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私が昔書いたことを見つけました。このサイトです。「空と海の青〜まゆの落書きブログ〜」で、書いてありました。
 以下全部引用してもいいのかなとも思うのですが、もういいや、してしまえとばかり以下引用します。

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2004年10月21日 (木)
星の王子さま
639「星の王子さま」サン=テグジュペリ   岩波書店   ★★★
「かんじんなことは、目に見えないんだよ」

 6年前。飛行機がパンクしてしまったサハラ砂漠で、ぼくは小さな星からやってきた王子さまと出会った。長い旅をしてきた王子さまが最後にたどりついた星・地球。彼が捜し求めていたものは・・・。

 実は。初めて読みました(笑)
 ストーリーも知ってるし、いろんな作品に引用されてると「ああ、あれね」と思う。でも、読んだことなかったんです。
 もっともっとメルヘンチックな話かと思っていて。読んでみると、印象違いましたね。
 小さくて美しくてはかない・・・まるで王子さまが大事にしているバラのようなお話でした。
 この本は、テグジュペリの生前に出た唯一の版となった1943年米国オリジナル版そのまま、なんだそうです。(その後出版されたものは挿絵が違うらしい)
 読み終えて感じたことは、「子供の頃に一回読んでおきたかった」ということです。子供の視点で一度読んで、大人になってからまた読み返す、ということをしたかったです。今の私はもうすっかり「大人の視点」で読んでしまっているので。やはり、小学生の頃、図書館で手にとればよかった、と後悔してます。

北原杏子 > まゆさんと同じく、実は私もこれ、ちゃんと読んでないです。やっぱり同じで、アニメになったのを見てたり、引用されたのを読んだりで何となく読んだような気になってました。こういう名作というものは、やっぱり子どもの頃に一度読んでおくべきものなんですねぇ…しみじみ。 (2004/10/22 00:57)

ぱせり > わたし、子どもの時、一度読んでるんです。でも、この本の良さがわかるような子じゃなくて、「なんだか退屈な本」ぐらいにしか思えなかったです。
大人になってから再び出会って、大好きな本になりました。「小さくて美しくてはかない・・・まるで王子さまが大事にしているバラのようなお話でした。」本当にそうですね。いろいろ深い意味がある話なのでしょうけど(よくわからい…)、ただ、切なくて切なくてたまらなく美しいお話、と思って、大切にしています。 (2004/10/22 06:50)

ざしきぼっこ > 私もぱせりさん同様、子供の頃に読んではいるものの、この本の良さが判ったのは大人になってからですね。
まゆさんの説明で気になったのは、はたして私が読んだのはオリジナルの挿絵のものだったのか?と言うことです。なにしろ年賀状の常連(ヘビ年に「帽子」、ひつじ年に「箱」とかを引用)だったので。。 (2004/10/22 09:33)

カリン > まゆさん、はじめまして。小学生の時にたぶん初めて自分で買った本が「星の王子さま」だったと思います。でもその本行方不明(悲)で、今年になってオリジナル版を購入して飾っていました。製本が頑丈…挿絵は?ちがうのね。比較できなくて残念。なんだか・・えらく哀しかったような記憶があります。読むときによって印象になる部分がかわるもんですよね。もう一度(飾ってないで・・・)読んでみますね。 (2004/10/22 13:35)

やまを > 私も小学生の時に読みました。意味がよくわからないのにとても印象に残る話がいっぱいで、気に入って本の場面を絵に描いたりしました。大人になってからは読んでないのですが、読み返すとまた違った感想をもつのでしょうね。 (2004/10/22 20:22)

まゆ > 北原杏子さん、そう、読んだ気になっちゃうんですが、やっぱりちゃんと読んでみると、想像してたのとちょっと雰囲気ちがったり。もっとほわほわした話かと思っていたら、けっこうシビアでした。実はほかにも「読むタイミングを逸した本」、いっぱいあります。
ぱせりさん、おっしゃる通り、大人になってから初めてその良さに気づく本だと思います。でも、子供の頃なんだかよくわからなくても、読んでおきたかったなあとつくづく思いました。「あ、そうだったのか」っていう感動を味わいたかったです。
ざしきぼっこさん、この本は2000年に出版されています。挿絵が違うと言っても微妙なところで、「星が一個足りない」とか「色合いが違う」というくらいらしいです。ひつじ年に箱って素敵ですね。
カリンさん、挿絵の違いといってもごくわずかなので、あんまり気にすることはないようですが、ここまで復刻しようという執念に驚きました。これは図書館から借りてきましたが、買っててもとにおきたいなあと思います。
やまをさん、ぜひぜひ再読をおすすめしますよ。たぶん、大人にならないとわからないだろうな、と読んでて思いました。今読むと、また感じるものがあるはずですよ。 (2004/10/22 21:17)

青子 > まゆさん、私は小学6年生の時に初めて読みました。でも、正直なところ、あんまり感動しなかったんですよね。大人になってからは、すごく好きな本なのでときどき引っ張り出して読んでいます。私にとっては、読むたびに新しい発見のある本です。あと何回くらい読むことになるのかなー。 (2004/10/22 23:37)

まゆ > おそらく、作者がこの物語にこめた想いは、大人にならなきゃわからないものなのではないでしょうか?じゃあ、私が本当にわかったかというと、それはとっても怪しいんですが・・・。私もこれからまた何度か読み返すことになりそうです。 (2004/10/23 00:02)

ありんこ > 私も最近借りてみたんです。まゆさんと同じく、実は内容をよく知らなかったので。でも途中で挫折しちゃいました。なんだか私には難しかったです〜。ちょっと哲学っぽい感じなんですね。かわいい王子様のお話を想像していた私でした。またいつか挑戦してみます〜! (2004/10/23 07:48)

まゆ > ありんこさん、私も途中で「んん?」って思うところがあって、それゆえの星3つなんですが・・・また気が向いたら、ぜひラストまで読んでみてくださいな。終盤はなんともせつなくて・・・。 (2004/10/23 10:09)

カリン > 挿絵のこと氣にしなくていいんですね。微妙な違いと書いてありますね。今まで開けてない私っていったい??昨夜読みました。始めのほうもほとんど忘れていましたこんな難しい本だったとは。記憶なんていい加減なものね。これは大人に向けて書かれていて、たぶん子どもにはわからないと思いました。大人になってもどれだけ氣づけるかどうか?これからも何度も読み返したい本ですね。 (2004/10/23 13:08)

周 >  まゆさん、今ごろになってレスします。
 私にとって、「星の王子さま」はとても難しい物語です。サン=テグジュペリは一体本当はどう考えていたのかな、そもそもこの「星の王子さま」では何を言いたいのかなというのは、私にはまだ判らないところばかりです。私には、彼の他の著作「夜間飛行」「人間の土地」「戦う操縦士」などとは、「星の王子さま」は、なんだかかけ離れた小説のようにしか思えません。ただ共通なところというと、「砂漠、星空、死」という言葉だけでしょうか。
 サン=テグジュペリはナチスに撃ち落とされたと言われていますが、思えば「星の王子さま」は彼が死を覚悟したときの遺書なのかもしれません。
 そういえば、サンテックスは今もコートダジュール沖の海の中に沈んでいるのですね(遺族の要請により、機体や遺体の捜索は行わないという)。
 私が書いた彼の「青春の手紙」という本の書評があります。

 http://shomon.net/books/books9.htm#san サン=テグジュペリ「青春の手紙」

 ここで私の思いはみな書いてありますが、読み直してみて、また書き足りないところを、今度書いてみます。

 私は彼のいくつもの作品を読みますと、何故かどうしても違和感を感じてしまうのですが、それでもこの「星の王子さま」は好きです。なんだかものすごく生々しく感じるところもありまして、サンテックスの資質をいつも考えてしまうのですね。
 たとえば、王子さまが、花と別れてから、星めぐりをしますね。真っ先に訪れた星では、やたらと威張りちらすというか、見栄を張りたがる王様に出会います。あの王様は何でしょうか。なんだか存在が寂しい描き方なように私には思えます。
 この王様は、実はサン=テグジュペリがド・ゴールのことを描いているですよ。サン=テグジュペリはド・ゴールをからかっているんですよ。
 第一次世界大戦では、不敗だったマジノ線でフランスはナチスを防げると考えていたのですが、ドイツ軍はベルギーからいとも簡単フランスに侵入して、フランスは降伏し、ビシー政権が出来ます。だがド・ゴールはそれを認めず、ロンドンに渡り、自由フランス軍を作り、フランス全土にナチスとの戦いの継続を訴えます。サン=テグジュペリは、ビシー政権からもド・ゴール派からも誘われますが、どちらにも与しません。だから彼は両派から非難されます。彼はアメリカに亡命します。そこで書いたのがこの「星の王子さま」なのです。
 そして、また再びナチスと戦うことを決意して志願して、北アフリカに赴きます。思えば、彼には自由フランスを率いるド・ゴールはこのたった独りでいばりちらす王様に見えたのではないでしょうか。なんだか、この王様を思うと、サンテックスの生々しいドゴールへの思いを感じてしまうのです。
 結局彼が属してナチスと戦ったのは、ドゴールの自由フランス軍ではなく、アメリカ軍の偵察隊です。思えば、このことが彼が行方不明で終わった(今も彼の死は明確には確認されていない)ことにもつながったのかなと思います。

 私が唯一フランス語の原典で読んだ本です。そしてやっぱり難しい本です。「サンテックスの遺書だったんだろうな」なんて思を私はいつも思ってしまいます。
(2004/10/24 09:16)

青子 > 横レス失礼します。周さんの「青春の手紙」を拝見しました。メインの遺書云々と少し外れるのですが、何度目かに「星の王子さま」を読んだ時、これはバラの花に寄せるラブレターだと思いました。だから、取り上げられた書簡を見てびっくりしました。やはりちゃんとモデルがいたのですね。なんだかすごく嬉しくなって一言お礼を、ありがとうございました。
原典で読まれるなんてすごいですね。
それと、確か今年、墜落した飛行機が見つかったというような記事を新聞で見かけたような気がします。間違っていたらごめんなさい。 (2004/10/24 10:53)

たばぞう > 私も10歳くらいでこの本を初めて読んで「?」でした。やはり良さがわかるようになったのは大人になってから。青子さんのバラに寄せるラブレターですが、確かちとわがままな奥様だったか恋人だったかがモデルだったような。サン・テグジュペリの伝記はかなり前に読んだので詳細は忘れてしまいましたが・・・。飛行機が見つかった記事は、私も読みましたよ。ただ、去年だったか今年だったかそのあたりがあやしいヘボい私の記憶〜。 (2004/10/24 16:49)

まゆ > カリンさん、そうですねえ。わかるようなわからないような・・・というのが正直なところです。でも、バラと、きつねと、最後のところは好きですね。またいずれ読み返してみたいです。
周さん、詳しいレスをありがとうございます。今の私は、正直言って、周さんのおっしゃりたいことが半分もわかりません。というのは、テグジュペリの著作はこれしか読んだことがないし、その人生についても通り一遍の知識しかないからです。こんなに丁寧に書いてくださったのに、すいません。でも、この作品とだけ向き合ったから感じたものもあるのかな〜という気がします。風刺やら批判やらも織り込まれていますが、テグジュペリのものすご純粋な祈りみたいなものを感じましたよ。
青子さん、飛行機発見のニュース、たしかにありましたね。でも、いつのことだったかは・・・。
たばぞうさん、子供にはわからないでしょうね。でも、やっぱりわからないなりに読んでおきたかったなあと思います。なんとなく、子供じゃないと気づけないようなことがあったんじゃないかな、と。 (2004/10/24 17:40)

周 >  青子さん、レスをありがとう。
 あの書簡の相手のリネットという女性は、はっきり言いまして、嫌な女ですね。ただ、彼女のほうも言い分があるんでしょうね。「大事なのは、ちゃんと生活していくことよ。あなたなんか、そんな危ない飛行機なんか乗らないで、小説家として安定した生活をすればいいのよ」と言いたいのでしょう。それに対して、テグジュペリは、「いや、飛行機に乗って戦うことこそが、私の人間としても義務なんだ」と言っていたのだと思います。ただ、それにしても、この「星の王子さま」の存在が、彼の生涯の一つの光のような思いに私はなります。
 それから、私はこれをフランス語の原典で読みましたといいましても、なにしろ、そのときは、刑務所の中の拘置所だったもので、時間だけはふんだんにあったのです。ただ、読んでいてもけっして愉しい思いは少しもしなかった小説でした。私は独房の中でしたが、テグジュペリも砂漠の中で独りだなという思いばかりでした。(2004/10/26 05:55)

周 >  まゆさん、レス欄が長くなりすぎたかもしれません。
 サンテックスは、できたら他の作品も読んでくださいよ。あまり愉しい作品だとはいえないものが多いのですが。でも彼は飛行機乗りという仕事をしていまして、同僚や友人たちが事故でいろんなところに不時着して(山岳や砂漠の中に)しまうのを目の前にしています。そうした仕事上のことと、大きなこととしては、ナチスによって敗北してしまった祖国フランスがありました。ただ、敗北したと言っても、ビシー政権は、第1次大戦時の祖国をドイツから守り抜いた英雄ペタンが率いる政権でした。戦後になってビシー政権を「ナチスの協力者だ」と断罪できるような時では、その時期にはありませんでした。そして自由フランスを率いるド・ゴールは実に勝手でいばりやです。
 そんなときに、彼はあの「星の王子さま」を書いたのです。
 私は、この「星の王子さま」が好きで、よく人に、この「星の王子さま」のグッズをあげています。70数人にクリスマスプレゼントで、タオルハンカチをあげたこともあります。別な女性たちに、マウスパッドをあげたこともあり
ます。姪の子どもには、王子さまが全面に描かれたリュックをあげたこともあります。そしてそのあげるときに、少し「星の王子さま」とサンテックスのことを喋ります。そして今も地中海に沈んでいる彼のことを言います。機体が発見されても、彼の遺体は見つからないでしょうね。遺体の捜索は行わないというのが、遺族の希望のようですから。やっぱり、今も彼は王子さまと一緒に星めぐりをしているのでしょうかね。 (2004/10/26 06:15)

まゆ > 周さん、ほんとにありがとうございます。そういう背景があったのですね。私は翻訳ものの文体が苦手なので、あまり読まないのですが、そうですね、いずれ機会があったら読んでみたいですね。そうすれば、また作者がこの物語にこめた思いが見えてくるのかもしれません。 (2004/10/26 19:09)
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こうして私が昔書いたことが再び読めて嬉しいです。まゆさん、ありがとう。私は直接お会いしたことはないわけですが、こうして自分が書いたことが、またこうして読むことができて実に嬉しいです。
 そうですね。これを読みまして、「自由フランスを率いるド・ゴールは実に勝手でいばりやです」というところや「70数人にクリスマスプレゼントで、タオルハンカチをあげたこともあります。別な女性たちに、マウスパッドをあげたこともあります。姪の子どもには、王子さまが全面に描かれたリュックをあげたこともあります」を思い出しました。サン=テグジュペリはあまりに純情なのですね。
今週の土曜日25日に兄莞爾の一周忌で我孫子湖北の正泉寺でまたみんな(姪ともその子どもたちとも)と会えるのですが、またこうして嬉しい瞬間を味わうことができます。私の兄莞爾(この名前は2・26革命で死刑で処刑された中島莞爾からつけたものです)の墓の前でこのサンテックスのことも伝えます。
 ああ、まゆさん。貴サイトは私のサイドバーの「将門のブックマーク」でリンクさせてください。