将門Web

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Tag:鈴木正文

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 私の 図書新聞第2922号への疑問を図書新聞へメールしました へ早速ご返事のメールを頂きました。以下の通りです。以下このメールの中の方の固有名刺(鈴木正文さん以外は)はイニシャルにしました。

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萩原周二様

図書新聞を御購読いただきまして、ありがとうございます。
2922号の鈴木正文氏の件ですが、図書新聞のインタビューには、「起訴逮捕」とは書いておりません。起訴はされずに釈放されたと記憶しております。鈴木氏は1949年生まれで、68年入学ですので現役入学です。したがって、正確ではありませんが、早生まれならば未成年の可能性が高いです。成年になっていたとしても、まだ「党派活動家」以前の無党派であり、いずれにしろ、初逮捕であり、起訴されずに釈放になったはずです。東大安田講堂被告で未成年で起訴された東北大学のT氏という人がいることは記憶しておりますが、大半の未成年者は釈放されております。

安田講堂闘争の逮捕者総数は「全共闘各派の767名(内、東大生38名、女性17名)」であり、「そのうち616名が起訴された」と記録されております。鈴木氏は釈放された151人のうちにふくまれているはずです。しかし、この数字も未成年で一端釈放、練馬鑑別所おくり、そこで釈放(保護監察付き)と再逮捕、警察で未成年で二度目の釈放になったもの、起訴になったものもおります。鈴木氏がどういう経過で釈放になったのか、また上記数字がその未成年者あつかいも正確に計算されているかは計りかねます。
いずれにしろ、逮捕者総数と起訴者の比率で、東大安田講堂闘争は起訴者比率が非常に高かったのは事実です。それでも約20パーセント近くが釈放になっております。

鈴木氏とは個人的にお付き合いがありますが、安田講堂に籠城したことも、69年春に外にいたことも間違いではありません。

今後とも図書新聞をご愛読されることをお願いします。今回などのご質問、また、「将門WEB」は拝見しておりますが、図書新聞への意見、批判もありましたら、参考にさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

図書新聞 K K
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 図書新聞のKさん、素速いメールをありがとうございます。
 なるほど、鈴木正文さんは未成年であったのですね。了解いたしました。私は1948年5月30日生まれでしたから、この1968年1月19日には、ちょうど20歳でした。
 この月の1月15日に、東大本郷でデモしていたときに、「ああ、きょうは俺の成人式の日だ」と思ったことを思い出しました。
 そうですね。同じに逮捕勾留されたなかでも、未成年ということで、起訴されずに、23日が過ぎたらパイされた人もいましたね(私は東調布署にいました)。
 私の同じ大学のOさんは、多分皮膚が弱かったのだと思いますが、身体中の皮膚がケロイド状になり、何故か外に出されました。そのときの彼の皮膚の映像は、あとで(1年後くらいに)週刊誌で見たものでした。
 私が府中刑務所にいて、面会したときに、面会者から、「Oさんが、また逮捕された」というようなことを聞きまして、「何を言っているんだ。Oさんは俺たちといっしょに捕まっているのではないか」と思っていたものでしたが、事実は、彼はあまりの身体の状態で(たぶん、警察は彼が死ぬと判断したから、警察署の中ではなく、外に追い出したものだと思います)、でもそのあとまた元気に学生運動をやっていまして、それでまた逮捕されました。そしてOさんは、たしか68年の11月頃保釈になりました。もうこのときには、芝浦工大事件が起きてしまったときで、私はOさんとは手紙をいくつか交換していましたから、けっこう真実は述べることができずつらいとこころでした。
 でもKさん、了解致しました。こんなに素速い対応をありがとうございます。
 実は私が貴紙を購読していることに、批判されることもあるのですが、やはり良かったなという思いです。
 いえ、私はほかのマスコミでも、役所でも、こうしたメールや手紙を出すことは多々あるのですが、返事がはるかに遅い、返事がないということもあります。
 その点、おおいに感激です。ありがとうございました。
 それから、鈴木正文さんへのインタビュー記事の内容にも、実に感心していたものです。やはり、素敵な方なのですね。

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09062503 周の雑読備忘録「『図書新聞第2922号』」に書きましたが、私がこの号の一面の

みゆき族から新左翼へ 今は自動車誌を編集――鈴木正文氏(元慶應文自書記長)に聞く 60年代・70年代を検証する

に疑問がありましたので、この新聞に質問をメールしました。その内容は以下です。

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疑問がありまして、質問します

 貴紙の第2922号ですが、「みゆき族から新左翼へ」でですが、この鈴木正文さんが、東大闘争の1968年1月18、19日に

小嵐 そして、六九年一月には東大闘争の安田講堂死守戦に参加された。安田講堂の五階のバルコニーにいて、三六時間にわたって催涙弾と放水の制圧攻撃に耐えられました。

ということで、逮捕起訴されたのなら、そのことでは鈴木さんも次のように言っています。

 僕も二週間寝込みました。最初赤くただれて、しびれが強くて、動けなかったですね。尾久署の九号房に入れられたんですが、

でも安田講堂の5Fで逮捕されたのなら(私も5Fを守備していました。あ、でも逮捕されたのは、3Fです。5Fではやりすぎて、かなり写真も撮られていましたから、3Fで逮捕されることにしました)、私は保釈になったのは、この年の1968年8月20日ですから、もっと長期勾留されていたのではないでしょうか。それなのに、以下のようにあります。

六九年一月の東大闘争の後、四・二八沖縄デーの前に九段会館で政治集会をやりました。三〇〇〇人ぐらいは集まり、荒氏や塩見氏が発言しました。

鈴木 僕の場合は、その当時、ある決定的なちがいを感じたのは六九年四・二八沖縄闘争だったです。僕は学生の中では準指導部というポジションにいました。四・二八には慶應の社学同の支部からも二桁の人数で参加したんです。前日に東京医科歯科大学で泊まり込みがあり、…………………

 どうしても、これは物理的に納得できないのですが。
 できたら、その事情を説明願えますか。
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 ちゃんと返事がほしいものです。返事がありましたら、またここでUPします。この新聞を読みまして、鈴木正文氏には好意を持ちましたが、上の疑問で、「え、どういうことだ」となりましたものです。

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新聞名 図書新聞第2922号
発行所 図書新聞
定 価 240円
発行日 2009年6月20日
読了日 2009年6月13日

 私がブログに、この新聞のことを書こうと思いまして、でも新聞は第2923号になっていまして、「あれ、この前の号もどこかにあるはずいだな」ということで、いろいろなもの(雑誌や私の書いた手紙)の下からこの号を見つけ出しました。またそれで改めて読んでいます。
 この鈴木正文さんは、1949年に慶應入学ということですから、私より1年下なのですね。でもこうして読み直してみて良かったです。

みゆき族から新左翼へ 今は自動車誌を編集――鈴木正文氏(元慶應文自書記長)に聞く 60年代・70年代を検証する

 でもこの方も、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』を読んでいるのですね。私も高校生のときに、みすゞ書房の4冊本で読んだものでした。でも思えば、あのときに読んでいて良かったな。あの本をその後読むのは、無理ですね。『魅せられたる魂』なんて本を歳とってから読めるのかなあ?
 しかし、私は新聞はちゃんと読んでいないのですね。今インターネットのバックナンバーを見てそう思いました。68年の10・21では、この方は防衛庁闘争で、防衛庁にも入っているのですね。私もこのときは防衛庁闘争へ行っています。またこの方も翌年1月18、19日の東大安田講堂にもいるのですね。5Fのバルコニーに居たというので、それじゃ私と同じじゃないですか。
 でもこの方が、「ええ。でも誰かに頼まれたわけでもないですから、そのぐらいのことですんで、死ななかったのが幸いでした。」と言っていることに、私もまったく同じ思いです。その通りですね。生きているから、今もくどくど言ってられるのですから。
 でもよく判らないことがあります。この方は、東大安田講堂にいたのなら、当然逮捕起訴されているから、「僕の場合は、その当時、ある決定的なちがいを感じたのは六九年四・二八沖縄闘争だったです。」なんて言われて、そのときも参加しているようですが、なんか判らないな。ありえないとしか思えないです。私なんかは、もうずっと8月20日まで府中刑務所の中でしたよ。

その後の五月か六月に明治大学和泉校舎での監禁事件があり、そこで結果的に、さらぎ徳二さんが権力に逮捕される事態になりました。僕はそのころ動員されて明大の学館じゃなくて占拠中の別の校舎に籠もって、赤軍派の人たちが襲撃してきたのに、応戦したことがあります。

 どうして、このときに娑婆にいられるのかなあ。どうしてもわけが判らないです。このことが私は大変に気になりまして、そのあとの文章も、もうここに引用してUPする気持になれないです。図書新聞に質問してみようかなあ。

 あと、

谷岡雅樹 二つの御伽噺と現代日本――サトウトシキ監督『ジャイブ 海風に吹かれて』、西川美和監督『ディア・ドクター』

この映画は見てみたいなと思いました。私は清水美沙さんという女優さんは好きなのです。
 あ、それと『評者◆秋竜山 「スミマセンでした(涙)」、の巻』重松清・茂木健一郎対談『涙の理由――人はなぜ涙を流すのか』(宝島社、本体一一四三円)は読んでみましょう。

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