将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:大修館書店の「漢語林」

16042405
 私はこの辺の字で思い出しました。
 ある会社の役員変更(か本店移転だったか)で、そこの取締役の個人の印鑑証明を用意してもらったことがあります。それが渡辺さんで、その辺の字がここで私が大修館書店の「漢語林」のページをあげました。
 するとその彼はたちあがり、私は少し乱暴にも思える人だったので、「そんなことはおかしいのだ」と怒りだすのかと思いましたが、少し後ろに行き、携帯電話で、「おい、かかあ、うちの墓は漢字がまちごちょるぞ」といいました。彼の「渡辺」の「辺」は、「渡邊」ではなく「渡邉」だったのです。
 思い出せば、登記所の登記官も公証役場の公証人も実に細かく指定し、パソコンでない場合(印鑑証明どうりの字がプリンタで出せない)は、手で書いたものです。でももう随分前に、それがすっかり変わり、もうパソコンにないからと手で書いても(実は戦前でも、戦後のどさくさでも、いいかげんに作字されていたのです)、「もうこの字なのです。それでそちらの主張の字というで、それが裁判で勝つのなら、何百万かけても作字します」とまでいうのです。
 そんなことを思い出しました。

   邊→邉

15051208
  土井晩翠『星落秋風五丈原』の註なのですが、以下のように書いていますが。
  http://shomon.livedoor.biz/archives/51877367.htm

 刀斗(ちょうと)聲無く 露落ちて (註)刀は正式には「ちょう」の字

これでは、分かりませんので、ここに大修館書店の「漢語林」をその「ちょう」の字をデジカメで撮りまして、ここに載せます。
 これで分かると思うのです。刀ではなく、この字なのです。もう気になって仕方なかったのです。

↑このページのトップヘ