JIN(仁) 第12巻 (ジャンプコミックスデラックス)
JIN(仁) 第12巻 (ジャンプコミックスデラックス)
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 この巻で、仁は自分の祖先に嫁ぐであろうお初という少女に出会います。もうここらへんのことは、実は南方仁の思いも、読んでいる私たちにも明確には理解できないことです。

書 名 JIN−仁−第12巻
著 者 村上もとか
発行所 集英社
定 価 530円
発行日 2008年8月9日第1刷発行
読了日 2009年11月5日

 この単行本の裏面にある解説です。

 仁が不思議な縁を感じた少女・お初が、転落事故で重傷を負ってしまう!仁と咲は輸出法をも導入して彼女を助けようとするが、一縷位の希望が見えたその時、何と仁の身体がタイムパラドックスで消滅しかける!仁、そしてお初の運命は!? 衝撃と感涙の「蜃の章」収録!!

 扉にある著者の書いていることです。

 今年に入っていくつかの悲しい訃報が続きました。特に自分よりずっと若い編集者や作家の死は、生まれた以上は必ず死なねばならぬのが当然だとしても、どうにもやるせない理不尽な思いが中々、心を去りませんでした。
 平均寿命が現代人の半分くらいで子供の死亡率も大変高かったという江戸時代の人々は愛しい人の死をどのように受け止めて生き抜いていたのだろうと想像してみます。そして思い至ったことは、人が物語を紡ぎ出さずにいられないのは、生きる喜びや死への恐れや悲しみが根本にあるだろうということでした。「仁」を通して生と死のドラマをより深く描いていこうと思います。

 しかし、シーボルトの娘のいねに会うととは、もう私は感動しきりです。こんな出会いがあるとは、ただただ私は驚きかつ感激しています。
 ただお初が出てきて、仁が消えてしまう現象があるのですが、実は私はそこは全然判りません。いえ、物語の展開そのものが判らないのです。私はたぶん、阿呆なのですね。