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 これは「週刊アスキー通巻661号」に掲載されていたものです。
 この第5回に岡本薫さんのことが書かれていますが、私はこの方の言われることがとても興味深いです。この方の著作権について言われることよりも、まず先に、この方の専門であるコロロジーのことが述べられています。もうこれが大変に面白いです。
 私は大昔から、エコロジストなんて大嫌いでした。彼らのつねに言う、「このままでは地球が滅びてしまう」だの、「温暖化で、海面が上がって大変なことになる」だの、日本が悪い、資本主義が悪いだのというのが、もう非常に嫌になったものです。
 私はいつも自転車しか乗っていませんでしたが、そうしたこといつも声高に主張するエコロジストは平気で四輪駆動に乗って、利根川の土手をかけ登り、かけ降りていました。あれがどんなに、土手の草にいけないことをしているのか判らないのだろうか。
 それにくらべて、この方の言われることにはいちいち頷きます。
 この岡本さんが言われる著作権に関することも、読んでいて、私もおおいに頷いていました。

 たとえば孔子はこう言った。
「己の好まざることを人に施すことなかれ。キリストは、汝の欲するところを人に施せと言った、納豆が好きだったら、お中元に納豆を贈れと言っているのと同じですよ。多様化の中では孔子の言葉のほうが通用するんです。………………………………。多様性をベースとする自由と民主主義で行くなら、自分の価値観・意識・心・モラルを絶対視してはいけない」

 絶対的に「正しい」ということはないのだと思います。ただ、「ルール」は決めなくてはいけないのです。人は自由であっても、人を殺してはいけない。何故かなれば、無限に「殺す」ことが続いてしまうからだ。だから「殺すのは禁止」というルールを民主主義で作った、ということなのです。
 いや、次号もこの岡本さんへの取材が続くようです。
 でも私は、この雑誌も、読み終わると私のところからなくなって、読み返すことできないので、ぜひまとまったら単行本にしてほしいと切実に思いました。

 岩戸佐智夫「第6回著作権という魔物」2007.11.07  へ

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