将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:栗谷清十郎

1304050113040502 昨日書いたように木戸孝允が六兵衛に怒って騒動になっている頃のことです。

 黒書院がすったもんだしているそのころ、表御殿柳の間において、内藤筑前守と旧幕臣たちが福地源一郎の質問に答えていた。

 源一郎はみなに質問し、それを新聞に書くのです。それが実際に東京で新聞が発行されるわけですが、それが現在は朝日や読売ばかりで、源一郎の新聞が残っていないことが残念です。
 栗谷清十郎がいうのです。

「・・・・・・・・・。ところでおぬし、勝安房守の肝煎りゆえ、こうして答えておるが、いちいち書き付けて何をするつもりなのだ」13040409
「新聞の記事に掲載いたします。庶民には知る権利がございますゆえ」

 うーん、まったくその通りなのですが、できたら黒書院での木戸孝允に関わる今の騒動を書いてほしいな。書かれなかったから、正式には今に伝わっていないのです。もっともこれはこの「黒書院の六兵衛」という小説の中の出来事ですが。
 もう私には、架空の話か歴史上の事実か分からなくなっているのが今の現状です。

1303010113030102  この回では、私がどうにも好きになれない内藤越前守がまともなことを言っています。

「・・・・・・。いかに魑魅魍魎の世の中とは申せ、今少しまともに考えられるのか」

 こういわれると、加倉井隼人も考えます。福地源一郎も本多左衛門、栗谷清十郎も同じでしょう。
13022807 でも田島小源太が叫びます。

「御頭はどこじゃ!お出会いめされよ、六兵衛が六兵衛が!」
 田島小源一郎の叫び声である。

 どうしたのでしょうか。座っていた六兵衛が立ち上がったのでしょうか。そしてどこかへいくのでしょうか。また明日を期待します。

1211140112111402 この作品では15代将軍への幕臣たちの気持がそのまま書いてあります。何か緊急事態が起きたらしいのです。

 ・・・。寛永寺にてひたすら恭順するくらいなら、潔く腹を切っていただきたい、という声も耳にしていた。いや、実は多くの旧幕臣たちの本音はそれであろう。

 これは実に分かります。慶喜はいわば尊王攘夷派だったのですから、それで鳥羽伏見だったのですから、それで幕臣たちの気持はよく分かります。でもそうではありません。的矢六兵衛のことなのです。12111310

「帝鑑の間に、的矢六兵衛がおりませぬ」

 えっ、一体どうしたのでしょうか。それはまた明日になるのです。
 すごいいい小説だなあ。

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