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「政治家としての自己」というとき小泉はすべてのことをやっているわけです。
 それに対して郵政民営化なんてそんなに重要じゃないというのは見解だからいいけど、「自衛隊の海外派遣とか重大な問題がほかにあるじゃないか」と言って、そのことばかり主張しているのは政治家としての意味もないし、政治政党としての意味もまったくないですね。その違いがたぶん選挙に表れていて、若い人はわりあい理解力もあるし、精神活動も活発だから、その見解がどうであるかというよりも、小泉は政治家としてこれだけ本気になっているじゃないかというのがわかって、「もっとほかに重要なことがあるとか言って、自衛隊の問題とかを持ち出しているが、それは本気じゃないじゃないか。郵政民営化のために解散すると言っているのにほかのことを言っても、それは何も言っていないことと同じだ」と、こうなりますね。
(「よせやぃ。」『時代の自意識について───第五回座談会』)

 吉本さんがあのときに、こう言われていたことを知って私はまったく嬉しいのです。実は私は長年選挙というのもをしたことはありませんでした。でもあの選挙のときに、いわば始めてやったのです。そのときの私の思いは、このときの吉本さんが言われることもまったく同じです。私も私以外の方にも言っていました。まさしく小泉の言われる側の政党に選挙するように私は周りにも言っていたものでした。それにしても、「もっと重要なことがある」とか言って連中が大勢いたものでしたね。選挙の結果は彼らは無残な思いばかりのようでした。

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