将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:大海人皇子

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「源実朝『金槐和歌集』」4で実朝の以下の歌で

  春日野のとぶ火の野守(のもり)今日(けふ)とてや昔かたみに若菜つむらむ<

 この「野守」というところで、万葉集の額田王(ぬかたのおおきみ)のこの歌を思い出しました。

  茜(あかね)さす紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き野守(のもり)は見ずや君が袖(そで)振る

 額田王ってなんて可愛い女(ひと)なんでしょうか。このときの相手は大海人皇子(のちの天武天皇)なのですね。そして源実朝もこの歌は知っていたと思うのです。
 そして万葉時代の歌人をおおらかだと思ったものなのかなあ。いやいや血の匂を感じていたでしょうか。
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11041401  私は最初は、「中大兄皇子(のちの天智天皇)の愛した女、額田王」と書いていました。そして大海人皇子に関しては、「天武天皇の愛した女、持統天皇」というのを次に書く気でいました。でもやはり私には天武天皇ではなく、皇子時代の大海人皇子の名を書き、そして額田王(ぬかだのおおきみ)名を記してしまいました。
 とくに次の二人の歌は忘れることはできません。

  茜(あかね)指す紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る(額田王)
  紫の匂へる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我恋ひめやも(大海人皇子)

 ただし、この歌も宴席での座興の歌ではないかとの池田弥三郎の意見も強いようで、私には判断できません。でもでも私には、美しい額田王を中大兄皇子と大海人皇子が争った三角関係の歌だとい思いたいものなのです。(2011.04.16)

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