11021303 この新しい年の初めに、こんな暗い小説を紹介して申し訳ないです(これは当初2010年1月1日に書きました)。でもいつかは、この小説のことを書かないとならないと思っていました。
 私はこのオーウェルの『動物農場』の英文は高校2年のときに読みました。私は高校1年の夏に鹿児島から横浜の高校へ転校してきたときから、夜には、京浜急行の日の出町というところの山手英学院というところに週3回通っていました。
 その中で、英文解釈の授業で、この作者の「Animal Farm」を読みました。いつか(私が大学生になってからかな)『少年マガジン』で漫画になったこともありました。
 それで私は高校3年のときに、ペンギンブックス(だったかなあ?)で、この同じ作者のこの『1984年』を読み出しました。まだ日本では翻訳されてはいなかったのです。
 でもでも、もうこの小説は、内容が暗くて暗くて辛すぎて、途中で読むのをやめたのを思い出します。その後大学生になって、この『1984年』が翻訳され、早川書房の『世界SF全集』に入れられました。それで私は読んだものでした。
 世界が、米国とソ連と中国に大別されています(これは私周がいうだけ。原作では、オセアニア、ユーラシア、イースタシアの3つに分けられています)。主人公ウィンストン・スミスは、私はチャーチルをモデルにしているのではと思いました。
  このスミスの国オセアニアには、「偉大な兄弟」がいます(実は存在しているかどうかは不明です)。みな人民は彼を恐れ尊敬しています。モデルはスターリンです。そしてみんなが憎んでいるはずなのがゴールドスタインです。これもまた実際に存在しているかはわからないのです。これはもちろん、モデルはトロツキーです。
 私は実際に、この未来にある1984年を怖がっていました。実はオーウェルはこの作品を書いた1948年の4と8をただ逆にしただけのことだったようです(それなら、そのことを早く教えてくれという思いです。私は実に1984年を恐れていたのですから。でもこれでは私の阿呆さを暴露するだけでした)。
 でもその未来に来るはずの1984年は、私がパソコンに初めて手を触れてまったく違う新しい年になったときでした(私はもちろん、もっと前にオフコンには手を触れてはいましたが)。大きく世界は変っていくのですが、それは共産主義・スターリンによってではないということを感じたものでした。(2011.02.13)