将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:大村益次郎が

1302180113021802  さあ、大村益次郎のいう話が的矢六兵衛に届くのでしょうか。だが私も「それなら何で彰義隊のことがあったのだ」と声に出してしまいます。
 勝安房も同じ思いだったのでしょう。

 勝安房は首をかしげている。大村の説得に感心しつつ、同時に懐疑したのであろう。つまり、ここまでいうのなら、どうして上野のお山の彰義隊を説得できなかったのだろうと、大村の人格を疑っているのである。

 そうだよな、と私も思い直しました。勝の疑義の通りです。しかし、勝はとんでもない疑義を言い出します。

「なあ、大村さん。もしや六兵衛は、お公家様の13021710回し者じゃないかね」

 しかしこうまで考えてしまうんだ。そうじゃないことはわかりきっていることですが、勝安房のいうことを聞いていきたい思いになります。

1302170513021706  今日は大村益次郎が的矢六兵衛に語りかけます。

「私は長州の大村益次郎と申す者です。もとは村医者でありましたが、蘭学を修むるかたわら西洋兵学を学び、こたびはふつつかながら朝命を拝し奉って、官軍の指揮を執っております」

 そばにいる勝安房も加倉井隼人も「どうせ六兵衛には無駄なこと」と笑いをこらえているところです。でも最後に益次郎は、「コホンと空咳をした」あと、驚くべきことを言うのです。

「・・・・・・。ついてはフランス国仕官学校留学生に推挙いたしたいと思うが、いかがか」13021702

 これは驚くべきことです。私はすぐに、パリを歩いている的矢六兵衛を思い浮かべてしまいました。えっ、あの当時のこのとき欧州に派遣された人の名簿を見れば、この六兵衛の名が記されているのではないかなあ、と思ってしまいました。
 この的矢六兵衛は小説の中の人物ですが、ひょっとしたら、実際に実在したのではないかなあ、と私も真剣に思ってしまいました。

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