4acc62b9.jpg

 私は蜘蛛業の「ニュースさとう」でキンドルのことを書きました。

 「出版界の黒船」って、そういう表現もあるんだ

 でも、私がこれを書いたのは、これに書いている著者の考えとは違うと思っています。このマンガの最初のコマには、

 わー
  なんだアレー
 わー
 わー
  なんだー
 わー

とあります。現代日本に伝えられたアメリカのキンドルの出現をこう表現しているわけです。
 でもでも、私が思うのには、キンドルの出現は、日本にはデジタル出版がいよいよ、「キンドル」というデジタル書籍で米国では現実になったというだけで、この日本はまだ違うと思っているのです。だから日本の出版界はまだよく理解できているとはいえないのです。
 江戸幕末の黒船の来訪の前には、ロシア船の北海道他への来訪が何回もありました。隣国の大国である中国の清が阿片戦争で負けたこと、オランダの日本への「開国すべきだ」という忠告もありました。でもでも我が国はそれらを一切無視してきたのです。
 それで突如江戸にすくそばの浦賀にペリーの黒船の出現となったのです。
 デジタル機器はもう日本でもいくつものものがあります。でも書籍(あるいは新聞)というものを簡単に安価に見られる機器の出現に今の日本の出版界が頭を抱えているのです。
 ペリーの来訪のあと、我が日本は、開国だ、攘夷だ、そして尊皇だ、尊王攘夷だ、公武合体だ、倒幕だ、と実に慌ただしいことになりました。だが今回、焦っているのは出版界だけなのです。
 私たちは、あの明治維新のときとは違って、「そんなの早く日本語化したキンドル(等)を作れよ」と言っているだけです。
「わー」と騒いでいるのは、出版界だけです。私たちは、いいことはすみやかに出現してほしいと、ただ思っているだけのことです。

続きを読む