1211200612112007 この津田玄蕃はやはり気の毒に思います。なんかこの玄蕃のいうことには、私も涙を流す思いです。
 だが加倉井隼人には、この玄蕃にはやってもらいたいことがあるのです。
 隼人はこう想像します。

 なにはともあれ、あの的矢六兵衛の同僚である。・・・・・・。・・・このバカバカしいくらいの実直さは、六兵衛の気性に一脈通ずるとも思える。かつては気の合うお仲間であったやもしれぬ。12112008

 なんとか、そうであって欲しいです。でも、隼人が

 気の毒だが上野のお山に上がってもらうほかない。

と思うのを聞いて、「なんか冷たいな」と思いましたが、それは私たちがその後の彰義隊の惨めな壊滅を知っているからです。ここで私は靖国神社の大村益次郎像を思い出していました。だからこの時点では隼人にはその後のことは分からないのです。
 でも最後に12112001

 若党と中間どもは、いっそう声を絞って泣いた。

というところで、私もここで泣きました。