将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:尾崎士郎『人生劇場』

1307040113070402  私はこの新聞でこれを見た瞬間、「樋口一葉だ」と叫んでいました(こころの中で)。そして『たけくらべ』の美登利と信如のことも思い出していました。

龍華寺の信如が我が宗の修業の庭に立出る風説(うはさ)をも美登利は絶えて聞かざりき

これでもう二人は会わないのでしょうね(一葉は23歳で亡くなりますから、あとは分からないのですが)。
 今私は逆に長い小説(今思ったのは、「尾崎士郎『人生劇場』」の青成瓢吉とお袖のことです)を思い出していました。(私は「尾崎士郎『人生劇場』」も思い出すことがありますが、また別の話です。戦後、会った瓢吉とお袖がかみ合わない会話をするシーンを何度も思い出すのです)

 たけくらべの美登利と信如も、十三夜のお関と録之助も、にごりえのお力と源七も、たしかに、時のながれにもてあそばれたといえなくはない。
 それは、けんと植木も同じ。

 なんだか、悲しくなり泣きたい思いになります。私は昨日もおはぎの家へ行って、三人の孫と会いました。別れるときに、三人とみな手を合わせました。
 本当なら、けんも植木との間に子どもがいてもいいはずだったのになあと思うのです。13070304

 「先生はどんな本をお読みになるのですか」
 けんはことさら明るくたずねる。

 そうですね。私も興味を持ちます。

10081201「ニュースさとう」で沖縄のことを前日と続けて書きました。
「読書さとう」では、「尾崎士郎『人生劇場』」を書いたものです。あの物語は、大東亜戦争が開始されると、青成瓢吉は軍の報道記者として南方へ行きます。そして戦後もまたまったく新しい恋もするのです。私なんか、「お袖を忘れたのか?」と小説に向かって怒っていますね。
 写真は8月12日の午後5時36分に撮りました。このとき孫は眠っていました。それで少し「つまんないな」と思いながら、これを撮ったものです。(08/14)

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