人で帰るのも心配なので、部屋に泊まってくれといいます。
 実は、私は割れた瓶で迫られた経験は、何度かあるのです。新宿の飲み屋ではそのときにもマスターが「逃げて!」と叫びました。そして私は逃げました。それから、また別な飲み屋では、もう面倒なんで、私は平然と飲んでいましたら、相手は口で脅すだけで、そのうちに店から出ていきました。その他さまざまな体験を経ています。だから、そうした場数を踏んできたものですから、恐怖は少しも感じなかったのですが、娘の恐怖は理解できました。次女は子どものときから、かなり気丈な子だったのですが、今回のように、血だらけの男が割れた瓶を振りかざして後ろ30センチというところまで迫ったきたのには、さすがに恐怖で泣き出すはずです。
 それから二人で、買い物をしてビールを買って、娘の部屋に戻りました。食事をして、長女が帰ってくるというので、二人で迎えに行きました。長女の顔を見るなり、次女はまた泣き出しました。
 それで、3人で部屋に帰宅して、そして私は自宅へ帰ることにしました。実は私は前日は飲みすぎで帰宅していなかったのです。それで、「ママ独りじゃ可哀想だろう」なんていい、帰ることにしました。
 次女は、「パパ、変なヤツがいても、『やっつけてやろう』なんて思わないで逃げるんだよ」と何度も何度もいいました。
 それから私は、まず駅前の交番へ行きました。あの男がどうなったかを聞いておかないと不安だったからです。次女は恐怖でもう夜歩けなくなってしまうかもしれません。そうすると、まずあの男は、自分で自殺しようと首を切ったということなのです。そして死にきれなくて110番したようです。もう救急車で収容したということでした。だから、私はすぐ電話して、「あの男はもう捕まって病院にいるから、安心だよ」と伝えました。このことが判らないと、娘たちの不安が続いてしまいます。
 でもこれで、どうやら娘も気持が落ち着いたようです。ただ、自殺しようという男がなんで、私たちとくに次女に迫ってきたのかなと思うのです。私の想像ですが、彼にとって、商店街を歩く私たち二人があまりに愉しそうにお喋りしているのが、腹立たしかったのだろうななんて思ったものです。
 しかし、いつでも恐いことが起きますね。私の54歳の誕生日に起きたことでした。

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