12102813 この長大なる歴史書を少しでも書こうと思いまして、こうして最初の三皇五帝を書くのですが、司馬遷はあまりに神話としてしか思えない三皇は書かないで、この五帝の黄帝から書くのです。しかも神としての要素も強かったであろうこの黄帝をあくまで人間として描いていきます。
 そのことが私には、この司馬遷の魅力であり、彼の書いた『史記』の大きな魅力なのです。
 この黄帝は老荘すなわち老子荘子と並んで、黄老(こうろう)と呼ばれ中国の三大宗教の一つである道教の神(神といっていいのかな?)となります。しかし私には道教というのが、どうしても分からないし、そのたびにこの「司馬遷『史記』」に立ち返っています。
 黄帝は名を軒轅(けんえん)と言います。おそらく黄帝は皇帝からつけた名前なのでしょうね。三皇の最後の神である神農(初めて農業を始めたという)氏のあと、帝王になります。
 この黄帝はまず神農氏の最後の皇帝である炎帝を阪泉の野で戦い勝ち、次に蚩尤(しゆう)という一番凶暴な諸侯の一人を戦い勝利して殺します。これで天下が統一されたのでしょう。
 黄帝には25人の男子があったといいます。だから奥さんが何人もいたのでしょうね。 私には黄帝はいつも人間の歴史で最初に出てくると思っている人です。