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Tag:長谷観音

09070901鉢かつぎ姫 (新・講談社の絵本)
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 この絵本を読んでも、まったく知らない話なのでした。最初に今江祥智さんが、「ずっとあとでグリム童話の「灰かぶり」には鉢かづぎと共通のところがあり───と言われても……」とある
のですが、このとおりです。

書 名 鉢かつぎ姫
画   広川操一
発行所 新・講談社
定 価 1,500円+税
発行日 2002年2月20日第1刷発行
読了日 2009年6月27日

 この話の冒頭で、この姫の母親が姫の幸せを長谷の観音の祈っているとあるのですが(ただし、この絵本ではこのシーンはないです)、この長谷観音といえば、昔私も行きましたものでした。そこでかなり印象に残っていることがあったものでした。
 でもこの絵本の姫も最後は幸せになれて良かったです。

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 さきほど、この本を読んでいました。まだ全体の5分の4を読んだだけで、読み終わってはいません。だから読み終わりましたときに、この本については述べてみます。
 私は、この本の「初瀬詣」のところで、不思儀にみるみるうちに思い出したことがあるのです。そのことを、少しだけ書いてみます。

書 名 田辺聖子と読む
    蜻蛉日記
著 者 田辺聖子
発行所 創元社
定 価 1,400円
発行日 昭和63年6月1日第一版第一刷発行

 蜻蛉もこの長谷寺にお詣りにまいりました。山深いところ、初瀬川の水音も高く、木々は天を突くばかり、木の葉は紅葉して夕日がさしています。蜻蛉はわけもなく感動して涙が出てきます。車の簾を巻きあげると、夕日に映えて着物の色も美しくみえる。

 私はこの少し前に、「長谷観音」と出てきたところで、昨年10月に行きました鎌倉の長谷観音を思いだし、そしてすぐに、「いやいや、これは奈良の南の長谷観音だな」と気がつきました。それで私も行ったことがあるのですが、「あれはいつの季節だったろう?」と考えていましたが、上の文を引用していて、「あ、あれは私もたしか11月に行ったのだから、『木の葉は紅葉して夕日がさして』だったなあ」と思い出してきたのです。
 あのときは、長谷寺は実にいい天気で、長い階段、長い回廊をよく歩きました。そして思い出したことは次のようなことなのです。

 この長谷寺のあるところで、私はとても綺麗な女性とすれ違いました。彼女もアベック姿でした。私は「あッ」と声をあげ、相手の彼女も少し私と目が遭いましたが、何も思い出せないままそのまま行きすぎました。私が連れていた女性も、「どうしたの?」と言いましたが、私はまだ完全に事態がつかめないまま、また歩いて行きました。
 あれは私の中学のときに好きだった女性だったと思いました。もうそのときから10年以上が経っていたのです。10年以上たって、私は相手が明確に認識できないまま、さらにその後35年以上が過ぎた今になってしまいました。
 そのときのことを、今パソコンを打ちながら、この蜻蛉日記に関する田辺聖子の本を読みながら、突如思い出したものでした。そして秋の日だったことを思い出しました。

 こうして突如、今から35年前の日のことが甦えるなんて、実に不思儀です。もうあの日は還りませんが、またあの長谷寺を歩いてみたいな。今度は、娘たちと孫と歩きたいです。

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