将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:茂木健一郎

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 今日は帝京大学付属病院へ行っていたので(出発が8時でした)、この「花子とアン」を見るのが今になりました。
 このドラマを見ないと、大変に寂しいのです。だから今昼に見るのです。
 あ、茂木健一郎が現れた。どうしようかなあ。私はこの人の本も読んでいるけれど、そのことを非難(じゃないかもしれないけれど)されたことがあって、もうなんかこりごりに思ったものなのです。いえ、私にもその私の茂木健一郎への思いを批判することは正しく思えたものなのです。
 でもとにかく、見ていきます。
 そのあとのNHKテレビで宇田川(山田真歩)も茂木健一郎と出ていて、私はなんか笑顔になれました。
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 でもこんな時間になってしまいました。

脳を活かす生活術
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書 名 脳を活かす生活術
    希望の道具箱
著 者 茂木健一郎
発行所 PHP研究所
定 価 1,100円+税
発行日 2009年3月18日第1版第1刷発行
読了日 2009年9月19日

 最初の「はじめに」の2ページに次の言葉が書いてありました。

「知恵の最後の結論はこういうことになる、自由も生活も、日毎にこれを闘い取ってこそ、これを享受するに値する人間といえるのだ、と」
 ゲーテの戯曲『ファウスト』の第二部にはこのような言葉が出てきます。「日毎に闘い取る」とはなんとも厳しい表現ですが、暗い時代を明るく生きていくための「知恵の武器」とは銃でも刃物でもありません。

 うーん、『ファウスト』は今まで3回読んだと思いましたが、ここは少しも覚えていません。まして、『ファウスト』は第1部は私にはとても興味深いのですが、第2部はねえ、苦手と言っていいですね。思えば、羞かしい私です。
 でも、こうして本の目次を抜き出そうとするときに、また新たにいくつものところで感心しています。読んでいるはずなのにねえ。

著者略歴
茂木健一郎
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、早稲田大学国際教養学部非常勤講師。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
主な著書に、『脳を活かす勉強法』『脳を活かす仕事術』『すべては音楽から生まれる』『ひらめきの導火線』『感動する脳』(以上、PHP研究所)、『脳と創造性』(PHPエディターズ・グループ)、『脳と仮想』『ひらめき脳』(以上、新潮社)、『思考の補助線』『「脳」整理法』(以上、筑摩書房)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『脳内現象』(日本放送出版協会)、『トゥープゥートゥーのすむエリー星』(毎日新聞社)などがある。

目次
はじめに 生活の知恵とは、脳の道具箱を満たすこと
 笑顔で過ごしている人は、脳を道具で満たしている
 雑多な道具を使って、脳の回路を万遍なく活動させる
 脳は、毎日の出来事のすべてから学んでいる
1時間目 喜怒哀楽で脳の道具箱を磨く
 01 感情を豊かにすれば、脳の適応力が鍛えられる
 02 不幸を逆転ホームランに変える笑いの力
 03 絶望から自己回復させた笑いの力
 04 自分を笑える人は、客観力がある
 05 プライドは、手放してこそ財産になる
 06 「自分の涙」を流すためには、真実の現場に居合わせる
 07 涙とは自分を更新させる道具
 08 真剣勝負の果てに見出される光明
 09 脳は、情動の爆発としての怒りは残さない
 10 火である水でもある精神運動
 11 「未来は明るい」と思うほど、脳の楽観回路が働く
 12 楽観的になるためのイメージトレーニング
 13 簡単にできるハテナマークの活用
 14 本能としての共感能力で他者とつながっている自分
 15 嫉妬から解き放たれる方法
2時間目 どんな苦境にも負けない脳を磨くための習慣
 16 脳の健康法と身体の健康法はほぼ同じ
 17 小学生の頃の記憶で、脳をメンテナンスする
 18 思い出すことで人は成長している
 19 頭のいい人は、記憶の編集能力が高い
 20 「好き、嫌い」で脳の抑制を外す
 21 「おねえ力」を身につける
 22 毎日の喜びでシナプスがつなぎ替わる
 23 新しいことに触れ続ける「脳のアンチエイジング」
 24 好きな音楽を聴くだけで、脳は活性化する
 25 日頃の会話で、脳を総合的に働かせる
 26 迷っている時ほど、すぐいやる。目的はあとで見つければいい
 27 何もしたくない時は、「待つ」ことで偶有性を磨く
 28 夢日記をつけて自分に耳を澄ませる
 29 一見矛盾することが脳にとっては有効
 30 脳は、成果に関係なく努力した分だけ太くなる
 31 「何を食べるか」より「どう食べるか」
 32 「味わう習慣」が脳のゴールデンタイムになる
3時間目 自分を知ることで脳の道具を増やす
 33 自分を知ることで始まる未来がある
 34 利き目を知って自分のタイプを把握する
 35 脳はバランスよく使えば疲れない
 36 他人の心理を推測する「心の理論」は、三、四歳で習得
 37 自分に謎を感じることがエネルギーになる
 38 「自分を知る」とは「自分の顔」について知ること
 39 脳が顔による視覚情報を植えキロなくなる時
 40 なぜ親愛の情が生まれなくなってしまうのか
 41 最も魅力的に感じられる顔は「強調顔」
 42 進化も美の基準も顔は生もの
 43 人は相手の左側の表情にひきずられやすい
 44 口角を引き上げるだけで楽しい気分に変われる
4時間目 コミュニケーションで脳の道具を鍛える
 45 他人とのかかわりは脳の栄養源である
 46 相関関係によって集団行動は生まれる
 47 いろんな個人が集まる集団のほうが、他人に協力的
 48 「世界中の人々は、六人ほどの友人を経由すれば皆ひとつにつながる
 49 落ち込んでいう人を励ましたいなら、自分が「幸せの鏡」になればいい
 50 「ミラー・ニューロン」を活かすには、楽しそうな人の近くにいる
 51 よく知っている人からも脳は刺激を受けている
 52 会話における三種の神器
 53 質問とは生き物である
 54 質問アンテナを張る
 55 答えが出ない問いを持ち続ける
 56 文学作品で無意識世界を意識化する
 57 「○○らしさ」から自由になる
 58 「ここは違う」「こおにあった」で脳の感受性を刺激
 59 自分の好きな単語を一〇個声に出してみる
 60 行き詰まった時は、単純作業で回路を切り替える
 61 変奏曲は、とっておきの気分転換の方法
 62 見落としていた生活の中の喜び
5時間目 一日一バブルを脳は求めている
 63 脳の中には常にバブルが起こっている
 64 脳の中で起こしたバブルの数だけ賢くなれる
 65 複雑系の豊穣の大地にバブルを起こせ
 66 人生とは、限りない往復運動。失敗しても戻ればいい
 67 恋愛で目覚めた「バブル力」
 68 「個人のグーグル時価総額」を上げろ
 69 相手に笑いの安全地帯を伝える
 70 複雑な世の中で決断力を磨く脳のメカニズム
6時間目 日々の愛が脳を活性化させる
 71 愛を注ぎ込まれた「脳の道具箱」は鬼に金棒
 72 愛とは脳にとって永遠の不在である
 73 アタッチメントセオリーの普遍性を知る
 74 左右の脳をつなぐ脳漿がないキム・ピーク
 75 「お金より価値があるのは、知識と学問である」と教えられた少年時代
 76 親の愛とは、子どもに印象的な出来事を残すこと
 77 家族とは、引き受けるもの
 78 隣人にとっての安全地帯となる
7時間目 明日の脳を耕す
 79 希望を持つのは心の技術
 80 脳を空白にして、希望を生み出す
 81 違う自分と巡り合う仮想のレッスン
 82 「人生の感想線」で過去から学ぶ
 83 小学校の教室で起こった「未来の原体験」
 84 未来予想図を描いてみる
 85 脳の渇望が「未来の卵」になる
 86 星飛雄馬のように、弱点を変化への踏み切り板にする
おわりに 自分基準で生き抜き、心に雑草を

 こうして目次を抜き出すのは、実にいい作業です。もちろん、最初はインターネットで探すのですが、まず大項目は書いてありますが、私が記すようには、細かくは書いてありません。だから、私が自分で少し面倒なことを苦労しないとなりません(こんなのは本当は苦労ではありませんけど)。それで、また本を読み直している気持になっています。
 でも、こうして頭の冴える人、きれる人とうのは、こうして目次を読み直していることがいいですね。私のようなとろい人間にも実にいいことです。再び、本を読み返し、重要なことを教えてもらっている気持になれるのです。
 こうして、茂木健一郎さんの本も読めて嬉しいです。

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新聞名 図書新聞第2932号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 2009年9月5日
読了日 2009年8月29日

 一面に以下がありました。

評者◆友常勉「あの時代」の脱神話化――〈一九六八年〉の現代的意味は再び私たちのまえに投げ出される

 そういえば、書店で小熊英二さんの「1968(上)――若者たちの叛乱とその背景」「1968(下)――叛乱の終焉とその遺産 」新曜社を手に取りましたが、(上)はまだ読む気になれましたが、(下)はまったく面白くなく、私は買うのを止めたものでした。

 最後に以下のように書いてあります。

 本書と対照的な位置から〈一九六八年〉を論じているすが秀実との異同を指摘して、この書評を終わろう。

 でも私はこれを読んでもまったく何を言われているのかさっぱり判りませんでした。すがさんの本はまったく手にとる気持にもなれないのですが、これまた同じになってしまうかなあ。

評者◆秋竜山 脳ほど面白いものはない、の巻
 男っぽい女、とか、女っぽい男、がいるものだ。どっちだかわからないのもいたりする。その場合、どうなるのだろうか。茂木健一郎『化粧する脳』(集英社新書、本体六八〇円)に、〈男性脳と女性脳〉という項目があり、考えてしまった。

 あ、この本は読んでみようという気持になりました。

脳を活かす勉強法
脳を活かす勉強法
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 この本はなかなか読みだすまで時間がかかりました。ただ手に入ると、途端にすぐに読み終わりました。昨日の新江古田に行くときと帰るときの電車の中だけで読みましたものでした。

書 名 脳を活かす勉強法
    奇跡の「強化学習」
著 者 茂木健一郎
発行所 PHP研究所
定 価 1,100円+税
発行日 2007年12月18日第1版第1刷発行
読了日 2009年6月12日

 いつものように、この本に書いてあります「著者略歴」と「目次」を以下あげます。私はこうして、著者のほかの本の名称もしり、「また読もう」という気持になりますし、目次を書くことによって、電車の中で読んだ内容を反芻するように思い出しているものです。

著者略歴
茂木健一郎 (もぎけんいちろう)
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、東京藝術大学非常勤講師。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
主な著書に、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』『脳内現象』(以上、NHK出版)、『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上ちくま新書)、『脳と仮想』(新潮社)、『感動する脳』(PHP研究所)、『脳と創造性』(PHPエディターズ・グループ)、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『プロセス・アイ』『やわらか脳』(以上、徳間書店)、『ひらめき脳』(新潮新書)などがある。

目次
はじめに 入学当初の僕は「できない子」だった
第1講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き
  01 脳は何かを達成するたびに、どんどん強くなる
  02 「喜び」がないと強化回路が回らない
  03 「突き抜ける」感覚は絶対クセになる
  04 学習することは、今までの自分と違う自分になること
第2講 「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える
  05 一つひとつの行動に負荷
  06 ただし、他人から強制された時間制限は逆効果
  07 「成果を他人と比較する」なんて、デメリットだらけ
  08 体育だけでも脳を鍛えることができる
  09 発想を転換させると負荷が“楽しく”なる
  10 「アインシュタインみたいにないたい」でいい
第3講 「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる
  11 集中力を養う「『鶴の恩返し』勉強法」
  12 自分と勉強の距離をゼロにする
  13 脳に回路ができれば、あとは身体が勝手に動いてくれる
  14 細切れ時間にこそ、できることが無限にある
第4講 茂木健一郎流「記憶術」
  15 「モダリティ」を駆使して効率的に記憶する
  16 脳のゴールデンタイムを積極的に活用する
  17 分からないことは、脳の反応の鮮度が高いうちに調べる
  18 大切なのは「ものごとを記憶すること」ではなく。
     「記憶した知識をどのように使うか」
第5講 茂木健一郎の「読書のススメ」
  19 文章能力と国語力は勉強や仕事の基本。鍛えるなら読書がいい
  20 「じっくり読む」「拾い読みする」それぞれの脳への効果
  21 少し難しい内容の本を読むことが、脳に快楽を与える
  22 インターネットは、図書館以上の知識の宝庫である
  23 知識はエリート階級の独占物ではなくなった
  24 勉強とは、自分という存在を輝かせ、
     人生の次のステージに登るためのもの
  25 人とのかかわりの中で「知」は育まれる
第6講 脳のコンディションを把握しよう
  26 まずは、自分の脳の特性をモニタリングする
  27 絶好調の時の感覚を身体に覚えさせる
  28 僕が苦手だった現代国語を得意科目に変えた思考法
  29 あなたの「弱点」が「得意科目」になる時期
  30 ミスの裏側にこそ、大きなチャンスが隠れている
第7講 自分を変える「一回性」に巡り会うには
  31 あなたも「強化学習」の回路を暴走させて、
     能力を開花させることができる
  32 「一回性」があなたの脳を変える
  33 変人であることの自由が、「強化学習」の回路を暴走させる
  34 脳は、ミラーニューロンの働きによって、
     環境・場所を問わず学習し続ける
第8講 偶有性がさらなる脳の発達を促す
  35 予想可能なことと意外性が混在してこそ、脳は“楽しい”と感じる
  36 「感情」は不確実性に対する脳の適応戦略
  37 安全基地からのチャレンジ
おわりに 知の「オープンエンド」時代がやってきた

 この方はテレビでよく見て知りました。それで、この本の最初の「はじめに」で、埼玉県の春日部で育った方だということを知りました。
 それで当初は、高校は春日部高校に行くはずでした。でも、さらに浦和高校を目指すことになります。私は埼玉大学ですから、浦和高校はよく知っています。でもでも、この著者は、浦和高校を目指していたはずなのですが、でも実際には国立の東京学芸大学付属高等学校へ行くことになります。こんなことって、思えば面白いことだし、いいことですね。

 ここで一番大切で、かつ面白いのは、最初は取り立てて秀才とはいえなかった僕が、なぜそれぞれの学校で学年一位になることができたのか。その過程において、いったい僕に何が怒ったのかということです。
 それは「勉強のしかたが分かった」からに尽きます。そして、僕の勉強法は周りの人たちのそれとは、まったく違うものだったのです。

 また、この「はじめに」は、次のようにも書いてありました。「脳は、学ぶことがうれしくてしかたがないのです」。うん、これは実によく判ります。私の二人の孫は、もうたくさん学んでいくことが嬉しくてたまらない様が私にはよく見えてくる気持がしています。
 おそらく人間はみな同じようなものは持っているのでしょうが、僅かなきっかけで大きく違ってくるのでしょう。そんなことを大きく感じました。

 もっともって学んでいこう、そして楽しい思いで学んでいこうと思ったものです。

脳と仮想 (新潮文庫)
脳と仮想 (新潮文庫)
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書 名 脳と仮想
著 者 茂木健一郎
発行所 新潮文庫
定 価 438円+税
発行日 平成19年4月1日発行
読了日 2009年3月2日

 目次他を以下にあげます。

裏表紙に載っている文
「ねえ、サンタさんていると思う?」歳末の空港に響いたひとりの少女の声。数量化できない微妙な質感=クオリアを出発点として、物質である脳になぜ心というものが宿るのかを研究し続けてきた著者は、その少女の言葉をきっかけに「仮想」の不思議さに取り憑かれる。近代科学の到達点と限界点を明らかにしつつ、気鋭の論客が辿りついた現実と仮想、脳と心の見取り図とは。画期的論考。 

著者紹介
茂木健一郎
1962(昭和37)年、東京生れ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大大学院物理学専攻課程を修了。理学博士。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現職。クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。2005(平成17)年、『脳と仮想』で小林秀雄賞受賞。他に『脳とクオリア』、『「脳」整理法』、『ひらめき脳』など著書多数。

目次
序章 サンタクロースは存在するか
第1章 小林秀雄と心脳問題
第2章 仮想の切実さ
第3章 生きること、仮想すること
第4章 安全基地としての現実
第5章 新たな仮想の世界を探究すること
第6章 他者という仮想
第7章 思い出せない記憶
第8章 仮想の系譜
第9章 魂の問題
あとがき
文庫本あとがき
解説 中沢新一

 私には、最初の章の「サンタクロースは存在するか」が大変に印象に残りました。思い出せば、このサンタクロースの存在に関して、私の娘、とくに長女が小学生1年か2年のときのクラスの仲間と激しい論争になったことをよく覚えています。
 長女の「サンタクロースは存在する」という意見に対して、従姉のみぃねえが、与えてくれたのが、「 バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、間違っています。」で始まります1897年9月21日のニューヨーク・サン新聞「社説」のことを書いた「サンタクロースっているんでしょうか?」という絵本でした。この絵本のことは以下で書いています。

 http://shomon.livedoor.biz/archives/51584190.html わが家のおかあさん2008.12.26

 この絵本は今も私のすぐそばにあります。

 それで、中沢新一さんの解説に中に、このサンタクロースのことで、印象に残ったことがありますので、それを抜き出します。

 人類学者レヴィ=ストロースによると、サンタクロースとは「仮想された死霊」をあらわしている(『サンタクロースの秘密』中沢訳、せりか書房)。クリスマスが今日のようなかたちになる以前のヨーロッパでは、冬至の季節にはおびただしい数の死霊が、生者の世界を訪れてくると考えられていて、子供たちが死霊をかたどった仮面仮装をして、騒音楽器をかあったましく鳴らしながら、各家を訪問する乱暴な行事が盛んにおこなわれていた。死霊の訪問を受けた家では、子供たちがそれを演じていると知りつつ(あたりまえのことであるが)、彼らに豊かな贈り物をさしあげるのであった。近代になって、逆転がおこった。子供たちが戸外でおこなう反社会的な乱暴行為は禁じられ、子供たちは家にこもっていなければならなくなり、そのかわりに北方の死者の国からやってくる死霊をかたどった老人=サンタクロースから、贈り物をもらうようになったのである。

 これを私は書いていまして、遥かな昔、小学生の1年2年の頃、札幌で雪の中近所の家に近所の子どもたちだけで、大声で何かを訴えに行っていたことを思い出しました。各家ではそのやかましい子どもたちに、何かプレゼントをくれるのでした。引っ越してきたばかりで、この行事を知らないおばちゃんが謝りながら、私たちに何かをくれたことを覚えています。

 なんだか、この本の内容とは関係ないことばかり思い出していました。

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