将門Web

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Tag:山折哲雄

12031603  吉本(吉本隆明)さんが亡くなったことが、日経新聞夕刊に大きく出ています。
  そこで山折哲雄さんが、次のように言っています。

…、吉本さんの言葉は独創的なために翻訳されにくく、同じく翻訳が少なかった柳田国男や折口信夫に通じるところがある。

  私は吉本さんの言葉が独特に感じられたからこそ、私の「吉本隆明鈔集」を始めたものなのです。
 それが、現在毎日UPしているのが400を越え、さらにもう昔にUPしたものを含めると、すべてで709になります。 そして、今後も書いて行きますから、全部で1、000を越える気持でいます。
 まだまだやって行かないとならないのですね。

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新聞名 図書新聞第2942号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 2009年11月21日
読了日 2009年10月14日

 どこを取り上げたらいいのか困りました。また秋竜山のところが目に入りました。

評者◆秋竜山 人間いろいろ、論語もいろいろ、の巻

 守屋淳『「論語」に帰ろう』(平凡社、本体七〇〇円)の、「帰ろう」も、「帰ろかな、帰るのよそをかな……」ではなく、「帰るべき」であろう。

いや読んでいるときは、もちろん一面から読むのですが、こうしてインターネットで書くとなると、別なところを読み出しているわけですが、でもこの秋竜山さんのところに紹介している本は著者名と題名を必ずコピーして、読むことになってしまいます。

評者◆山折哲雄 民俗学の系譜をたどりながら 「鬼」伝説の叢に分け入っていく――酒呑童子と坂田金時のテーマをとりあげた自在な議論の展開
鬼の思想 鬼哭と狂気綱澤満昭 風媒社

 鬼の源流を求めて、それが平地人に追われ山中に逃げこんだ先住民の裔だった、といったのが周知のように柳田國男だった。平原から掃討された悲運の民が、ときに里に出没して人をさらい、怪奇のふるまいをのこして、積年の憤気をふりまいたまま奥山に姿を消す。
 一方、オニはヒトの変化したもの、モノの凝り固まったもの、それがときに「マレビト」として出現し里人の心胆を寒からしめる、祝福と脅威のサインをのこして足跡をくらます、――そのように主張したのが折口信夫だった。

 ああ、そうなんだ、と今ただただ感心して読んでいました。次も「なるほどなあ」なんて声をあげたものでした。

 昔話の「桃太郎」では、周知のように爺さんが柴を刈るために、山中に入るところから話がはじまる。やがて桃太郎の誕生を通して、里に幸運がもたらされる。ところが昔話の「金太郎」では、怪童はまさかりをふるって巨木をさき巨岩を打ちくだいて、熊を手下にしたがえている。いってみれば桃太郎話は里山を舞台にしてくりひろげられるモノガタリ、それにたいして金太郎話は、奥山を縦横にかけめぐる怪童のモノガタリということになるだろう。金時説話が三輪山神話と同根の思想をあらわしているのも、山人社会の縄文的息吹きをよりいっそう強くのこしているからであるにちがいない。

 この本も読んでみないといけないなあ、という思いを強く思いました。

 サイト限定情報の以下も、読んでいて、ものすごくうなずいたものです。

評者◆増田幸弘 表現の自由???

 そう、こうしてインターネット上で何かを書いていると、とても嫌な不可解なことがあるのですね。

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