08021704書 名 日本のみんわえほん2
    王子のきつね
文   中村 博
絵   金沢祐光
発行所 ポプラ社
定 価 750円+税
発行日 1975年3月発行
読了日 2008年2月16日

 いつも私は王子駅との行き帰りは、柳田公園を通りますが、ときにこの王子の装束神社の前も通ります。
 この装束神社には、昔榎がありました。ここの大晦日の日に関東中のきつねが集まって王子稲荷にお正月に初詣でをしたそうです。今でも、大晦日には、この装束神社に多くのきつね(もちろん今はきつねの格好をした人間ですが)が集まり翌朝王子稲荷に初詣でします。
 私の母も、その姉も自分たちの故郷でも、子どものときには、よくきつねの嫁入りという、たくさんの灯りが光っている彼方の山を見たということです。いつも「きつねの嫁入りと言っていたけれど、あれは何だったのだろうね?」と言っていたものです。
 この装束榎に毎年大晦日に集まって、王子稲荷にお参りするきつねのお話がこの本です。もう普段の装束神社のあたりは、もうそんな昔のことはまったく偲ぶことはできないのですが(もう周辺には、私もいろいろと知っているお店があります)、こんな民話は大事にしていきたいな、と思っています。
 やがて、私の孫がもう少し大きくなったら、このことをお話してあげるつもりです。