12110412 中国では、最古から「三皇(さんこう)五帝」で始まったといわれます。
 司馬遷はこの五帝本紀の最後に「太史公言わく」(太史公とは司馬遷自身のこと)として、書いています。

 学者が五帝の事績を論ずるのは久しいことだが、尚書(『書経』のこと)には、ただ帝堯以来のことを記してあるだけで、黄帝のことを記したのは百家の書である。・・・・・・私はかつて旅行を好み、・・・長者老人が、往々黄帝や堯・舜を語る地方へ行くと、風教がほかの地方と違っていた。・・・・・・。思うに、ただ深く考えぬだけのこと、記されていることは決して虚言ではない。・・・・・・

 神話を嫌った司馬遷です。だが神話や伝説が語る中になんとか人間の歴史を探しました。「記されていることは決して虚言ではない」。この司馬遷の言葉を深く思います。
 まだ当時は紙がありません、竹簡(ちくかん)にすべて書いてあったわけです。それを熱心に読んでいる司馬遷を思います。中国のたくさんの地域を歩いて、老人の話を聞いている司馬遷を思います。
12110413 これほどの人があの時代のいたことに、私はものすごく感謝します。ものすごく興奮します。
 私も今の時代に感謝します。こうしてインターネットで司馬遷と五帝のことを読めることにもものすごく嬉しいのです。