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 私は今朝までとても綺麗な夢を見ていました。その夢のことをまた夢の中で考えていて、目を開けたくありませんでした。目を開けたら、その夢の綺麗な画像を忘れてしまうからなのです。
 夢は現実に私たちが見ている風景人物ではなく、私がアニメ映画を見ている夢でした。ただし、アニメと言っても、これを描いた人はとても絵の上手な方だと思われる絵であり、動画でした。
 夢の中では、おもちゃのような鉄道が走っています。煙をはく蒸気機関車が長い車両を引っ張っています。そしてその各車両にはたくさんの人が乗っています。その人たちがたくさんの人たちが窓から顔を見せています。
 そしてその顔はみんな笑顔で(でもしかめっ面している頑固な顔のじいさんもいました)、その笑顔をこちらに振り向けていてくれます。その顔は現実の顔ではなく、みなアニメの可愛い顔なのです。
 汽車が走っているのは、緑豊かな田園です。小さな街も走ります。小さな河も、小さな鉄橋の上も走ります。

 私は夢の中で、これは夢なんだと判っていました。でもその夢をずっと見ていたい思いです。最後に、その夢の中で私が見た画像を、大きく全体を見せてくれました。あ、汽車はここをこんなに走っていたんだ、そしてだからあんなに笑顔を見せてくれていたんだ。あのしかめっ面しているじじいは、多分少し汽車の速度が怖かったのかな、なんて私は夢の中で思っていました。
 野の緑も綺麗で、青い空も綺麗でした。

 私は夢の中で、「あ、私の心の中にデジカメがあれば、これを撮るのになあ」と思っていました。長い長い夢でした。
 私はもうこの夢を見た思いに嬉しくて、この夢の各場面を思い出す夢を見続けていました。目を開けたくない、目を開けると、あの綺麗な画像を忘れてしまうので、目を開けたくありませんでした。
 でも目は開けないとなりません。目は覚まさないとならないのです。

 そして私は現実の世界に還ってきました。

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