将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:電子ブック

ff86112b.jpg

 昨日2009年1月1日の日経新聞元旦第二部に「IT・デジタル特集」というのがあり、その一面の見出しが、「ITが変える暮し」というのです。
 そこで書いてある(もちろん画像もあります)のが、この米アマゾンの電子ブック「キンドル」です。米国では、2007年明きに発売されまして、今でも注文から入手はで3カ月待ちだということです。

 キンドルは携帯電話用に電波でネットに接続し、書籍のほか、雑誌や新聞の情報の中身をどこでも有料で入手できる。販売中の書籍は二十万タイトル近く。買ったものは書籍なら二百冊程度まで端末内に保存でき、誤って消してしまっても無料で再入手できる。
 平均的な単行本よりも軽い二百九十二グラムで、持ち歩くのも苦にならない。画面には本物の本のページそっくりの字体、レイアウト、質感で文章や写真が表示される。途中で電源を切っても同じ場所から再開できる。

 わっ、これはいいなあ、という思いです。私は一年間に雑誌や絵本を含めて300冊の本を読んでいます。読むのは電車の中です。でも、電車の中で、ちゃんと2冊用意していたのに、読み終わってしまい、困ることがあります。ほぼ、図書館の本も多いので、文庫本というわけでもないので、せいぜい2冊までしか持てません。
 でもこのキンドルならいいではないですか。「将来は絶版となったものを含めあらゆる本をキンドル上で読めるようにしていきたい」ということですから、これも早くこの日本でも発売してほしいな。
 いえ、この日本はまだまったく未知とも言っていい状態ですが、ハードは発売されれば、各ソフト、すなわち本のほうも対応するものが増えてくると思うのです。
 それに今の作家なら、ほぼみなパソコンで入力しているでしょうから(なるべくワープロでなく、テキストのみの入力にしてほしいな。いえ、ワープロでもテキストに変換するのは簡単です。私はワープロが嫌いなだけです)、すぐに対応できます。

 ただ、問題は、昔の本ですね。私は、周の漢詩入門「曹丕『芙蓉池』」 で次のように書いていました。

 でもその頃読んだ本は、戦後できた2期国立大学の埼玉大学では、私が始めて読んだ本で(あの頃はそういうことが判るのです)、その後も今に至っても誰も読んでいないだろうという本です。

 この本は橘撲(たちばなしらき)の道教に関する本です。「橘撲全集(みすゞ書房)」にも入っていなかったと思うのですね。ああいう本は、テキスト化がされていないのですから、どうしたらいいのかなあ? 私は手に持っているわけではないし………。

 とにかく、嬉しいニュースです。

続きを読む

07251487.jpg

雑誌名 週刊アスキー通巻629号 2007-03-20
発行所 アスキー
定 価 330円
発行日 2007年3月20日発行
読了日 2007年3月6日

「なんでも使用レポートパソコンが好きだ!!」のサエキけんぞうさんの記事で私は考え込んでしまいました。私は積極的にパソコンを使ってきました。だが、昔から日々読書することは、みな電車の中で本を広げるということはまったくこの数十年変わらない姿勢でした。電子ブックなるものが、いくら発達しても、私はこの姿勢はやめられないだろうな、と思っていました。でも、次を読んだときに、私は実にその私の気持が大きくゆらいだのです。

 本も持ち歩くことの大変さを考えれば、その利便性は明白です。例えばシェイクスピアの研究をしたい人にとっては、それら全部が文庫本一冊にサイズに収まってしまえば、そうとうな機動力といえましょう。

 えっ!と驚きです。私はシェイクスピアは全作品持っていて、ほぼ全部読んでいます。そしてときどき何かのときに、読み直しています。でも、こんなサイズですべてが入ってしまうならば、実にこれはありがたいことです。ゲーテ全作品や、ドストエフスキーの全作品が、こうしてすぐに手に持って読めるのなら、これほど嬉しいことはありません。藤沢周平の全作品もこうなれば、私にはどんなに嬉しいことでしょうか。
 そんな時代が、いますぐそこに迫っているのですね。昨日ある古書店で本を探していたのですが、もうインターネット上で探して、それでダウンロードできて、電子ブックで読めれば、これが一番いいなあ、と切実に思いました。

↑このページのトップヘ