13071409 私は、2013年6月29日のポメラに次のように書いていました。

2013/06/29 06:29日経新聞を見て、記事下の広告で「南川高志『新・ローマ帝国衰亡史』」を見ます。

 帝国を滅ぼしたとされる「ゲルマン民族」は実は実在しなかった? これまでの定説を問い直す、二一世紀の衰亡史。

とありましたので、これは読みたくなりました。図書館に予約しても莫大な時間がかかるでしょうから。買おうかなあ。

でも思いのほか、早く借りられました。
 それでしばらく読みました。薄い新書なのに、けっこう読むのには苦労しました。私の読書する姿勢がだめになってきているのですね。

書 名 新・ローマ帝国衰亡史
著 者 南川高志
2013年5月21日第1刷発行
発行所 岩波書店
定 価 760円+税
読了日 2013年7月14日

目 次
序 章 21世紀のローマ帝国衰亡史
第一章 大河と森のローマ帝国 ― 辺境から見た世界帝国の実像
第二章 衰退の「影」 ― コンスタンティヌス大帝の改革
第三章 後継者たちの争い ― コンスタンティウス二世の道程
第四章 ガリアで生まれた皇帝 ― 「背教者」ユリアヌスの挑戦
第五章 動き出す大地 ― ウァレンティニアヌス朝の試練
第六章 瓦解する帝国 ― 「西」の最後
終 章 ローマ帝国の衰亡とは何であったか

著者紹介
南川高志(みなみかわ・たかし)
1955年三重県生まれ。
1979年京都大学文学部卒業、84年同大学院博士後期課程研究指導認定退学。大阪外国語大学助教授を経て、現在、京都大学教授。専攻は、西洋古代史。
著書に、『ローマ皇帝とその時代―元首政期ローマ帝国政治史の研究』(創文社)
『ローマ五賢帝―「輝ける世紀」の虚像と実像』(講談社現代新書)、『海のかなたのローマ帝国―古代ローマとブリテン島』(岩波書店)他。
訳書に、『ローマ皇帝群像』1(京都大学学術出版会)、サルウェイ『〈1冊でわかる〉古代のイギリス』(岩波書店)他。13071315

 読んでいてものすごく「なんだかつまらないな」という思いで、でもインターネットで次を読みまして、あ、これなら俺なんか何も書くことがないじゃないかと思ってしまいました。私が「つまらないな」と思ったところを書くべきなのかなあ。

著者からのメッセージ
 ローマ帝国の歴史は、わが国でもファンが多く、これまでもさまざまな形で語られ、読まれてきました。近年ではテレビ番組の特集や映画・漫画なども人気で、ご覧になった方も多いと思います。
 特に、帝国が衰亡していく過程はロマンを誘うのか、18世紀に書かれたエドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』が好んで読まれています。今回私は、ギボンが大著を費やした同じテーマを、新書1冊で書いてみました。我ながら大胆なことです。
 執筆にあたっては、学界の最新の成果を取り込み、また「ローマ帝国とは何か」ということについて私の独自の解釈に拠ったので、ギボンの衰亡史とはすっかり異なるものになりました。たとえば、ローマは地中海ではなく「大河と森」の帝国であった、最盛期のローマ帝国には「国境線」はなかった、古代に「ゲルマン人」はいなかった、あの巨大な帝国はわずか30年で崩壊したなどと聞くと、驚かれる方もあるのではないでしょうか。
 あわせて、本書では安易に現代と比べることは控えましたが、ローマ帝国の再来といわれたヨーロッパ連合(EU)が動揺し、アメリカ「帝国」の終焉が語られ、アラブ世界の混乱が続く昨今、読者には、本書を通じて世界やわが国の状況にも目を向けていただき、国家とは何か、国に生きるとはどういうことなのか考えていただければ、著者としてたいへん嬉しく思います。

 なるほどなあ。「本書を通じて世界やわが国の状況にも目を向けていただき、国家とは何か、国に生きるとはどういうことなのか考えていただければ」ということなんだ。ローマっていうのは、どうしても日本人である私には理解しがたいもののように思います。
 私にはローマって、古代のイタリアのことではないのだと思います。また同時にフランスって、いわゆるガリア人の国が今こうなったのかなあ、なんて思うものです。
 要するに、私にはその程度のことしか言えないし、思えないのです。
 ただ私はローマというと、今は13071316『コンスタンティヌス大帝と「背教者」ユリアヌス』を思い出しました。

 私には「俺には何も言えないのだな」という思いしか残りませんでした。
 あ、私はローマというと、カエサルを思い出し、「プルタルコス『対比列伝』」のいくつもを思い出しますよ。