12042704 老齢と幼少とはさまざまな比喩で語られる。「春」と「冬」とか、「芽生え」と「冬枯れ」であったり、「活性」と「衰退」であったり。逆に同一や類似でも比喩される。逆に同一や類似でも比較される。幼児はうまれたばかりのとき、普通の病気という病気は一通り背負いこむ。老人もまた病気にかかりやすい。もちろん逆な意味でもいえる。幼児は一通り病気にかかるが抵抗力が強化される。老人は二つ以上の病気が重なると病気の危険性が増す。幼児は赤ん坊のときよちよち歩きをはじめる。老人は脚力が衰えてよちよち歩きになる。幼児の言葉はたどたどしいが老人の言葉も明瞭でなくなる。幼児は物覚えが少ないが老人も忘れっぽくなる。幼児は路に転んでも擦り傷ができるくらいだが、老人は背骨のヘルニアになって歩くのがたいへんになることもある。変えあげるときりがないが、それは類似性を逆向きにいうこともできるものだ
「中学生のための社会科」2005.3.1 市井文学

 このことは、今私も充分に感じてしまうことなのです。つい先日までの私は少しもこのことを感じていませんでした。たった今はこれを痛切に感じてしまいます。思えば、今にしてやっとこうしたことが判るようになったのだと言えるのかと思います。