昨日１６日に、私はクライアントの九段下の会社に急いでいました。午後１時の約束でした。
私はいつも必ず 駅前探検倶楽部 であらかじめ調べていきますので、ちょうど１２時２７分の南北線王子駅に乗ればちょうどよいのです。
でも北本通りに出ましたら、私のよく馴染んでいる歌が聞こえてきました。右翼の宣伝カーが大きく軍歌を流して走っています。
私は最初は、「青年日本の歌」かな、と思いましたが、次のフレーズです。
わが大君に召されたる
生命はえある朝ぼらけ
たたへて送る一億の
歡呼は高く天を衝く
いざ征け つわもの日本男兒
ああ、これも私の好きな歌である「出征兵士を送る歌」です。
なんだか、この宣伝カーに合わせて私は口ずさんで歩いてしまいました。
そして、
大磐石のこの備え
いざ征け つわもの日本男兒
あゝ萬世の大君に
水漬き草むす忠烈の
誓致さん秋到る
「いいなあ、『大磐石の』なんて、君が代だなあ」なんて思っているうちに、南北線の地下鉄に入るのを忘れ、ＪＲの王子駅のほうまで歩いていました。
それであわてて気がついて、地下鉄駅に走り込みましたが、２７分には乗れず、次の電車になってしまいました（もちろん、ケータイメールで、１時４分くらいになると連絡しました）。
でもでも、また思い出しました。その前１４日に私は新江古田に向かっていました。最初はＪＲを使っていきますから、午前１０時ごろ王子駅に入ればいいのです。
王子駅前で、とても感じのいい女性とすれ違いました。でもその彼女を振り返って、それでまた私は、駅に向かいました。なにしろ、「駅前探検倶楽部」ですと、いつもぎりぎりの時間で行動してしまうので、余裕がないのです。
でもでも、このごろ「駅前探検倶楽部」に頼りっきりですが、もう少し行く先の駅に約束の１０分くらい前に着くように設定しないと駄目ですね。ちょうどの約束時間に設定すると、何かがあったとき（そして必ず何かある、起きる）、約束に遅れてしまいます。
そんな、いわばどうでもいいようなことを自分に確認しました。