120214022003年12月26日
 本日、検察官は、安田好弘弁護士に対する東京地方裁判所刑事第16部が2003年12月24日に言い渡した完全無罪判決に対して、控訴した。
 弁護団は、弁護士活動を妨害する不当な控訴に強く抗議する。
 上記判決は、5年間の審理を経て、膨大な証拠を充分に吟味し、多くの争点について極めて説得的かつ丁寧な判断を下して、無罪判決を言い渡した。
 無罪判決に対する控訴自体が不当であって認められるべきではないが、それに加えて、そもそも上記無罪判決は、検察官の捜査、公判における立証活動を「アンフェアー」と断じ、厳しく検察官に対して反省を求めていたのである。
 にもかかわらず、控訴をしたこと自体が、検察官のなりふりかまわない権力主義を示している。検察官は、裁判所によって無罪とされた一人の人間を再度裁判に立たせることの不当さを理解しようとしたり、自らの立証活動に対する批判に対し謙虚に反省することは決してしない。
 弁護団は、控訴審において、安田弁護士の無罪をさらに確固たるものとするとともに、検察官の「アンフェアー」とされた立証活動について、徹底的に明らかにするものである。

         安田好弘弁護士弁護団
         主任弁護人 藤沢抱一