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 SHIROのポメラ日記 の [子どもと携帯電話]に、1月26日、このUPがありました。

携帯メールでの「30分ルール」というのをご存知でしょうか。

友達へメールを出した時、返事が返ってくるまでの時間が、
 15分かかると→65%の子どもが「遅い」と感じる。
 30分かかると→85%の子どもが「遅い」と感じる。
(モバイル社会研究所の調査より)

 いえ、私はまったく知りませんでした。でもこういうふうに思うのは、よく判ります。私の二人の娘は実に返信が速いです。私は次女ブルータスには、「エッ、よくこんなに速く!」と驚いています。0秒か、1秒としか考えられないくらいに速いですね。
 ただし、私は私の年代の友人が、実に時間がかかって返信をくれても、まったく構いません。まあ、思えば私は手紙の返信がなくても、延々と和紙の手紙を出していますものね。

 私たち大人は、メールというのはFAXと一緒で、自分が都合のいい時に出して、相手も都合が付いた時に読むものというイメージがあります。
 しかし子ども達にとってメールは電話と一緒で、「30分以内に返事を書くのが当たり前」のリアルタイムなメディアなのです。今では「30分ルール」から「15分ルール」に時間が縮まっている、という話もあります。

 でもこの子どもたちの気持は判ります。ただし、私は返信がこなくても平気です。いえ、明確な問い合わせのときには困りますが。
 そういえば、昨年私は608通の手紙(みな私的な手紙です。仕事上の手紙はまた別です。そして私的な手紙はすべて和紙で書いています)を出しまして、封書による返信は5通で、葉書による返信も5通でした。みなさまお忙しいのだろうと納得しています。

 でも、私の書いている和紙も手に入れるのがけっこう大変です。ただ今年になってからは、まだ数通しか出していません。けっこうその時間がないのですね。この私の手紙はいわばいつ出しても、出さなくても構わないものなのですが、今の若者のケータイメールは違うもののようです。

 それだけすぐに返事を書くためには、学校の授業中でも、食事中でも、携帯を手離さずにひたすらメールを打つことになります。大人からしたら「授業中はやめなさい」「食事終わるまで待ってなさい」と言いたくなります。
 そもそも、子ども達はなぜそんなに頻繁にメールをするのでしょうか?

 それで、このあとを読んで、私は少し怖い思いにもなりました。私の孫たちのも、そんな時がくるのでしょうか。

 例えば、ある高校生の女の子Aちゃんが、友達のBちゃんへメールを出したとします。Bちゃんはきっと、御飯を食べたり、宿題をしたり、やらなければいけないことがたくさんあるでしょう。でもそれらを置いてBちゃんがすぐメールを返してくれたら、それはAちゃんにとって「私はBちゃんにそれだけ大切に思われている」という友情の証明になるのです。
 逆にBちゃんからメールをもらったら、Aちゃんは「すぐに返事を出さないと私の友情を疑われる」と思って、何を置いてもすぐにBちゃんへ返事を書こうとします。
 そうしてメールをやり取りしていくと、口に出した言葉と違って、携帯の中に全て保存されていきます。子ども達は過去のメールをよく読み返すそうですが、それらは「私はこれだけ○○ちゃんとやり取りしている」という友情の証明アルバムなのです。

 これはとくに、女の子はこういう傾向が強くなるのでしょうね。私の二人の娘は、結婚をして、今度は私の孫のことを心配しだしている私です。

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