1211170112111702 この加倉井隼人を先頭にする三人の姿は見えるような思いになります。

 数珠つなぎの三人は畳敷の大廊下を、百足(むかで)のごとく足並を揃えて歩んだ。

 でも六兵衛が次に進むのは、大廊下の御詰席なのです。

12111703「お頭。やはり名古屋は、江戸の西備えではないのか。権現様の御台慮を奉じて大天守を上げ、金の鯱鉾を掲げたのではないか」
 言うや言わずのうちに、小源太は二の腕を四角い顔を当てて泣き出した。

 うーん、私はあの金の鯱鉾が名古屋城の天守に掲げられるときに、名古屋で現物を見たように記憶しています。小学5年生だったかな。今では、その記憶もあいまいですが。
12111627 でもこの小源太のいうことと、実際の名古屋人の有様(とくに昭和期以降は)は違うように思いますね。

 その夜から、的矢六兵衛は大廊下殿席に座った。

 そうか、これからどうなるのかな。