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周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:赤松先生

光とともに 11―自閉症児を抱えて
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 やっぱり同じです。部屋に籠もって読むしかありません。やっぱりどうしても私が涙が溢れてしまうからです。

書 名 光とともに……11
    自閉症児を抱えて
著 者 戸部けいこ
発行所 秋田書店
定 価 760円+税
発行日 平成19年6月30日初版発行
読了日 2009年7月12日

 もうお義母さんの言葉で、私はもう涙を流すしかないのです。このお義母さんは、こんな人だったのですね。嫌です。嫌です、悔しいです。人間って、こんなはずじゃありません。

さっきまで お母さんって 言っていた私が
お母さんと 呼ばれている
母であって 娘 私にとっては どちらも大切───

 でももう花音ちゃんも大きくなりました。
 赤松先生も今も頑張っています。前にはあまり好きになれなかった先生ですが、今はだんだん好きになりました。

 最後のほうで、このご夫婦のすれ違いが書いてあります。でも二人はちゃんと分かり会えたようです。
 こんなことってあるよなあ、としみじみ読んでいました。

 いえ、上のように書きましたが、やはりこのお義母さんもいい方なはずです。

光とともに… (10)
光とともに… (10)
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 この漫画はなかなか読み進みません。もうどのページでの私が涙が溢れてしまうからです。だから外で電車の中では読めませんし、パソコンのそばで独りで読んでいても、いつもページを閉じてしまいます。

書 名 光とともに……10
      自閉症児を抱えて
著 者 戸部けいこ
発行所 秋田書店
定 価 760円+税
発行日 平成18年9月30日初版発行
読了日 2009年7月12日

 光が日光自然教室へ行きます。一日生徒を引率する赤松先生は緊張のしっぱなしです。光が帰ってきたときの、お母さんと赤松先生の会話が以下です。

お母さん「赤松先生 本当にありがとうございました!
     大変なこと いっぱい あったんじゃないですか?
     ごめんなさいです ほんとに」
赤松先生「いえ…… 大丈夫です なんてこと ありません」
赤松先生(心の中で)「この人はよく12年間も笑顔で育ててきたな」

 最後に、お母さんの言葉です。「このやわらかく かけがいのない 七月小の空気を いつまでも 宝のように しまう 私でした

 私はもう涙が溢れてしまうのです。

 つばさ君がいつも光のことも見てくれています。美羽ちゃんのことも見てくれています。

お父さん「なんだかつばさ君 すっかりお世話係だね」
お母さん「話しかけて返事くれるの彼だけだし 先生もつい頼っちゃうんだろうね」

 でもこのつばさ君を他の子どもたちがいじめています。もう涙が出て腹の立つところです。

七月小最後の日に つばさ君は 言ったそうです。
つばさ君「先生笑ってよ 笑わないと 幸せが 逃げちゃうんだよ
     さよなら」

 赤松先生は、最後にこう思います。

 そう言えば僕 いつも不機嫌な顔していたな…
 イライラして つい どなりちらして…

 つばさ君に …………
 もっといっぱい 笑ってあげれば よかった ───

 最後に『おおきくなったら、明るく元気に働く大人に』(Rくんママ佐藤和美)という文があります。この作品の光君のお母さんのモデルになった方なのでしょう。

 Rと関わったことのないお友達が「Rくんはちょっとおかしいよね」などと言い出すと「Rくんはおかしい人じゃない。楽しい、愉快な人だ」と言ってくれた子。「Rくんはおかしくないよ!がんばっているんだよ!」と怒り出した子。発表回のとき、Rの発表している様子がおかしかったのか、笑い出した子供たちに対して、「あんなに一生懸命やっているRくんを、どうして笑うんだ!」と真剣に怒ってくれた子。みんな大人に植えつけられたものではなく、日々の関わりの中で感じて、発信してくれたことがとても嬉しく感じました。

 また私は涙になりました。でも、私だって、少しも判っていない人間なのです。

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