1212070112120702  なんだか読んでいましてつらいばかりです。

 とっさに気遣うたは、そやつらの身の上ではなかった。拙者の家来どもが気付いているかどうか。幸いその様子はない。

 私の思いですが、間違いなく気がついているはずです。いやそれは作者も思わない、書くべきことではないのかもしれません。でもさみしいことです。

 ……畏れながら二百六十年の天下も、いよいよ終いじゃなと思うた。いかに英明の誉れ高き上様でも、今や困民の群れと成り果てた旗本御家人の三万と五千家を救う手立てなどござろうか。

 私は、ここがこの作者の一番言いたいことなのかと思いました(いやもっと他にあるのかもしれませんが)。「英明の誉れ高き上様」なんていう言い方を、少し違う表現ですが、今も聞きますよ。相手が私が親しく話せる相手だと、もう私は12120607徳川慶喜(けいき)をめちゃくちゃに貶します。相手は、私が少し異常だと思うかもしれません。
 翻って今の時代を思います。江戸時代よりは少しはいいのだと思います。江戸時代は見事終わらせられましたが、今はどうなっていくのでしょう。
 私も、時代を読み、対応することなんかできません。私は、ただ孫のそばでおしゃべりするばかりです。