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Tag:横山隆一

私の好きな日本人
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書 名 私の好きな日本人
著 者 石原慎太郎
発 行 幻灯社
定 価 1,600円+税
発行日 2008年11月20日第1刷発行
読了日 2009年1月26日

 私は、

 http://shomon.net/seikei/gai.htm 石原慎太郎の増税案に反対する!

というページを持っていますように、この石原慎太郎という人がどうにも好きではありませんでした。私はもう昔から、日本共産党が実に大嫌いですが、この慎太郎も同じような存在にしか思えていませんでした。
 でもだんだんと、ちょっとこの人は私が思い込んでいるような人ではないのかもしれないな、と思うところもずっと私には思えてきたものです。
 それで前々から、彼の本も(小説等々ではなく)読んでみようと思っていましたが、なかなかその機会がありませんでした。
 でも今回この本を読みました。普段は電車の中でしか本は読まないのでしたが、この本はパソコンの前で読み耽けり、そして26日夜中12時5分前に読み終わっていました。
 今後も彼の書いている本は、他にも読んでいこうと思いました。

 私には、上のように簡単に増税を言い出すようなことは、政治家として実に阿呆であり、嫌になるのですが、この本を読んでいて、「こんな人なら、あんな阿呆なことをいわなければいいのになあ」と思ったものです。
 本にあった、「著者略歴」と「目次」は以下の通りです。

<著者略歴>
石原慎太郎
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞。翌年同作品で芥川賞を受賞。著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『光より速きわれら』『刀鋼』『生還』(平林たい子賞受賞)、ミリオンセラーとなった『弟』、また『法華経を生きる』『聖餐』『老いてこそ人生』『子供あっての親───息子たちと私───』
『オンリー・イエスタディ』など多数。

 以下はこの本の目次です。

目次
日本武尊―自己犠牲に徹した建国の英雄
織田信長―歴史を変えた本能的合理主義者
大久保利通―新生日本を創り上げた理の人
広瀬武夫―軍神
岡本太郎―自由と奔放の魅力
賀屋興宣―巨きなリアリスト
横山隆一―小さな巨人
五島昇―本物のダンディ
小林秀雄―無類な自由人間
奥野肇―感性における真の師
人生の原点

 どこも興味があったものでしたが、私にはとくに「賀屋興宣―巨きなリアリスト」が一番読みたいと思ったところでした。そしてこの人は名前は知っているけれど、どんな人だったのかということは、今回始めて私は教えてもらったものでした。
 思えば、小林秀雄とは、同じ横須賀線なんだなあ、なんて深く思ったものでした。
 ただ最後に書かれている奥野肇さんという筆者の高校のときの担任の先生の印象が私には強かったです。こういういい出会いを持たれている(いや、もちろん、その他の岡本太郎、横山隆一、五島昇という方々とのお付き合いも私には羨ましく、そしていいお付き合いだなあ、と思わせてくれました。

 とにかく、私には読んで実にいい本でした。私は石原慎太郎さんを、今始めて知った気がしています。

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新聞名 図書新聞第2899号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 平成20年12月27日
読了日 2008年12月20日

 前号の私のここで、私はこの秋竜山「読書絵日記」のことを書き、そこで紹介されていた和田秀樹『人は「感情」から老化する――前頭葉の若さを保つ習慣術』(祥伝社新書、本体七四〇円)は、実際に読んでみました。読んでみて、私のはこの秋竜山「読書絵日記」がとてもありがたくなりました。
 今回は、それが、「横山隆一さん万歳!、の巻」なのです。

 テレビで観る石原慎太郎の顔は、おこってばかりいて怖いねえ。やっぱり都知事になると、あのような顔になってしまうのか、そうしていなければならないのか、マジメにやればやるほど、おこった顔にならざるをえないのか。よくわからないけど。石原慎太郎『私の好きな日本人』(幻冬舎、本体一六〇〇円)では〈私が彼等を好きでたまらないということで、私は私自身を捉えなおし、この人の世を生き抜いていく自信を得ることも出来るのだ。かくも多くの素晴らしい、日本人として至福なことだと思う。そしてそれこそが、歴史と人間の関わりの本質に違いない。〉(本書より――人生の原典)

「え、石原慎太郎なんて興味ねえなあ!」という思いでした。でも読んでいくうちに、私の好きな横山隆一のことを慎太郎さんが、これほど好きで評価していたことを知り、秋さんが、次のように言われることに大変に興味を持ったものです。

本書を読んで感じたことは、ジーンとくる石原慎太郎さんの心のやさしさにふれたことであった。横山さんをこのような素晴しい文章で表現していただいたことを漫画家の後輩として感謝せずにはいられない気持になった。

 私は、以下のページを持っていますように、

   http://shomon.net/seikei/gai.htm 石原都知事の増税案に反対する!

    この石原慎太郎を、いわば日本共産党と同じように嫌っていました。いや、このごろは、日共よりは、石原慎太郎のほうがましだとは思うようになっていましたが、それでも、どうしても好きになれないものでした。
 でも、この秋竜山さんの文章を読んで、その私の思いがまったく消えてしまいました。

〈横山さんの晩年に、私としては忘れがたい、思い出す度に胸が熱く、というより暖かくなる思い出がある。議員を辞めた後、逗子の家に戻ってよく出かけていっていたマリーナのスポーツクラブで時折出会う漫画家の小山賢太郎さんが、私が逗子に戻ってきていると横山さんに告げたら、また遊びに寄るようにとの言伝てがあった。議員時代東京に居を移してすっかりご無沙汰していた後ろめたさで、出向くのを遠慮していたのだが、その伝言にすがる思いで、勘当のとけた息子みたいな気分で電話したら、聞き覚えのある奥さんの声が出て、すぐに喜んで取り次いでくれた。〉〈早速その週末飛んでいった〉(本書より)

 私もこの慎太郎さんのこの本は読んでみようと思いました。そして、私の「石原都知事の増税案に反対する!」のページにも、私の今の思いを書いていかなければと思ったものでした。

 あと7面の鈴木裕子さんの文章ですが、私の好きな方です。ただし、また別に考えていきたいと思っています。

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